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2022年1月 サンライズ瀬戸で行く四国の旅

2022年のやりたいことを元日にいくつか考えて、その中の一つにサンライズに乗車するがあった。成人の日を含む3連休でどこかに出かけようと考えている中でそのことを思い出した。今回はそんな行き当たりばったりでサンライズ乗車を決めたそんな旅である。

サンライズ出発まで

サンライズに乗りたいなぁと思い立ったのが、出発日の正午すぎのこと。
そこからJR西日本のインターネット予約サイトのe5489でサンライズ瀬戸号のチケットを探すことにした。
サンライズツインが空いていたもののお一人様の旅なので、粘ってB寝台が空くのをチェックしていたところ、午後3時半頃にようやくB寝台シングルが空いたのでチケットを無事確保し旅程の検討を始めた。

サンライズ瀬戸号の東京駅出発時刻は21時50分。
せっかく都内に足を運ぶならということで夕食をとる事にした。

タイガービール

東京に向かう電車内でふと、シンガポール料理が食べたくなり(そんなことあるかい!)、汐留にある海南鶏飯へ。
海南鶏飯は都内に何店舗かあるみたいのだが、浅草線沿いにちょうど良いということでこちらにお邪魔した。
汐留のお店は、オフィスビル(汐留シティセンター)に入っており、土曜日の夜はどの店も空いていたがランチ時は混むんだろうな。

サテー(鶏と豚)
A菜のサンバル炒め

シンガポール料理屋に入ったのは初めて(だと思っていたが、実際はチリクラブの店に行ったことがあった)で、サテーとチキンライスを注文した。しかし、出てくるまでに時間がかかるよーということなので、青菜のサンバル炒めを頼んだ。
メニューには複数の青菜の名前があったが、この日はA菜というものしかないみたい。
サンバルは、マレー地方の調味料で干しアミ(オキアミのアミ)を使った唐辛子の効いた辛味が特徴です。という、情報を以前男子ごはんで得て以来、一度食べてみたかったので今回食べることができてよかった。
ものすごく海老風味で、酒呑みにはちょうどいい塩加減でA菜もクセのない大変美味しい炒め物だった。

海南鶏飯(シンガポールチキンライス)

そしてお待ちかねのシンガポールチキンライス。
チキンライスといえば蒸し鶏と思っていたが、こちらでは揚げ鶏もあるようでどちらも食べたい人向けのハーフ&ハーフをチョイス。
チキンを3種類のソース(ネギジンジャー、チリ、ダークソーヤ)で食べるわけだが、とても美味しいかった。個人的には黒いソースは醤油ベースで好きだった。
こちらのお店はぜひ宴会で訪れたい一軒であった。

3色餃子

いざ、東京駅へ。
しかしまだ時間が早く丸善によって駅をぶらぶらしていたら、iphoneとモバイルバッテリーを充電するケーブルを持ってくるのを忘れたことに気がついた。
ニューデイズで購入しグランスタのバルで一息つく事にした。
グラスワインとおつまみでも頼んで、時間を過ごすつもりが、餃子を頼んでいた。
このお店は、TO今日Barという洒落っ気たっぷりの店名で、山形・鶴岡の名店アル・ケッチャーノの奥田シェフがプロデュースされているようでつい頼んでみたくなった。味は普通。

サンライズ乗車

いよいよ9番線ホームに足を運ぶ。
この日(休日ダイヤ)の入線時間は21時24分ごろで、ホーム上の至る所でサンライズにカメラを向けられていた。
この日は成人の日が含まれる3連休ということでサンライズ瀬戸号は通常の高松行ではなくて琴平までの延長運転だった。

サンライズ ソロ 下段

自室に荷物を置いてシャワーカードを購入した。
部屋で飲みなおしておそらく小田原駅を通過するまでには就寝していた。
目覚めると児島駅だった。

朝焼けの坂出
高松駅に停車中のサンライズ瀬戸・琴平行
マリンライナーの入線
琴平行の発車標

10年ぶりにサンライズの乗車となったが、しっかり寝て快適な寝台列車の旅だった。
私は、高松駅で下車してここからはレンタカーを利用して翌日まで四国をぐるぐるする事にした。

四国 1日目

MAZDA2がこの旅の相棒

友人がデミオ(MT)に乗っているので、一度乗ってみたかったのでとても楽しくなりそうだ。五色台スカイラインにて撮影。

鷲羽山からの瀬戸大橋
鷲羽山あづまや展望台からの瀬戸大橋

四国の旅といいつつ、まずは朝渡ってきたばかりの瀬戸大橋を戻り岡山県側の玄関口鷲羽山へ行ってみた。
この日はよく晴れていたもののガスっていて全快の景色とはいかなかったものの素晴らしい景色である。

肉鴨ぶっかけうどん

思いのほか瀬戸大橋で時間が過ぎてしまい、気づけばお昼前。
せっかく香川にいるのでやはりうどんだろうということで、県道21号線沿いでうどん屋さんを探しいると見つけたのがいけこうどんというお店。
セルフスタイルの香川スタイルではなかったが、メニューが豊富で悩んでしまう。
今回は欲張りスタイルの肉と鴨の合いがけとした。美味。

うどん県のヤドン

サンライズでシャワーカードを購入したものの熟睡してしまったため、道の駅ふれあいパークみのに併設されている天然いやだに温泉大師の湯に沈む。

道の駅 大歩危

道の駅たからだの里さいたから国道32号線に合流しここから高知を目指す。
道中、大歩危峡にて休憩。

大歩危峡を通過する四国まんなか千年ものがたり

JR四国では伊予灘ものがたりの成功を受けて観光列車が誕生しているわけだが、そんな一つが四国まんなか千年ものがたりである。道の駅に立ち寄った時間がちょうど通過時刻であった。ラッキー。

駐車場の上が撮影ポイント
イノシカチーズバーガー

道の駅大歩危内のCafe&ジビエで休憩。ハンバーガーに目のない私は迷わず注文。
イノシカとはズバリ猪と鹿で、若干の臭みを感じるジビエらしいおいしいハンバーガーだった。

サッポロラガー 赤星

一気に南下して高知市内には午後4時ごろに到着した。
高知市街は美味しいお店の多いイメージで、どこで飲ろうか悩んだのだが、以前からテレビで見て行きたかった帰家を選んだ。

地鶏の藁焼きタタキ
清水サバとかつを辛味噌
カツオの塩タタキ

オープン直後を狙ったつもりが、もっと早くから開いていたようで、ご主人から大きいグループがいくつか入ってるから遅くなるけどいい?と聞かれた。
こちらとしては構わないので、瓶ビールと酒盗で待つ事に。
土佐清水のブランド魚らしい清水さばはお刺身で食べられるようで、美味い。
高知のカツオのたたきは生のニンニクと食べるようで本場は流石に分厚くてやはり美味い。
こちら広末涼子さんのおすすめのお店ということでやってきました。
一人で行くとメニュー選びに悩むお店でした

たまごめし

もう一軒行くつもりだから迷ったんだけど、どうしても気になったたまごめしというもの。正体はこれマジものの旨さの卵かけご飯だった。

餃子

一度ホテルに戻り、8時半ごろにお目当てのお店へ。
高知には屋台文化が残っており餃子を食べにやってきた。
いくつかあるお店の中で今回は松ちゃん。
流石にビールは飲めずに麦のお湯割りでしっぽりと。

ラーメン

屋台といったらやっぱりラーメン。
しっかりシメて1日終了。

四国 2日目

鰹のタタキ丼

リッチモンドホテル高知に宿泊しており、朝食は6種類の定食から選ぶもので、やっぱり鰹のタタキを選択してしまうのは観光客の性なのか。

道の駅やす近くのヤ・シィパーク

四国2日目は徳島空港を目指してのドライブ。
ラジコのタイムフリーで日天を聴きながらまずは室戸を目指す。

安芸ドーム
こうしたモニュメントもある

安芸といえばやはり阪神の秋季キャンプ地のイメージが強い。
幼い頃は、野球選手も秋のキャンプやるんだ。楽しそうだななんて思っていた。
まさか自分が安芸にやってくるとは。

サンライズ乗車前に時間があったので、丸善でざつ旅の6巻を購入した。
奇遇にもざつ旅の内容が高知県の話題だったので少し寄り道。

くじら御膳

道の駅キラメッセ室戸に隣接するのが食遊鯨の郷。
いかにも鯨料理のお店のようだが、地元の人も利用する大衆食堂の役割も果たしておりメニューも豊富のようだ。ちなみに鯨の郷にも駐車場が道の駅よりも広いのでこちらの利用をお勧めする。
この日は成人の日で、この日まで正月特別メニューということで決められた定食からしか選べないようになっていた。
くじら御膳は、竜田揚げ、タタキ、酢味噌和え、刺身の4点。
一番美味しかったのはまさかの酢味噌和え。竜田揚げも鳥なら100点。笑
通常期に行って色々食べたいお店でした。

室戸岬山頂展望台から高知方面を望む

室戸スカイラインから室戸岬を目指す

室戸岬
室戸岬

室戸岬は中岡慎太郎像があるのみで格段に広いわけではない。
この辺りまで来ると山間までやってきたそんな感覚である。
個人的な室戸で一番の絶景は、写真を撮れなかったが、室戸スカイラインを下って最御崎寺を過ぎたあたりです。

県境の町にある道の駅東洋町。
駐車場に入るとすぐに目についた横断幕。
デマンドバスが走るようになったんだなぁと思っていたらそのバスがやってきた。

DMV

デマンドバスにしてはやたら写真を撮っている人もいるし、地元の人も興味深く見ておりどうしてだろうと思っていたが、道の駅の中でその正体に気づいた。
DMVはデマンドバスではなく、デュアル・モード・ビーグルの略でバスと線路(鉄道軌道)を走る車両だった。
ここから北上していく道中に並走しているようなので追いかけてみる事にした。

阿波海南駅で鉄道からバスになったDMV

阿波海南駅はJR牟岐線の終着駅で、DMVはそこから先の観光路線をになっている。週末は室戸の道の駅まで出る便もあるようで、公共交通機関を利用して室戸岬一周する際は楽しそうだ。

DMVと接続して徳島へ向かう牟岐線
鉄道使用のDMV

DMVには赤、青、緑の3色があり、運転中も見かけることができた。
阿波海南駅にはDMVを観るためか乗るためかわからない駐車場も用意されていて、気軽に見ることができる。
この日は開業して2週間ほどのホヤホヤの状態だったので地元の人も興味を持っていたが、私は全くの偶然でいいものを見ることができた。
コロナ禍が落ち着く頃には、多くの乗り物好きの知るところとなるだろう。

阿波尾鶏チキンステーキ
阿波尾鶏チキンステーキ

室戸岬から徳島県を走っていると、単調な道が続く。
美波町R55沿いのodoriは本来昼食のリストに挙げていたお店だったが、この辺りにやってくる頃には15時目前だった。
以前から阿波尾鶏を食べてみたかったので本日2食目の昼食。
ハンバーガーや、ハンバーグとチキンステーキのコラボセットもあったのだが、この大きいヤツをガッツリいきたい思いで強い意志でチキンステーキを選択。満足。

徳島ラーメンを食べようかという選択肢もあったものの、流石にやめた。
徳島空港は、徳島市街に近く夕方のラッシュ時間帯にかかってきて道路も混み始めた。そのため、黙々と空港目指して運転した。ありがとうデミオ。

フィッシュカツ知ってる?

余裕を持って空港に着いたこともあり、ひとまずビールを飲む事にした。
徳島空港にはANAラウンジがないので、レストランで生ビールと鳴門の鯛のお刺身を頂いて保安検査を通過した。
前発のJAL便の保安検査がものすごい混雑だったので1時間前に制限エリアに入ったのだが、なんとBLUE SKYで生ビール(しかもジョッキ!)が売られていたので思わず注文。そのアテがフィッシュカツのサンドイッチというわけだ。
これも徳島名物で、魚のすり身を揚げているものでさつま揚げよりも薄い。
このサンドイッチ美味しかったので見かけたら買います。

白ワインと夕食

帰りはANA便で羽田へ。
今回の旅程は、サンライズの都合上高松発は決まっており、本来なら足摺岬をめざしたかったのだが、特典航空券の都合で徳島になった。ちなみに高知と松山は満席だった。プレミアムクラスにはアップグレードポイントを使用しているのでこの航空券は無料ということでありがとうANA

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