のだが

駐輪場のとちゅうほどで、すわりながら子どもが泣いている。暑い。そのことを責める母親も隣で立っていて、こ~れは~~、▲▲が貼っていいシールじゃなぁいの~~と言っている。

そのシールのことなら俺も知っていて、定期利用の人が2000円だったり6000円だったりを払ったあとにもらって後輪のスポークス?のほうに貼る数字が印刷されているものだ。プリキュアのぬりえの最後のページのやつとはわけがちがう。言うなれば一枚6000円のシールだ。6000円は町の誰にとっても高い。しかし女の子はそのシールをへんに気にいってしまって、どこかに貼らないことには「おわれない」のだ。でもそれは▲▲がどこかに貼っていいシールではなくて、だからあきらめないことには泣かされつづけるし、泣いてる途中でシールとかいったんそれどころじゃなくなる真っ白~いあたまのなかのへやで『ここから先このようにわたしのことは禁止されつづけてしまう』とかで、動けなくなってしまっている。子供がいない、俺はギリで子供が、あの、真っ白~のなか『』にあたる言葉で、おれ/あたし を追い詰めていく時間のことをおぼえている。(ツ・・ン! としてる)

そのシールをスポークス?に貼らせてみたらどうなんだろう



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ちょっと前に職が決まって、その少しあとに初給料日も決まった。水曜日締めの翌木曜日払いの警備業で、もらってからパチンコに行きたいおじさんとかが水曜日の翌日のほうの木曜に来てしまって怒るのだそうだ。兄から借りてる家とはいえ、家賃が遅れる情けなさは、家賃がなくなったときに味わうことになる。2013年はきつかったな。ずーーっとお金が要って、明日には3万円いるのに無くて、あきらめて夕方くらいに寝たりした。いったん潤ったけど、だいたいそのころと今おんなじくらい。お金ができたら資格でもとって、もうちょっとだけ別の仕事探したいなぁ。という、ポエム成分のところまでをだまってて「資格とりたい」だけを言ったり、することがこの世にはあるから「資格とりたい」はポエムの可能性がある。毎日モノレールで出勤する。モノレールは乗ってるあいだ、休みの日の気がする。30km以上出しては走らないらしい。

立川はかっこいい



トんだりする人が多いから、30勤務までは出発報告の電話を会社にしてください。をしたがこちらの声は届いていなかったのでイヤホンを外して、だとふつうに通じる。はい。はい。はい。はい。はーーい。再現できるようになった。同じことを毎日、しかし変えずにしなくてはいけないながらずっとやってる人はあいづちがこうなる。イヤホンは、一回ポケットに入れたまままちがって洗ってしまったのだが、洗ってしまうとマイクの部分だけが死ぬらしい。音楽は聴ける。ポケットに戻して、自転車で、停めに行って、シールの親子を見た前後くらいで電話がポケットのなかで勝手に会社へリダイヤルしてたらしく、取り出したときには「もしもし?」「もしもしー」の時間が終わって「・・いったん切りますね」のときだった。強制スクロールの面で、こっちのキャラが死んだ後も横スクロールしていく画面、みたいなのがきっと「死後」なんだろうな、と言ったのは今中さんだったが、あの「・・いったん切りますね」もどうにも「死後」だったと思う。

死ぬことなんか考えてみたりもしないが、すごく悔しいのはわかる。26万もらったらやめる。15時くらいに出勤すると、いつもとちゅうでヤクルトが駐車場に氷を捨てている。毎日そこで、なんか気持ちがカラッとする。

ここのところ0:00に帰ってものを食べているのはやばい。2008年に買ったアイポッドの容量が埋まってきた。呂布カルマはすばらしい。tuxedoもすばらしい。ポテトチップスなくなっていろいろ変わってしまった人たちでの座談会が読みたい。あまりメールを送らない人にメールを送ったあとの冴えてる15分間くらいはすばらしい。同級生が島でやってるyoutuber動画がぜんぜん見れる。アイスコーヒーはすばらしい。58円で買ったドンキホーテのライムがすっぱい。