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キャンプでパーコレーターを使おう!美味いコーヒーを入れる5の手順

アウトドアでは絶対に外せない、パーコレーターコーヒー。
フィルターをつける必要もドリップする必要もありません。
湯気と一緒にふんだんな香りを野外に持ち出して、
リラックスしながら自然の空気と一緒に味わうコーヒーは、この上ない最高の一品です。

でも、使い方や淹れ方がわからなければ、キャンプやハイキングで淹れたせっかくのコーヒーが「思ったより美味しくなかった」なんてことになるとちょっと残念です。
そこで今回は、キャンプやハイキングに持ち出すことができる「パーコレーター」のご紹介です。

1.パーコレーターを知る

アウトドアをこれから始めようと思っている方は
パーコレーターって聞きなれない言葉ですね。
「野外でコーヒーを淹れるもの」なのですが、

パーコレーターを知る事ができれば
キャンプやハイキングでかんたんに段取りができ、美味しいコーヒーを楽しむことができます。それから、それとは逆に手間や時間をかけて自分の味を見つけるのにも役立ちますよ。

まずは
パーコレーターの歴史から、1800年までさかのぼってみましょう。
パリで「ド・ベロア」という人が、のちにパーコレーターの元となるフランス式ドリップポットをつくりました。

次に1806年には、イギリスの「ラムフォード」がこれにヒントを得て、パーコレータの原型を作り、1819年に今度は「ローラン」という人が完成させたと言われています。

完成するまでに3人の人間がかかわっている、というのが実に面白いですね。

パーコレータのつくりは単純です、主に5個の部品からできています。 

①コーヒーの粉を入れる、「バスケット」

②バスケットの中にあるコーヒーの粉に、
まんべんなく熱湯をかける役目をしてくれる「フタ」

③お湯を沸かすためのケトル

④熱湯が噴き出すパイプ

⑤噴き出すコーヒーが見えるノブ

この5の部品は美味いコーヒーを淹れるために欠かせないパーツとなります。


2.パーコレーターの「しくみ」を知る

パーコレーターの「しくみ」を知れば、自分好みにあわせた美味しいコーヒーにありつけます。ケトルの中では、熱で沸いたお湯がパイプの中を通って、バスケットの中にあるコーヒーの粉にふりそそぎます。これを何回もくり返すことで、コーヒーの色がしだいに濃くなっていきコーヒーが出来上がっていく、といった仕組みになっています。

出典:https://www.dod.camp/product/rc1_468/

 3.パーコレーターの使い方!

パーコレーターのしくみがわかれば、次はつかい方です。
手順を間違えるとキャンプで飲む、せっかくのコーヒーが味気ないものになってしまうので順を追って説明しましょう。画像は実際に我が家で25年愛用しているアルミ製のパーコレータで、見かけはかなりくたびれてはおりますが、今でも現役で使っています。
      

①先にケトルに水を入れ火にかけておきます。

②ケトルを火にかけている間、バスケット内に、コーヒー豆を入れて「フタ」をします。バスケットにあいている穴はけっこう大きいのでコーヒー豆は粗挽きか中挽きにしたものを使います。

③次に沸騰したケトルの火を止めて、バスケットをケトルの中に静かに入れます。(火傷しないようにね)

④ケトルにフタをしたら今度は弱火にしてしばらく待ちましょう。
ケトルのフタに付いている透明の窓をかんさつしてみてください、しばらくすればわき上がったお湯が見えてきて、だんだん色づいてくるのがわかります。
好みの色になってきたら火を止めて完成です。

4.パーコレーターの種類を知ること

キャンプやハイキングなどで美味いコーヒーを飲む為にパーコレーターの種類とその使い方はそれぞれ違うことがあるので調べておくとよいでしょう。

パーコレーターは一度に、好みの分量のコーヒーを淹れる事ができます。ケトルの中にはカップ数の容量に合わせて表示がされていますが、大きいパーコレーターは最低カップ数を設けてる物があり、気を付ける必要があります。

例えば、2杯から淹れることができるパーコレーターに1杯だけ淹れようとするとお湯を吸い上げる力が足らず、出来上がるまでに時間がかかり過ぎて香りが飛んでしまって「苦いだけのコーヒ」を飲むことになります。

なのでソロのキャンパーや2.3人の少人数なら1杯目から作れるパーコレーターを選んだ方が良いです。

パーコレーターの材質を知っておくことも大事です。例えば、寒い冬場ならアルミ製だと早く冷めてしまうので保温性の良いホーローがいいです。アルミ製の良いところはやはり軽くて長持ちするところです。


5.うまいコーヒーを入れるコツ

パーコレーターは循環式の抽出器具です、長い時間、お湯を沸かしてしまうと香りが飛んで苦くて渋い味になり、逆に時間が短すぎると薄い味になってしまいます。
キャンパーそれぞれの好みにあわせてちょうど良い時間を見つけ出すのもパーコレーターの楽しみの一つです。
おいしく淹れるコツは、自宅で淹れるコーヒーの粉よりも少し多めに入れることです。お湯が沸いて窓からコポコポとお湯が見えてきたら弱火にして、好みの色になったら火を止めて熱いうちにカップに注いぎます。時間の調整によってはでコーヒーオイルが適度にありコクのあるストロングな味わいからクリアでほどよい苦みのあるクリアなコーヒーまで味わうことができます。

キャンプで使うツールの中でパーコレーターはメンテナンスの必要が無く、強いて言うなら洗うだけです。私は、キャンプが終わり自宅に戻るときはコンビニの袋に丸ごと入れて持ち帰ることが多いです。

注意しなければならないのは、コーヒーの粉を捨てずに長い間放置しているとカビが発生してしまうので家に帰ったら忘れず洗いましょう。


まとめ

1.パーコレーターを知る

①コーヒーの粉を入れる、「バスケット」

②バスケットの中にあるコーヒーの粉に、
まんべんなく熱湯をかける役目をしてくれる「フタ」

③お湯を沸かすためのケトル

④熱湯が噴き出すパイプ

⑤噴き出すコーヒーが見えるノブ

主にこの5個のパーツでできています。

2.パーコレーターの「しくみ」を知る

ケトルの中では、熱で沸いたお湯がパイプの中を通って、バスケットの中にあるコーヒーの粉にふりそそぎます。

それを何回もくり返すことで、コーヒーの色がしだいに濃くなっていきコーヒーが出来上がっていく仕組みになっています。
3.パーコレーターの使い方!
①先にケトルに水を入れ火にかけておきます。

②ケトルを火にかけている間、バスケット内に、コーヒー豆を入れて「フタ」をします。バスケットにあいている穴はけっこう大きいのでコーヒー豆は粗挽きか中挽きのものを使いま
す。

③次に沸騰したケトルの火を止めて、バスケットをケトルの中に静かに入れます。

④ケトルにフタをしたら今度は弱火にしてしばらく待ちましょう。。好みの色になってきたら火を止めて完成。

4.パーコレーターの種類を知ること


キャンプやハイキングなどで美味いコーヒーを飲む為にパーコレーターの種類とその使い方はそれぞれ違うことがあるので購入前に調べておきましょう。

5.うまいコーヒーを入れるコツ


パーコレーターは循環式の抽出器具です、長い時間、お湯を沸かしてしまうと香りが飛んで苦くて渋い味になり、逆に時間が短すぎると薄い味になってしまいます。
キャンパーそれぞれの好みにあわせてちょうど良い時間を見つけ出すのもパーコレーターの楽しみの一つです。

若いころにパーコレーターのコーヒーが美味くならず勝手にまずい物だと思い込んでいて
それからしばらくはコーヒーを淹れることはなかったんですが、あることがきっかけで美味しいコーヒーの味にたどり着くことになったのです。

ある日のこと、自家でコーヒーを淹れようとスプーンに一杯二杯と淹れていくうちに途中で電話が入り何杯入れたのかわからなくなって、「薄くなってはいやだな」と思い途中でコーヒーを再度入れ直した事があったんですね。

その入れ直したコーヒーを飲んでいる時にふと、なぜかパーコレータの事を思い出して、「もしかしたらパーコレータに入れるコーヒーの粉の量が少なかったんじゃないか?」ってそう思ったんです。そして居ても立ってもいられずにパーコレータを押入れから引っ張りだして5年ぶりのリベンジですよ、ついでに淹れ方をググったりもして(笑)

それで私は思いました、パーコレーターでコーヒーか、なるほどな。って素直に納得したんです。良く香りが飛ぶと聞きますが、やり方によっては雑味の少ないすっきりとした珈琲を入れることができて満足しています。皆さんも自分好みの美味いコーヒーを野外で楽しんでください。






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