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年末年始の思い出



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テーブルの上にあった、おみやげのチョコレート


を7~8個たべて寝てたら、みぞおちのへんがどんどんどんどん膨らんでいく感じになり、うつぶせでもあおむけでも横寝でも無理、を一時間くらいやったあとに生まれて初めての119番をする。生まれて初めての救急車に乗る。

3階まで来てくれた救急隊員のうちのひとりが小学校と中学で一緒だったナカザトくんで、「飲⤵んではいないよ」「もち↓ろん覚えてるさ、」なんかを返しながら自分は、本当に助けてほしいとき訛るんだなと思った。寝ながら乗らないと分からないけど、救急車は揺れる。



担架で家から運ばれるとき、「保険証を持っていく」で『持っていく』の部門をクリアーしたつもりになってたけど着いてみたら上着してないし、眼鏡も無いしでガタガタ震えながら誰の顔もちゃんと見えなかった。寒くないようにかける布はピンク色。を2枚。忘年会から帰ったらテーブルの上にげろ、でびっくりしてるはずの母さんに電話してタクシーで迎えにきてもらって(なんと、5分くらい「今日はもう遅いから・・」の感じで応対される)9000円。タクシーの往復で3000円。千葉に帰るまえにATMからおろしてきて返さないといけない。自分も東京で仕事してるときピロロ菌で大変だったけど薬飲んだら治ったよ、と運転手のおじさんに言われる。

吐いたテーブルで年越しそば。その前の昼はすき焼き。たぶん急性腸炎とのこと。「白血球がだいたい100個増⤵えていますねぇ」白血球とか言われると0からの100、で怖いです。

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一万でも一万千個でもいいけど白血球ってちょうど、の数なものなのか。夜まであんまり動かないで過ごす。abemaTVでやってたフリースタイルダンジョンを全部みる。最後のサイファーまでわりとパキッとしなかった。最後のサイファーが体が動くくらい良かった。椎名林檎見逃してたっぽくてもったいない。紅白で一度も椎名林檎見たことない。たしかに相葉くんの「ここでニュース読めばいいんじゃないですか?」はすごかった。

千葉の図書館から借りてきた「我が父 塚本邦雄」を30日の夕方2時間くらいと、この日の夜の3時間くらいを使って読んで、一年の終わりにこれはめちゃくちゃおもしろい短歌関連本だった。「どのタランティーノが好きか」問題、ほどは賛同を得られないだろうけど「どの塚本が好きか」問題みたいなのもあって、穂村さん絡みでの塚本さん(「シンジケート」栞文とか)、まだ本にはなってないけど『徒然懐旧譚』の塚本さん、そしてこの『我が父 塚本邦雄』の塚本さん、が自分にとっての塚本さんかなぁと考えを固めた。でもなんかこれを、見えるようなところで言ったり、は憚られるような気配もありますね。なのでここに。

パルプフィクションとかレザボアドッグスとかっすかね、に「アー」って言われるタランティーノ好きな人って苦しいだろうなと思う。わりとそんなんで僕はいい。ナメック星編からは考えられないくらいの雑に扱われてる最近のフリーザが好きだ。歌人の大喜利ツイートむごい

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この日何してたか。「百円の恋」と「ストレイト・アウタ・コンプトン」のドキュメント版みたいなのと「LUCY」借りて、「百円の恋」から観る。男なので安藤サクラじゃないところに目がいく。

コンビニとコンビニ店長の数は同じ 五万五千六百九十五個

出る場面ぜんぶカップヌードル食ってんなこいつ、とか、「ブス!」って言うシーンの「ブス!」がこういう場面で言われるだいたいの「ブス!」の回数より何回か多いよなとか、流れてる映像の向こうにこれ、でふざけてる誰か、が見える感じあって爽快だった。このなかの誰にもなりたくない、みたいな場面の多い、終わってる登場人物がブツ、ブツ、って現れる映像群のラストで流れる尾崎世界観のあの声で、誰かにとっての本気、ってのはこういった「ふざけて見える」のゾーンをそれでも突き抜けたところにあるのかな、を一瞬で思わせてくれるって点だけでも、この起用はすごいんだなあと思った。観たあとスナック菓子と揚げ物がキツくなる映画。

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空港の跡地近くにそば屋さんができてるとのことで食べてから、ばあちゃんのいるデイサービスへ。ベッドのところの壁に貼ったカレンダーが何回やっても傾く。


最中にまた、あの「どんどんどんどん」が腹を膨らまして来たら終わりじゃないか、と三日間ジョギングが怖かったんですけどそうも言ってられないので夜飲み屋街~サザンゲートブリッジ~ のルートで6キロくらい走る。二日後に成人式の人たちが飲んで1軒目終わって歩道に出てるくらいの時間帯?

町ぜんたいがえっろい空気で、吸ってて、楽しくなる。毎年やろうと思う。8歳下か。

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「ストレイト・アウタ・コンプトン」のドキュメント版みたいなのを観て(あんまり)、5月くらいからちょびちょび読んでた『結婚式のメンバー』をようやく読み終えた。生まれてから3個目くらいに翻訳の小説読めてうれしかった。いいところで終わる。急に一人死んだ。

ここ、親 横にいるのにめっちゃ笑った


思うことあってけっこうのアカウントの人のフォローと被フォローを外さしてもらう。こっちは変わらず話していけるし好きな人も多いけど、向こうはそうでもなくて、あんまり今後にこにこしたりしてくれなくなったらどうしようとかはあるけど、ちょっともうそういうことでもないのかなあ、って。

たとえば4年前に短歌を始めたとして、5年前、の頃の自分が言ったり考えたりしてたようなことを今の自分、でもある程度言えたり考えたりできるようでなければなんかそれは「短歌」が良くない信仰と進行をあなたに強いている、状態なんだと思う。ちょっとあまりにも、見える範囲の人の言葉からx年前のその人、が見えてこなくて怖い、ことが多くなってきたってのが本音です。

短歌をする人、が歌人、になっていき、「すごいくっきりとした、歌人」になるまでの間にはぜったいに、たとえば奥村さんだったら(奥村さんを見なくなった、ってわけじゃなくてですよ)、「奥村晃作らしいことを言う、奥村晃作」の時期はくるはずなんだけど、この時期をチクイチーー俺は本当に毎日ツイッターをするのでーー見ていくのは少なくとも健康、の面で悪いと思った。らしいこと、を言えるようになっていくその人の周りには必ずそれを、承認する誰かたちがいるわけだし。「~~さんらしさ」が1年くらい前よりも濃くなった~~さん、というか。本来ならそれはいい流れのはずなんだけど、ツイッターみたいに言葉先行・次にワイワイ、みたいな場でこのメイキング、を見ていくのは繰り返しますけど健康には悪そうですよね。1階でやってる宅飲みが、2階に戻って寝ててもずっと聞こえてくる状態、ってのはあんまり。上手く言葉が並んでいかないけど、アカウントをハねた、人の基準はそういうところです。


①短歌の話ばかりをしてて

②それも「じゃれてる」の域を出てない強度のものの気がした、

③・・を連続で5回以上感じた 人をひとまずフォロー:被フォロー の距離に置くのをやめましたというような経緯です。ここを見てもらえたら言いたい感じ、は分かってもらえるんじゃないか・・と思いつつも、どうなんだろう、もっと嫌な思いをさせる場合もあるのかな。それはそのとき考えます。すいません。

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「LUCY」を観る。海外の俳優さんの、語呂がいい名前の人ってたくさんおぼえておくとちょっと良くって、会話で例えとして出したりしたときにその語呂の良さ、がこっちの出したい気の利いた感、のほとんどの補強をしてくれる効果があると思うんですね。生活しててふいに耳に入って来る言葉のなかではちょっと段違いに語呂が良いので、耳と脳を一瞬だけ「びびらされた」状態にもっていけるわけです。ドルフ・ラングレンとか。アンソニー・ホプキンスとかもですね。

スカーレット・ヨハンソンさん、って僕はこれで初めて出演作を観たと思うんですけど、もうすでに口が何度も言ったことのあるような語呂の良さ。最初らへんの、薄手のシャツに下着が透けてたりするところの「フヮ」ってなるところを経由して、でもだんだん顔が、久本雅美だったり、ラーメンズの片桐仁だったりに見えてくるという体験のある映画でした。

綺麗だったヨハンソンさんが綺麗に見えなくなっていく境い目ってのはけっこう明確で、LUCYが超頭脳人間へと変化していくところ。そっからは急激に「綺麗とか、下着透けてるとかそういうことじゃなくない?」みたいに変わっていくわけです。綺麗だ、やかわいい、という評価をその者に「下す」、ためには文字通りこの人よりも自分は優位にある、と思っている必要があるわけで、いったん自分のなかで「脳みその所持」を認めてなかったような「綺麗」や「かわいい」の者が、この世の時間やら構成元素やらを自在に操りはじめてこっちの思考力が及ばない存在に変わっていく・・と評者としての立場が揺らいでいって思えることが「下着が・・」なんかではなくなっていくのかもしれません。なんとなく、「her/世界でひとつの彼女」のラストで、こちらの理解の〈あちら側〉にいってしまった恋人、の〈あちら側〉をそこからもうちょっとだけ見せる映画のような手触りもありました。でも、振り返るとさいしょのカウボーイハットの男との会話がいちばんおもしろかったです。

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軽トラにはめずらしい初心者マーク

お母さん婦人公論読むのか

メロンパンちぎって投げてたやつ撮って帰ったんですが、いま見たらもう一匹いたんですね。

そしてみたいときには無いのが『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』。GEOにもTSUTAYAにもなし。「渚にて」「海を感じる時」「東京物語」を借りる。邦画ばっかり見てると老けそうな気がして洋画も入れとく、って気分、ないですか?