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格ゲー中級者がやりがちな悪手5選

こんにちは。前回の「格ゲー中級者を処理する方法」が思いのほか好評でニッコニコなまさやんです。うれしい。

さて今回は中級者がやりがちで、かつ自分では気付きにくいであろう悪手を幾つかピックアップしました。
もちろん中級者といってもピンキリなので、中には「こんなもん全部わかっとるわボケェ」という方も多いと思いますが、どうかご容赦ください。

また、あくまで悪手ですのでこれらの動きによって勝ちを拾うシーンもあり得ます。麻雀の単騎待ちみたいなもんです。効率がやたら悪いだけで必敗ではありません。

それでは紹介していきましょう。

画面端近くで自らめくる

攻めっ気の多い中級者に多い行動です。
めくり攻撃に限らず、位置を入れ替える行動・技全般にいえます。

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格ゲーを少し齧ればすぐにわかりますが、殆どの場合画面端に追い詰めた側が有利です。
理由としては

・追い詰められた側は後退が出来ないので読み合いに付き合わざるを得ない
・追い詰めた側は画面端限定の強力な連携やコンボが使える
・追い詰めた側は後退も可能なので、無理に読み合いに付き合わなくて済む

等があります。なので基本的に画面端に追い詰めた状況を維持していた方が強いのですが、中級者の対戦では崩したいがために安直なめくりジャンプ攻撃を仕掛けてガード、時には対空され折角追い詰めたのに立場が逆転しているシーンをよく見ます。

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その後自分が画面端から脱出できずそのまま負けるといったパターン、かなり多いです。

上級者を相手にした時って、なかなか端から出られなくないですか?所謂"とりかご"ってやつです。逆に言えば、追い詰められた側は何とかして脱出を図ろうとするのでそこを咎める動きを用意しておくと良いでしょう。
代表的なものとしては、強いめくり攻撃を持つグランカタリナジータ等はかなりの確率で前ジャンプDでの位置入れ替えを狙ってくるので意識しておきたいですね。

下がり過ぎて火力負けする

消極的なスタイルの中級者に多い行動です。
リスクヘッジは大事ですが、ただ下がり続けているだけでは画面端が近づき被弾時のリスクが上がってしまうので、下がりながらも前に詰めてくる相手をしっかり追っ払ったり、位置を入れ替える方法を多数用意しておきましょう。
前進に対して技を出した際に跳ばれても対空が間に合う技や、ヒット時位置入れ替えの技・コンボ等があると理想的です。
あまりにも端付近で捕まることが多いと感じたら自分のリプレイを見て近付かれた原因を確認し、その動きへの対策を講じましょう。

失敗や読み負けに対してムキになる

余裕のない中級者に多い行動です。ある意味人間らしい行動とも言えます。
例えば走り込んで投げと打撃の読み合いを仕掛けたものの、投げが早すぎてスカってしまった(操作ミス)とします。
この時点で投げそのものやそれを布石にした攻撃の臭いは充満しているのですが、その臭いが消えないままムキになって無理に同じ読み合いを仕掛け処理されるというパターンです。

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上記のように打撃と投げのインファイト臭が読み取れたならば、踏み込まれる前に少し距離を取るだけで両対応です。

他にも、コンボミス時に同じコンボをしたいがために無理にコンボ始動技を狙いたがるシーン等もよく見受けられます。
ミスはストレスに直結しますが、その場は一旦冷静になり相手に勘付かれてる前提でその後の展開を構築しましょう。
練習を重ね精度を高めれば自然にそのストレスは減っていきます。

勝ってるのにリスクを負って攻め込む

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例えばこのような状況ではシャル側は自ら攻める理由がほぼありません。
お互いの視点を見てみましょう。

シャル側
・攻める必要が無いのでフェリの牽制はほぼ全ガードでOK
・必殺技を1,2回ガードさせれば勝ち
投げられても負けにはならない

フェリ側
・牽制単発ヒット確認超必で勝ち(難易度高
・ローリング確認超必で勝ち(難易度高
・適当ぶっぱなし超必を直撃させて勝ち(ヒット率の低い運ゲー
・ジジ絡みの崩しを当てて超必に繋いで勝ち
・但し何が当たっても負け、相打ちすら不可

このように、シャル側は安全そうなタイミングの削りを狙いながらガードしてるだけで超強く、簡単です。
対して、フェリ側が勝つにはやたら難易度の高い行動を成功させるか、ヒット率の低い運ゲーを仕掛けるか、数回連続で読み勝つ必要があります。

そんな事は見りゃわかるわと。そうです一目瞭然です。しかしながら、
「早く勝って安心したい」欲に負けてしまう人、超多いんですよ。
「何かガードさせてキャンセル必殺技で削れば勝ちじゃん!(ぐるぐる目」
と勝ちに目が眩みすぎて迂闊なダッシュやジャンプをしてしまい、相手側の最大リターンを取られて負ける。身に覚えありませんか?
僕は死ぬほどあります。

当然ながら上級者は最後までリスクの少ない冷静なプレイに徹します。上記の例だとローリングすら撃たない人もいます。もちろん、相手が天才的なタイミングでぶっぱ超必等を撃って噛み合って負ける可能性もゼロではありませんが、負ける確率は圧倒的に低くなります。

負けているのにリスクを嫌って待ち続ける

先程と逆のパターンで、不利な状況であるにも関わらず相手がリスクを負ってくれるの待ちで引き気味に戦い、そのまま逆転不能の状況に自ら陥るといったパターンです。
これは勝ちに目が眩むの逆で、負けが怖すぎて何もできない状態です。

特攻しろという事ではありません。しかし、時間を無駄に消費していても自分の首を絞めているだけという事を理解し、多少リスクを負ってでも開き直った読み合いを自ら仕掛けてリターンを取りにいかないとただそのまま負けてしまうだけです。対処されてもまあ仕方ないかくらいの気持ちで行きましょう。

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上級者同士の戦いでも最後の最後にガンダッシュぶっぱ超必が当たって大逆転といったシーンは普通に起こります。


最後に

中級者がやりがちな悪手を書き綴りましたが、これが直しにくい・気付きにくい点として、「中級者同士のプレイだとお互いの未熟さ故に成立してしまいやすい」事が挙げられます。
もし身に覚えがあったなら、頭の片隅にでも置きながらギリギリ勝てない格上に挑戦してみたり、また同じレベル同士でもお互いに意識して対戦してみると良いでしょう。
身に覚えがない人もリプレイを見てみると「あ、やっとるわ」と意外と気付いたりするかもしれませんよ。


以上、中級者がやりがちな悪手5選でした。
次の記事を書くかどうかは気まぐれですが、お題も募集しています。
もし何かありましたらtwitterにリプライ下さい。

それではまた、どうせ炎上するであろう大会あたりのタイムラインでお会いしましょう。

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