８月・洗濯機のホース外れて階下に浸水・日記

伊舎堂　仁


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おれって芸術大学の学生寮に住んでた５年間があって・たくさん失恋してて・３種類のルームシェアをしたことがあって・同棲も解消してて・一回死にかけてて・沖縄のなまりを喋りに乗せることもできるうえで売れてないんだなー

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先月の日記の最後で触れたこの人

が どうも、４連休明けに出勤しようとしたら37.7の熱があったみたいで、この日も休みで120個くらいを回収する。明日もみたい。

PCR検査の結果が出るのに２日くらいかかるらしく、それまで来ないそうだ。当日に結果が出るPCRもあるのに、ちょっと高いからケチったんですよ。　というのを最初に言い・流布（るふ）する奴、になってしまう

現場が回らない！

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夜　お酒を飲みながらBluetoothイヤホンでニューヨークチャンネルを見ていたら、ドアベルが１秒おきくらいに５回くらい鳴って、玄関に向かったら途中の廊下が水でヒタヒタになっている。

洗濯機のホースが外れてた。
ノイズキャンセル機能が完全に役に立っていた。

あるバスタオルぜんぶを使って…  拭いたあと下の部屋に降りていくと、天井からポタポタいっていて、布団が濡れてしまった、という。ほんと邪魔くさかっただろうなー…… 申し訳ない。

団地の入居のときにもらったパンフレットに電話して、作業員の人に６０分後にきてもらう。人の部屋っていつも、ちょっとクーラーが強めな気がする。浸水の保険にも入ってないので、ぜんぶ実費負担になった。

もう水は止まってるみたいなので、そこまで大げさな負担にはならないと思います…と言ってくれたけど、どうなるかはわからない。　パニックの人と喋るのに慣れている仕事だから、ではあるのだろうけど、この人が優しくてほんとうに助かった。

ちょうど、生命保険にもそろそろ入ろうかなーと考えていた夜に起きたことで、生きていくうえで「ちゃんとする」のレベルが、［アルバイトを飛ばない］とか、［恋人にえらそうにしない］のところから、【こういった諸々の保険に入る】とか、【１００００円安いからって聞いたことのないメーカーの洗濯機を買わない】みたいなレベルに上がっていたことを痛感した。というか、普通に月収そのものをあげたほうがいい。


このあと「村上朝日堂」のエッセイと「東京四次元紀行」を読む。

ぜんぶ終わって落ち着いたときの時計

フエラムネのおまけを開けたらこれだった

どうも寝つけなくて、昔の好きな人からもらったかなしい手紙と、和歌山ヒ素カレー事件のWikipediaを布団にうつぶせで読む。

それから林真須美の絵『国家と殺人』をちょっと見て、寝た。

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アツミさんが陽性だったようで、主任に「あほ」と言われていた。

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洗濯機が使えないので、コインランドリーへ行く。
コインランドリーといえば母親に電話。なので電話をすると、とある家庭の問題、に「ここで出てくるのか」と嬉しくなるようなタイミングで父親が関わってきたみたいで、そういえばお父さんがいたわ、と浸水トラブルで落ち込んでいた気持ちが晴れる。

１０分くらい話して、賠償額がけっこうかかるかもしれない、と伝えて切る。あと引っ越すかも、とも。浸水してもカバーされる保険に加入するための資料を取り寄せてるけど、適用開始までにも時間かかるから、しばらくこのコインランドリーに来ることになる。


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アツミさんがコロナの影響で、直接的に仕事が増えるポジションの青山さんがまいっていて、土曜日の休みも出勤することになった、と落ち込んでいる。夜釣りにいきたかったのに、と新しく建ててる市役所のところで言っていた。

この日は雨も降っていて、倍くらい疲れた。僕を駅に下ろしたあとも、２０件ちかくの荷物があるらしい。フエラムネをあげて励ます。

https://twitter.com/hito_genom/status/1554790867701239808?s=21&t=2qDIYScREcSZAiuWh12hDA 

おれがアダルトチルドレンなだけであることが発覚した。

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青山さんが４０℃の熱発。　
ほんとうに近くまで来ている感。今日は係長と働く。

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