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製作ノート(47) 明日から合同稽古

劇団衛星プロデューサーの植村です。
いよいよ明日は、韓国からのゲストが来日。合同稽古が始まります。
・・本当に始まるんだなあと思うと不思議な気持ちです。どのような創作ができるだろうか、どのような日々を過ごせるだろうか。

『珠光の庵』の韓国公演がしたい、韓国語版を創りたい、と思い続け、昨年度末に、さてやるぞ!と思い立ったはいいものの、実現にはたくさんの課題がありました。

まずは財源をどうするかということ。劇団の財政状況もあって、実現できるか危ぶまれながらの進行でしたが、私自身は、何としてもこの公演を実現させるぞ!と思っていました。

また、ご協力をお願いしたものの、韓国や中国関連は困難であると言われたこともありました。ちょうど、日本と韓国との難しい問題が表面化したタイミングもあり、不安に感じることもなかったと言えば、嘘になります。
そういう中だからこそこのような演劇をやることは素晴らしいと言ってくださった方もありました。私にそんなたいそうな思いがあるわけでもなかったのですが、とにかく本気で、この作品を創りたい/上演したいと思ってきました。

信じるものは救われる・・!

ご支援・ご協力いただいた皆様と、楽しんで参加してくれる韓国と日本の仲間たちのおかげで、今、創作を進めています。

私が、初めてソウルへ行った2014年から、5年とちょっと。たまたま韓国語の勉強を始めてから(公演のためにというつもりは全くなかったけど)、6年弱が経ちました。

九州各地での上演の際にもコーディネート協力いただいていた、kitaya505の北村さんに紹介いただき、初めて、ウンミさんとお会いしたのが、2019年3月。それから出演していただく俳優さんを紹介いただき、5月にソウルで、彼らと会いしました。秋に再びソウルへ行く機会を経て、俳優さん達やウンミと会って、別れる時「次に会うのは日本ですねー」と言っていたのが、昨日のことのようです。

随分長いこと準備をしてきたようにも思いますが(と言いつつ、振り返ってみれば、具体的に始めてからはたったの一年だったのですが)、もう明日から始まります。
まずはここまできた。ようやく始まった。

いい作品を創りたいと思います。
そしてそれを、皆様に観て欲しいと思います。

2020年1月26日
劇団衛星プロデューサー 植村純子


劇団衛星『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語版
2020年2月8日〜11日 会場:KAIKA
●公演情報 http://ow.ly/MROZ30q3Scc
●チケット発売中 https://dbf.jp/fueki/kaika/200208/
●応援福袋も販売 http://www.jukou.info/fukubukuro.html

※チケット残席状況
現在のところ、9日(土)14時、11日(火/祝)14時のステージが残り少なくなってきました。各回30席限定ですので、ご希望のステージはお早めにお申し込みいただければ・・と思います。お待ちしております。

劇団衛星の活動継続と公演の実現に向けて、みなさんのサポートを、ありがたく受け取っております。応援ありがとうございます。