ジョラゴンジョーカーズまとめ

◎はじめに
GP8thに参加された皆さん、お疲れさまでした。
今回のGPでは、やまけん(要きな粉、@kanamekinako )君の率いる調整チームであるYamadaPros、通称やまぷろに参加して、デッキを構築・シェアして臨みました。ですが健闘空しく、僕自身の結果は振るいませんでした。

しかしながら2ブロ構築では、同じ構築を使用した、やまけん君の知り合いがミクセルを獲得しました。また、殿堂構築では、僕とプリンドール(@Prindre )君が7-2でオポ落ち、やまけん君は6-3、じゃきー(@zyakiiiii1996)君がモルネクを獲得することができました。
ですので、デッキのポテンシャル自体は十分だったのではないかな、と思います。

この記事では

① 2ブロ構築の零ジョーカーズの構築と解説

② 殿堂仕様の零ジョーカーズの構築と解説

③ (おまけ)緑ジョーカーズの構築と解説

④ (おまけ)不採用カードについて

の4つについてお話しようと思います。

緑ジョーカーズの箇所については、ツタンメカーネンの無限ループについても触れています。GP3日前まで、候補として考えていた構築でした。十分に芽がある構築だと思います。

① 2ブロ構築の零ジョーカーズの構築と解説

◎構築経緯
GP8th前環境における2ブロ環境は、最大母数が赤白轟轟轟であることは間違いありませんでした。スピードだけであれば青単ムートピアも張り合うことはできますが、赤白轟轟轟のプーンギが重すぎること、引きの要求値が高いことなどから、やはりスピード勝負では赤白轟轟轟の一人勝ちになることが予想できました。
そこで「受け札が多く積め、赤白轟轟轟をカウンターできる」「デッキパワーが高く、息切れしない」「長丁場でも事故らず、安定したゲーム展開ができる」デッキという視点から模索したところ、ジョーカーズに行き当たりました。
現時点で2ブロのカードプールには、クロックや吸い込むといった「おなじみ」の受け札がありません。一方で、ジョーカーズにはバイナラや7777777といった良質な受け札が揃っており、受けるデッキとしてのポテンシャルはあると考えていました。デッキパワーは申し分なく、ジョジョジョやガヨウ神の存在は、安定したリソースの供給を約束します。
GP3日前にザブンプルの裁定変更が発覚し、優秀な受け札である行燈どろんの可能性が見出され、上の構築が完成しました。


◎構築
【メインデッキ】
4 x ジョジョジョ・ジョーカーズ
4 x ヤッタレマン
4 x ポクチンちん
3 x パーリ騎士
2 x 波乗りザブンプル
4 x ガヨウ神
4 x ジョット・ガン・ジョラゴン
4 x キング・ザ・スロットン7/7777777
3 x 行燈どろん
4 x バイナラドア
3 x アイアン・マンハッタン
1 x ゼロの裏技ニヤリー・ゲット
【GRゾーン】
2 x ヤッタレロボ
2 x K2マッチョ
2 x ダスティン・ジョーバー
2 x バツトラの父
2 x The ジョラゴンGS
2 x The ジョラゴン・ガンマスター

※殿堂構築と被るものは、殿堂構築の箇所にて詳しく解説するため、概要のみ簡単に書いておきます。

《ジョジョジョ・ジョーカーズ》
テキストは簡素ですが、初動だけに収まらない多くの役割があります。
初手に撃つか撃たないか議論がありますが、「場合による」これが全てでしょう。
後ほど解説します。

《ヤッタレマン》
初動。先手と後手では使い方が異な(る時があ)ります。
覇道や緑ジョに対しては後手で適当に出さず、抱え込んで複数を同時展開し、除去をケアするプレイなど。

《ポクチンちん》
メタカード、ループパーツ。轟轟轟と覇道、緑ジョに対するメタカード。
通常構築に比べてメタ対象が少なく、受けトリガーが厚い構築なので、プレイの優先順位はパーリより下だと思っています。

《パーリ騎士》
展開札。起動にジョジョジョかニヤゲが必要(=サーチを必ず挟む)なので、3枚でも引けます。
もちろん、ジョラゴンを瞬間的に出したい時や、複数並べたい時には2枚必要なので、ここは調整の余地ありです。

《波乗りザブンプル》

とっても強い。けど、裁定発覚が遅すぎて…。
これがあるとジョのミラーや覇道に対して貯めるプランが取りやすく、トリガーのケアが簡単になります。

《ガヨウ神》
リソースカード、ループパーツ。
ここを3枚以下にする構築は無い
手札がガヨウ神だけの時、無理やりジョラゴンで走るのはご法度…。2ドローでマンハスロットンガヨウ引くのを期待するのはやめましょう。

《ジョット・ガン・ジョラゴン》
フィニッシャー。
たくさん盤面にあれば強いのは間違いないですが、ループで使うのは最大3枚。
つまり1枚はマナに置いてよい、ということは意識しておいた方がよいです。

《キング・ザ・スロットン7/7777777》
展開札であり除去札、スロットンだけにデッキスロットの圧縮に寄与しています。
赤白轟轟轟やミラーに対しては手撃ちも視野。
パーリの布石にもなるので、マナに置くのは相手を見極めてから。

《行燈どろん》
赤白轟轟轟を捲るための兵器。
ギリギリまで見せないように立ち回り、不意打ちで踏ませてキル計算を狂わせ、盤面にジョーカーズを出すことでジョラゴンへの布石を打つためのカード。
ミクセルプーンギの盤面を返しつつ、ジョラゴン準備までできるのは強いの一言。
実際プリンドール君はこれで盤面を3体飛ばして逆転していました。
悔やむ点はドドドドープを飛ばせないこと…。

《バイナラドア》
ゴルドーザを起動させないボトム除去であり、ミラーの先走りを咎める受け札。なぜかドローまで付く。ミクセルに引っかかる欠点はあるが、それを補って余りあるカードパワー。
今まで色々なジョラゴンを作ってきましたが、これ抜きはやはり考えられません。ジョラゴン効果で捨てて、盤面取る動きも堅実で強い。

《アイアン・マンハッタン》
フィニッシャーでありループパーツ。
零ジョはこれ1枚でループできるので、4枚はいらないというのが自論。
白零サヴァに対しては、横並べから素で召喚、穿ツが効かないアタッカーとしても運用します。

《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》
パワーカード。
ループパーツになるので、思考停止でパーリでマナに送るのは止めた方が良いかもしれません。

《ヤッタレロボ》
行燈から捲ることで、ジョラゴンが2ターン早まり、ジャスキルを仕掛け返すことが可能。バトルフェイズ中にアンタップ状態で出てくるヤッタレを除去する手段はほぼ無く(フレアゴルドーザのエンド時破壊くらい?)、行燈のカードパワーを底上げしてくれます。

《K2マッチョ》
返しに複数のクリーチャーを展開することで、パワーを底上げし、殴り返します。2体出せばゴルドーザを超えることができます。

《ダスティン・ジョーバー》
素のパワーが大きく、ダイナマウスで除去される時に、他のカードを巻き込みません。殴り返しも安心。

《バツトラの父》
受け札。
受けきれないという不可能を可能にするという点で、ヤッタレと同じく行燈のカードパワーを上げるカード。
パワーラインが低いのが残念。

《The ジョラゴンGS》
緩い条件でパワー5000。ジョーバーと同じく殴り返しに最適。
ここも調整の余地あり。

《The ジョラゴン・ガンマスター》
パワーカード。
しかしながら、零ジョーカーズはマナを伸ばすことは得意ではないので、ヤッタレを絡めた大量展開によって超天フィーバーを狙います。通れば最強の返し札。

無料部分はここまでにします。
以下有料部分では、上記で省いた説明も詳しく述べたいと思います。

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