過密日程始まったよー

京都戦。過密日程なので、さらっと終わらせる。


概要

キックミスも含め、試合序盤、中谷から対角線フィードで、ワイドのアラーノをターゲットとする場面が、複数回あった。

張っているタイミングでボールを届けてあげると、「はってるとボールくる!たのしい!!」ってなって、張る意欲が増すと思うので(俺の発想は犬)、非常に良い傾向だと思う。

序盤のフィードが功を奏したのか、割と張ってくれるようになったアラーノであった。中谷GJである。あとは、あと1メートル少しくらい、外に張って欲しいかなーというところ。また、ロングフィードについて、一森は左SMFのウェルトンへ、中谷は右SMFのアラーノへ、という傾向。

動き出したら使ってあげる、使えなかった場合は見えてたのを伝える、っていうヤツに近いね。

京都は、左WGの安齋が張る、左SBの佐藤が中に入る、という形を取り、ガンバ大阪の右SMFを中に絞らせて、CBから左WGへのパスコースを開く。そうそう、こういう使い方だよね。

また、京都は分かりやすく左右非対称。右WG豊川は中に入る、左WG安齋はプレイエリア設定に忠実。なお、原が左寄りのプレイエリアのため、原が中央を空けたら豊川が必ず入っていくとの関係。

前半は、アンカーの武田がサリーしていたが、後半はサリーしない。武田サリー後に、「ヘソ」の位置に入る選手が居ないため、安定性に欠けるとのことだろうか。CB脇落ちなのかCB間落ちなのかも不明確だったので、選手のアドリブだったんだろうか。

京都の守備に対して、(仮に)SBにボールを渡すと、京都の守備ブロック全体がスライドしてきて、パスコースを全消しされてしまう。そこで、早い段階でWGにフィードを当てて、SBとの競り合い局面を作ってしまえ、という攻撃が多かった。

37分、アラーノ負傷交代。後半開始時、山田負傷交代。右WG/SMFアラーノの位置に食野、山田の位置に坂本が入った。坂本は、山田との比較で、よりFWとして動いていた。宇佐美と頻繁に役割を入れ替えていた。

62分から、ウェルトンが右、食野が左に変更。

72分、ラヴィOUTダワンIN。83分、黒川OUT福岡IN。京都がハイクロス多めにしてきた時間帯のため、高さ補充の意図だと思う。

同、宇佐美OUTジェバリIN。ラマダン中でも、日没後の飲食は可能。

試合の話をしてなかった…!

宇佐美からのスルーパスに抜け出したウェルトンの決定機をはじめとして、決定機は多かった。順当であれば、得点できて、勝てた試合だったと思う。こういった「何か得点できない試合」でも、CK等で得点して逃げ切れないと、優勝争いはできないと思う。

って思ったところで、「優勝争いしていいの!?」って思ったよね。びっくりしたよね。

今後の見通し

おそらくは、右WG/SMFでウェルトン固定になると思う。

岸本の怪我での離脱がなければ、半田の五輪代表活動での離脱時、岸本の右SB起用で幅を使ってもらう、右WG/SMFは中に入るというのを基本線とする予定だったんだろう。

この場合、中に入っていく右WG/SMFの候補は、食野・倉田・石毛・アラーノあたりになる。

他方、左WG/SMFは必ず張る選手、要するにウェルトンを起用する。ウェルトンに安定的にボールを供給するためには、左SBを、いわゆる「偽SB」的に運用する方がいい、という構図だった。

しかし、幅を取るのが得意な右SB岸本が怪我で離脱したことにより、左右を反転させる必要が生じている。

右WG/SMFウェルトンで幅を取ってもらう。右SBは「偽SB」的に運用するということになるだろう(既にやってるけど)。半田の五輪代表活動での離脱の際には、おそらく、福岡が右SBで起用されると思うが、福岡も(福岡の方が)、上記運用の適性は高いので、右WG/SMFウェルトンでも問題ないと思う。

他方、左WG/SMFは、より中に入っていって持ち味を出せる選手を起用する。アラーノの離脱した現時点では、候補は、倉田・石毛・食野といったところ。黒川の「偽SB」での機能性が上がってきていないので、むしろ、上記選手を起用する方が機能しやすいと思う。

なお、今後も、細かくビルドアップできるようにはならないと思う。今回の京都戦のように、ロングフィードで解決できるのなら細かく繋がない、というプラグマティックな考え方をする監督なのでね。これも…監督就任報道が出た時点で書いてる…

てなとこかな。だいたい同じようなことを書いてるなぁ。


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