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テコンドー出身のプロ格闘家5選(2023年版)

 という訳で、上の記事が大分古くなってきましたので、2023年現在、プロ格闘技の世界で活躍するテコンダーを5人ほど紹介したいと思います。

1. アナス・アミドゥーク

 モロッコ出身でフランスのキックボクシング団体NDCの-65kg級王者に君臨する等、プロの舞台で活躍するアナス・アミドゥーク(ANASS AHMIDOUCH)選手もテコンドーをバックボーンに持つ選手の1人です。

 幼少期からスペイン代表として国際大会に出場するなど、テコンドー選手としてたぐいまれな才能を発揮し、キックボクシングに転向してプロデビュー。2023年現在の戦績は31戦25勝(10KO)5敗1分という戦績を残しています。

2. イグナシオ・カプロンチ

 日本では「那須川天心選手にボコボコにされた外人選手の一人」くらいにしか認識されていないカプロンチ選手ですがITFテコンドーでは国際大会にも出るほどの選手でした。2018年にスアキムに敗れた後は母国アルゼンチンで試合を重ね、現在は5連勝中となっています。
 華のある選手なので、もう一度来日して貰ってRIZINでの試合が見たい所です。三浦選手の対戦相手にどうでしょうか?

3. セルジオ・ぺティス

 Bellator世界バンタム級王者。2021年にはパンダルチャギからのバックハンドブローで堀口恭二をKOして大逆転勝利を収めて初防衛に成功するも、右膝の前十字靭帯断裂により長期休場。今年の6月にはパトリシオ・ピットブルとの防衛戦を予定しています。
 スーパーテコンダーとして知られる兄のアンソニー・ぺティス(元UFC王者)と比べるとテコンドー色は薄いですが、今後の活躍を期待しています。

4. レイモンド・ダニエルズ

 朝鮮戦争に従軍しテコンドー(当時は未だ唐手道と呼ばれた)を学んだ父からアメリカン拳法を学んだレイモンド・ダニエルズ(Raymond Daniels)はプロのキックボクサーとして38戦35勝22KOの戦績を残し、2019年にMMAに転身します。MMA転向後はベラトールを主戦場として4戦3勝1ノーコンテストの戦績を残し、2022年から空手コンバットに参戦しています。

5. マイケル・スモリック

 33戦33勝というキャリアを残して惜しまれながらもキックボクサーを引退し、MMA団体との契約を交わしたマイケル・スモリック選手。ポーランド最強のテコンドー選手と呼ばれたヤン・スモリックを父に持ち5歳よりテコンドーの稽古を開始しました。テコンドーの蹴り技を多用してヘビー級でKOしまくってる本当に凄い選手でした。
 流石にキックボクサーのMMA参戦は厳しいのか、参戦後は5-2と厳しいキャリアを歩んでいます。日本のRIZINに参戦して試合が見れたら嬉しいのですが……。