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自分の考えを外国語で話す
先日、台湾の語学学校でトランプさんが大統領選挙に当選すると予想した理由をがんばって中国語で説明したことについてツイートしました。
トランプさんが大統領選挙に当選した時、ちょうど台湾にいたので、選挙結果が出た翌日、語学学校のフリートークで「5月には予想してました!」と得意げにTwitterの画面を先生に見せた。すると先生は驚いて「どうしてそう予想したの?」と。でもそう問われて私はひと言も中国語が出てこなかった。
— Nakano Shiho(Nekorin)@ギーク中国語 (@25rin) November 8, 2021
自分の考えを的確に言い表すのは母語でも意外と難しい。その時は本当に何から話していいのかわからず固まってしまった。
— Nakano Shiho(Nekorin)@ギーク中国語 (@25rin) November 8, 2021
そこで私はまず先生に「その説明は日本語でも難しいと思う」と告げて「でも今から中国語での説明に挑戦したい。上手く話せないかもしれないけど聞いてください」とお願いした。
先生はもちろんちゃんと聞いてくれて、私は何とか中国語で考えを説明することができた。
— Nakano Shiho(Nekorin)@ギーク中国語 (@25rin) November 8, 2021
この体験で、パッと言葉が出てこない時の気の持ち方と対処法を学ぶことができた。きっと外国語学習者の誰もが経験することだと思う。こういう壁を1つずつ乗り越えて段々とスムーズに話せるようになる。
この時のことをもう少し詳しくお話してみたいと思います。まず、
・日本語でも説明が難しい
・その上で、がんばって中国語で説明したい
これを伝えたことでプチパニックになった気持ちに少し余裕ができました。今も似たような状況になった時は同じように「上手に伝えられるかわからないけどがんばって説明する」ということを最初に言うようにしています。そうするとたいていの場合相手も真剣に聞いてくれて、「こういう事かな?」と言葉を補ってくれたりします。
心に余裕ができたら、次にやるべきことはできるだけ日本語を頭から追い出すことです。日本語で考え出してしまうと再び「どういえば……」と混乱するだけ。中国語脳をフル稼働するイメージで論理を組み立て、パーツごとに一つずつ説明していきます。そうすると段々乗ってきて「こんな単語いつ覚えたんだっけ?」というような言葉が出てきます。
残念ながらこれを一回やっただけで飛躍的に会話力がアップするわけではありません。その後また「この間はあんなにちゃんと話せたのに」と悲しくなるような壁に何度もぶち当たります。それでもこの体験は一つのエポックメイキングになったと感じています。
ぜひ外国語で自分の考えを伝えることにチャレンジしてみてください。
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