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沖縄の方言を100個言えるかやる


1.プーカーボール

100円とかで売ってるやわらかい、野球ボール。

2.からばい

冬ごろに乾燥で、カサカサになった唇の状態。上くちびるがなりやすいです。

3.げんぺい

1.のプーカーボールを使って野原とかでする、1 vs 1 vs 1 vs 1 くらいでやるドッジボールみたいな遊び。何人でもできる。線とかは引かない。

4.しかさー

主に小学校〜中学校くらいの頃に使う、女子とばっかり話そうとする男子のこと。「女しかさー  」とも言う。

5.やっけーしーじゃー

やっけー=いやな
しーじゃー=先輩

から、めんどくさい先輩のこと。「〜日までに〜〜円集めれ」とか言ってくる。その学区内にいる嫌な先輩、をこういうイメージがあります。(関わりのない地域の年上の人にはいわないニュアンス)

6.チラはんざい

チラ = 顔
はんざい = 犯罪級

から、容姿があまりよくない人のこと

7.やなかーぎー

やな=嫌な

かーぎー=顔

から、容姿があまりよくない人のこと。

こちらは、親が、自分の子供とかに言うイメージ。

8.ないちゃー

沖縄の、外から来た人。観光客とか。沖縄の外にいる人。
ネガティヴなニュアンス。

9.しまないちゃー

沖縄に住んでいるのに、都会の人のようなオシャレをしたり、しゃべりかたをする人。都会にかぶれてる人、みたいな。

しまないちゃー、みたいに陰口をいわれてるひとのほうが綺麗だったり格好いい人だったりする場合が多い。

10.「あとからねー。」「あとでねー。」

道ですれちがう知り合いとかに言うあいさつ。「こんにちは」と「さようなら」が混ざったニュアンス。特に後で会う約束がなくても言う。

11.こっぱちゃー

かっちかちに固めるアイスのことを、じいちゃんばあちゃんとかが言う方言の気がする。

こう言うやつがよくいわれる。

12.りん茶

これ

をこう呼ぶ人がいた。方言じゃないかも。でも、沖縄でしか売ってないものを呼ぶ呼び方は方言かもしれない、とも。
ヤンキーが飲んでて、てろーんってなったチンペー(※13.)をトイレと階段に吐いて、先生に学年集会で怒られる。

13. チンペー

つば

14.じゅんさー

巡査  から。
二人乗りしてたらパトカーが見えたときなどに、「じゅんさ来た来た来た!」「降りれ降りれ降りれ」みたいに使う。

15.あしばー

不良。

16.かちまる

捕まる。逮捕される。

じゅんさー  と合わせて、「⚫︎⚫︎(名前)にーにー (※17.)、じゅんさにかちまった」などと言ったりする。

17.にーにー

そのコミュニティの、男の先輩。親しまれてる人が呼ばれるイメージ。
陰では「やっけーしーじゃー」でも、いる場合は「⚫︎⚫︎にーにー」とひとまず呼ばれることもある。

18.とぅがやー

のどぼとけが、とがっている人のこと。中学のときの体育の先生が言われてるのしか聞いたことないので、方言じゃないかも。

19.歯(は)〜屋(や)〜

歯医者さん。「〜〜 行ってこい」とかって親に言われるイメージ。

20.だんぱち

散髪をすること。散髪屋に行くこと。「床屋さん」は「だんぱちゃー」

21.いさとぅー

かまきり。

22.アパピヤポン

ナナフシ。

23.トゥービラー

ごきぶり。
「あいのり」が流行ってたころに出たI WISHの「明日への扉」を「明日へのとぅーびらー」と呼ぶノリがあった。

24.まやー

猫。

25.いんぐゎー

犬。悪さをする犬、野良犬などは「やないんぐゎー」みたいに言う。

26.ひーじゃー

ヤギ。

27.あふぃらー

あひる。本でしか読んだことないけど、「あふぃらーまじむん(※28)」という、夜道でこいつに両足をくぐられたら死ぬ、という言い伝えのあるアヒルのお化けがいるらしい。

28.まじむん

お化け。

29.やーるー

やもり。

30.びーちゃー

酔っ払っている人。
アルコール中毒の人。広く「お酒でだらしない状態になってる人」のことを言う。

31.うみんちゅ

漢字だと海人(うみんちゅ)。漁業従事者。けっこう知ってる人が多い理由がよくわからないくらいメジャーな方言第1位だと思う。BEGINの曲でも「島人(しまんちゅ)」なのに。

32.ぐどぅん

馬鹿者。おろかもの。おっちょこちょい。外食にいった店で、ピッチャーの水をこぼしたりすると親父にこう言われた記憶がある。

33.とぅるばってる

ダラダラとしている。
朝起きて、学校に行く準備をせずに布団に座って眠そうにしているときに親父からこう言われた記憶がある

34.でーじ

とても。
「でーじとぅるばってるさ」で、だいぶダラダラしてる、を言われ始めてるニュアンス

35.なちぶー

泣き虫。男子がいわれることが多い言葉かも。

34.ふらー

単に頭が悪い人から、仕事をせずにぶらぶらしているにーにー くらいにまで使われると思う言葉。

ぐどぅん、は感嘆語?で、ふらー、はもっと名詞的な使われ方の「ばか」かも。悪口多いな。

35.がちまやー

食い意地がはっている人。
汚い、イメージがある言葉だから、観光客向けの料理屋の名前とかになってるとけっこう違和感ある。

36.よーびらー

よーばー  とも言う。ケンカが弱い男の子、不良ぶってるけど、戦力にはならない中学生がいわれるイメージ。

37.あちれてる

熱くなっている。
ケンカが始まる前のやりとりで、不良が挑発のために言うイメージ。

「なんば、おまえ、(なんだお前は)、あちれてるば?(冷静さを失ってるのか?)」的な。

38.ば?

なの? 的なニュアンス。疑問形。方言はだんだん喋れなくなっていくけど、これはなかなか抜けない。

37.「あがっ」

どこかに体の一部をぶつけたときにでる、「痛い」を表現することば。たぶん一生抜けない方言。生理に根ざしてるからか。

38.やーちゅー

やけどをさせる、行為のこと。言うことを聞かないこどもに、親戚とかが言ってた記憶。線香の先っぽとかでしてくるイメージ。されたことはないけど。こんな怖すぎる行為に方言があることが怖すぎる。

39.にけちゃー

にけつ(二人乗り)は言う地域あるから、これもどうなのか微妙だけど。二人乗りをしている人たち、みたいなニュアンス。

40.ちゃーびらたん

ごめんください。かなりの年齢のおじいさんが、家にきたときに玄関で大声で言ってたイメージ。

41.はじかさー

恥ずかしがり屋の人のこと。
「はじかさーはじかさーしてる」となぜか2回言うことで、「照れてる」ことを言う。お年玉を親戚からもらったのに、ありがとうを言わないでもじもじしてる状態などに横から親に言われたイメージ。

42.待ちかんてぃー

待ちぼうけをくらっていること。

43.はるさー

畑で働いている人。
うみんちゅ、とはるさー。

44.じんぶん

賢さ。または、賢いひとのこと。
「あれ(人の名前)は、じんぶんが足りてない」などと否定的な場面や、すごい大学にいった親戚の子のことを「あれは 昔からじんぶんがあったから」と言ったりする場面できいたりする。

45.くるさー

殺す人。例文が浮かばないけど、友だちが言ってた。頭おかしくて、犬とかを殺したりするやばい先輩のことを「犬くるさー」とかって言ってた。

46.ちく

殴る。「おわっ」「ちら ちかりんど」で「おい」「顔面を殴るぞ」になる。

47.へんなー

単語としてはそのまま「変な」なんだけど、会話で使うときは「〜な空気」と、気まずさ、の意味がくわわってくる方言。
飲み会のお店の、近くの席に前 付き合った人がいたりして、目があったり二言三言話す時間があったりしたことを「へんなーだったさ〜」などと友だちに話したりする。

48.ちけてる

かっこうつけている。かっこうつけている人のこと。

49.いっかち

一口。ジュースを飲んでる人やアイスを食べてる人などに「いっかち(ひとくち)ちょうだい」と言ってペットボトルをもらったり、噛み付いたりする。

成人すると言わなくなる。学生のやりとりの言葉って感じ

50.ちんぱる

指二本で、つねること。二の腕など。


51.くすまやー  

大便をもらした者。
小学生じゃなくなって19年も経つのに、この言葉ですぐ、小学校の教室で使ってた椅子のおしりを置くところを思い出す。

52.「あんな言わんさ」

意味的には、「そういうふうには言ってはいけないよー。」
使われるときのニュアンスとしては、これの前に「えっ、」みたいな、発話者の「おまえ、そこまで言うの?」というかの驚きも乗ってくる感じ。

で、「さすがに」的にたしなめる。みたいな。なので、けっこう序盤では出てこない注意のセリフって感じ。

例えばAさんが、Bさんに愚痴を言っている。

「だいぶ前に貸したお金も返さないくせに、しょっちゅう飲み歩いてる」し、「その飲み会の写真Facebookにあげてたりするから、いらついてくるさー」「頭悪いと思う、」「自分も別にお金に余裕あるわけじゃないから早く返してほしいのによー」みたいに別の知人についての話だとして、これくらいの段階ではまだギリギリ黙ってたBさんも、Aさんが、

「あれに育てられる××ちゃんがかわいそう」
「ぜったいロクな人間にならんはず」

と言ったらBさんの「あんな言わんさ」が発動する、という感じ。

ゆるされてる範囲、から悪口が「さすがに」はみだしたとき、に出るたしなめのセリフ。もうちょっと年配の人とか、やさしい人だと「あんなやって言わんよー」みたいになるイメージ

53.ぱなたりむん

太っている者。

裏のなになに伯父さんの家に野菜届けてきなさい、って初対面のおじーの家におつかいに行かされたあと、なになに伯父さんから「昼にぱなたりむんが来ていたけど、あれはお前の孫かー」みたいに婆ちゃんが僕のことを質問されていたらしい

54.いばやー

いばってる人。態度がでかい人。話してるあいだ、なんか見下されてる気持ちになってくる人。

今後たぶん、何かにつけ「あの人は、いばやーだから」みたいに思われ続ける…評価が変わらないくらいの、強い規定の言葉の感じ。

55.にたじぃ

にやにやしている顔の状態。そういう状態なことが多い人。
みんなでドライブ中とかに、「今、でーじ(とても)にたじぃ歩いてんかった?」みたいに道の他人をいう、くらいの遠さの人にかける、容赦ない言葉って感じ。(友達同士で言われる時も、けっこう辛辣なニュアンス)

56.はーもー

前歯がない人。

57.びんた

髪の、もみあげの部分。

生徒指導の先生に「おまえ、明日までにびんたー 切ってこいよ」みたいに、「長くて鬱陶しいから取り除け」みたいなネガティブなニュアンスで出てくる、呼び方って感じ。

だから「格好いいびんたしてるねー」とかは言わない。

58.がんまり

いたずら。わるふざけ。

「がんまりーで自転車隠す」みたいな、そのままの意味として使われることもあれば、相手が思いどおりに動いてくれなかったり、頼んだことと違う結果が訪れたとき、自分の命令に対してグダグダした動きをとっている最中などに、声を荒げて「おわ、がんまりかお前!」みたいに言ったりする

59.さに

精液。言ったことはないです

60.のりひん  

ちくしょう! みたいな場面で使うお年寄りがたまにいる。そこまで一般的じゃないかも。
よく遊びにいってたヨギくんのおばあちゃんが、床におぼん落としたときとかに「のりひん」と叫んでいた

61.たっくゎーす

62.ばんみかす

63.むるぐるす

意味的にはぜんぶ「ある相手に暴力をくわえる」で、下に向かうほど暴力の度合いが激しくなる印象。個人的には、あんまり殺意がこもってない、一時的な暴力=「たっくゎーす」、今ままでずっと憎んでた相手に〈目に物言わす〉=「ばんみかす」、何回も何回も「ばんみかして」きたのに改善されない相手を徹底的にやる=「むるぐるす」のイメージ。

64.めーごーさー

げんこつ。「はい、後で先生にめーごーさー」みたいなときいっぱい聞いた。  

65.しーばい

尿。または尿意。車で移動しながらずっと我慢してて、目的地に着いたときに股間を両手でおさえながら「しーばい、しーばい」みたいに走っていくおじさんの動作もセットなイメージ。

66.いいばぁ

直接 注意や禁止を受けていないのをいいことに、〜〜をする、人をたしなめるときに使われてたイメージ。

自分の中では「知らんぱー」とゾーンがかぶってる方言。「いつも女子が真面目に掃除してるのを、いいばーって男子は先に帰る」みたいな挟まり方で言われる  

そういう行為を指す言葉であり、その行為者を「いいばぁ」っていう音の気持ち悪さ、でもって悪者寄りに戯画化する効果をあげてる。これを言われてる人が、そうとうずるいしだらしない感じに想像できる。

67.じんもちゃー

お金持ち。じん=金。  

68.「じんもっちょん?」

「おまえ、お金持ってるか?」

カツアゲしてくる上級生の感じ。  

69.だー

ほら。ほぼほぼ「貸してみー(わたしにやらせてごらんなさい)」と続く言葉の感じ。硬くてあかないジャムの瓶の蓋にてこずってたら、お父さんとかが横から言ってくる  

70.よんなーよんなー

ゆっくりゆっくり。「よんなーよんなーでいいよー」みたいな、
焦るな、マイペースでいこう、みたいなふうなときに言われるイメージ。

71.ぶがりなおし  

仕事や行事ごとのあとにする、打ち上げ。「疲れ直し」という言葉が語源みたいで、疲れ+直す という考え方じたいはまだ自分の中に入ってこない。

72.ばなぱんびん  

こういうお菓子。ちょっとだけしょっぱい。おいしい。

73.くーがーしー

法事とかで出るこういう砂糖菓子。標準語では「落雁」というらしい、を知ったときはこれに標準語あるのか!となんか嬉しくなった。

74.がにー

ケチな人。  

75.オランダー

めちゃくちゃ年配の人が使う、背の高い若者に出くわしたときに言う感じ。
「あんたオランダーだねー」みたいな。
方言かどうかちょっと微妙。

自分のお婆ちゃんは、家に連れてきたハンサムな友達のことは「あんたつまぶきー(妻夫木)だねぇ」と言ってたことがあったけどこれはもう完全に違うと思う。  

短歌の人だと、寺井さんは絶対に地元連れて行ったら「あんたオランダーだね!」と言われると思う。

76.しらんぱぁ

知らんぷり。知らんぷりをして、なにかを進める人。

祭りとかに車で来て、駐車場がないとき「知らんぱーして銀行に停めればいいちゃう」みたいにいう。

77.ちばりよー

がんばれ。

県外の人がけっこう言うようになってから、自分たち周りでは聞かなくなった気がする方言。いまは県外の人も別に言ってない。言葉の流行りってのは不思議なものがある。新聞見出しとかにはときどき現れる。

78.10円みー

何故か10円にだけ「みー」をつけるおじさんがいる。「100円みー」とは言わない。10円みー。公衆電話のまえとかで、電話をかけたい人が近くにいる人に「だー、10円みー出してみ」みたいにいうイメージ。

79.ぴーかじゃー

おならのにおい。ぴー=おなら、かじゃー=におい。

車とか、締め切った部屋でおならをすると「おまえ、ぴーかじゃー!」「ありえん」みたいに怒られる。

80.うっさー♪ ほっさー♪ 心臓発作ー

嘘さー!=うっさー なんだけど、なんか嘘つくボケをしたあとに「うっさー♪」って言ったら他のやつが「ほっさー♪」って言って、そのあと声を揃えて「心、臓、発作ー」というノリが小学校のときあった  

81.いんちきかんちきフライドチキンお風呂に入ってアッチッチ  

「いんちき」の意味は標準語と同じ。

ひとりだけが何か良い目にあったことの報告を受けたとき、周りがはやしたてるときのメロディー。ノリ。

いんちき-かんちき-フライドチキン/お風呂に入ってアッチッチ  

みたいに切って言う。

放課後に先生の手伝いで土を集めたり、プランター運んだりしてたらガーナチョコレートとかをもらった、こととかは「対価」なので♪いんちき〜 は発動しない。

千円もらった、とかだと
いんちきかんちきフライドチキン
お風呂に入ってあっちっち
と言いたくなる

82.ちゅーばー

何かに秀でている者。「あれは、ちゅーばーやっさー(すごいやつだよ)」みたいに年配の人が、年下を褒めるときに言う感じ。年上だとしたら、面識のない、テレビに出てる人とか、よその学校のバスケが上手い人とかに言う感じじゃないと、年下から年上本人に「ちゅーばー」って言ったらもしかしたら怒られるかもしれない。

小学校のときからの友だちが、強童(ちゅーばー)というダンスチームを結成している。がんがんステージとかやってるらしい。

83.なんぎしてる

なんぎ=難儀 で、意味としては同じ。でも、沖縄でてからあんまり聞かない言い回しな気がする。

大変なこと。労多くして得るところの少ない、動きをこう呼ぶ気がする。

前の、楽な部署から、気苦労の多い新しい配属先で働きだした人が、かつての同僚と久々に喋るときに「みんな気難しい人ばっかりでよー、たーだ(ひたすら)なんぎがしてるよー」みたいに嘆く感じ。

84.ふーじー

そいつはそいつのことを、あんまりイケメンとは思ってないんだなー、って感じるような言い方で、友だちが気に食わない上級生を「イケメンふーじーして回ってる(幅をきかしている)」と言っていたので、ふーじー=なになに風(ふう)、みたいな事か。

85.「どんなかー」

正月・お盆・お葬式・法事で集まった親戚の家の座敷で、畳に座りながらのこのセリフを何百回しんせきのおじさんから言われたかわからないくらいの言い方。?はつけてないけど、疑問形の言葉。問いかけ。これ言われたらこっちが喋るターン。

「(久しぶりだなー、最近は)どんなかー?」みたいなニュアンスが乗ってて、あんまりネガティブな回答は期待されてないかんじ。「学校でいじめられてるさー」とか、「離婚しました」とかはこういうとき言わない。で、「どんなかー」のおじさんも、「どんなかー」は、会ってないあいだに悪いニュースはたぶん起きてなさそうな相手にしか言ってこない。あんなに言われまくってたのに、そのとき自分がなんて答えてたのかが一例でさえもまったく思い出せないの怖すぎる。

「まぁまぁだよー」みたいに返してたのかも。そう考えると、関西の「もうかりまっかー」みたいなことなのか。ぼちぼちでんなー。「もうかりまっか」なんていう人いるのかわからないけど。

これをいうのはだいたい、たまに会うくらいの伯父さん叔母さんなので、こないだのお盆に父親にこれを言われたとき、なんかへんな感動があった。

86.〜人みたいになってる

「おれ、なんか嫌な人みたいになってる」とかの「人みたいになってる」と意味は全く同じなんだけど、沖縄でてからあんまり聞かない言い回しになったかも。

昔 県内の何かの新聞の4コマを読んでたら、

「今日もう一枚着てでかけないと寒いかなー」

「まぁいいか、大丈夫だろ」→そのまま出かける

「あいっ、でーじ(とても)寒くなってきた」

「(ガタガタ震えながら)服持ってない人みたいになってるさー」

というものがあって、めちゃくちゃニュアンスだけで伝えてきててすごいなと思った。

この、「服持ってない人みたいになってる」の感じが伝わったら嬉しいと思う。

87.わじわじー

いらいらすること。この言葉単独で、〈いらいらしていっている〉、みたいな、じわじわ上がっていく、進行形のニュアンスが含まれてる気がする。

88.おもっさんくない

おもしろくない。
動きの笑いとか、誰かがひどい目にあったとかじゃない、ちょっと考えんといけん…みたいなおもしろに、ヤンキーノリの人がすぐこれを言う気がする。

89.ばっぺーた

まちがえる。まちがえた。
ばっぺーた! みたいに、間違えた瞬間、に言ったりする。野球のバッターボックスで、ボール球にバットを振ってしまったときとかに言ってた感じが浮かぶ。

90.どぅまんぎる

驚いた。でーじ どぅまんぎた、で「めちゃくちゃ驚いた」。あれとあれが結婚するとはなー、級の。

91.「うりさっさい!」

ばっぺーた のちょうど逆くらいの意味な気がする。上手くいった、瞬間に叫ぶ喝采の台詞。単純に上手く行った、ことだけじゃなく、「考えや決断が的中した」「俺、すごい」みたいなニュアンスが含まってる気がする。

ビー玉にビー玉を転がして当てる遊びで、当たったときこれを言ってる友だちがいた。

92.「じゅんにな!?」

93.「ゆくしーよ」「ゆくさーよ!」

どっちもそれぞれ、「本当になっ!?」と、「うそだろっ?」みたいな意味で、会話で出てくるときの機能はほとんど一緒…なんだけど、「ゆくさーよ!」って言われたときのほうが攻撃を受けた、ような気持ちになる
このへんも標準語と一緒か

94.あしばー

不良。ヤンキー。「遊び」を「あしび」と言ったりするので、そこにerが付いて「遊び人」「世間をちょっと外れてる人」の「あしばー」になったのかも。

95.さんぴらー

あしばー(不良)と比較するとちょっと弱め、のいきがってる人。柄シャツ着てる人、がなんでか浮かぶ。「チンピラ」とも近いのかも。尊敬はされてない。「あしばー」はまだ、「あの人は、あしばーだから」みたいに一目だったり、なにかの免除だったりを置かれてたりするもんなんだけど。「さんぴらー」は絶対負。

注意が必要なのは、こういうのを書いたり覚えたりしてるようなやつと比べれば充分に腕力を行使してくるタイプの人間なのだということ。腕力行使経験のないようなひとと比べるとぜんぜん強い人である、ということは強調しておきたい。

あしばーが「あれはさんぴらーだから」みたいに言うノリを鵜呑みにしすぎて、ちょっとおちょくった態度をとってるとボコボコにしたりしてくるのが「さんぴらー」。二回くらいあるし、「あしばー」にボコボコにされたときと比べて、「さんぴらー」に殴られても、あんまり誰も心配も同情もしてくれない。

96.がじゃん

蚊。「♪がじゃんがじゃんがじゃんがじゃんがじゃんがじゃんががじゃん」「僕はがじゃんに♪勝〜ちました〜♪」という歌を、同じ島の高校の先生が作ったら、イメージV付きでケーブルテレビで流されたことがある。どっかにあったらみたい。

がじゃんを殺した時も「うりさっさい」を言う。

97.あばさー

ハリセンボン。「まーす(塩)煮」するとおいしいらしい

98.あらい

意味は「荒い」とまったく一緒なんだけど、もっと会話の、リアクションの言葉として頻繁に出てくるイメージ。

「マジあらい。そんなことする?」みたいな。「嘘あらい」とか。これは「嘘をつきすぎてる」状態。

ドライブ途中、あいつうるさいしサービスエリアに置いていかん?くらいのこと言ったら&しようとしたら、誰かには「あらい」って言われるかな。くらいの  

99.よーちゃー

幼稚な人。幼稚なことで喜んでる人。
「喜んでる」をからかう、ほうに比重がある言葉かもしれない。資質としての、幼稚さ、単体でからかったりはしないというか。大人になってもドラゴンボールを100%で楽しんでても「ようちゃー」ではないけど、ノリでかめはめ波!みたいにこっちに撃ってくるノリとかをしたらその人は「ようちゃー」。

100.どぅしぐゎー

友達。僕は友達のことをこう呼んだことはなくて、過去振り返ったときに「どぅしぐわー」を言ってたような人は、ちょっと自己劇化の傾向があるというか、もろにホモソーシャルなノリを疑ってない人だった、かんじ。酒量も多い。

「おまえのどぅしーだろー?」みたいに縮めて、言われることもある。

↑この場合だと、「助けてあげれやー」みたいな言葉や場面が続くかんじ。


言えた!ありがとうございました