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2021年8月 東北の旅

8/12〜8/16の日程で東北地方の日本海側を回った。
5月の三陸ドライブと今回でひとまず東北完結だ。


0日目 横浜〜会津若松

ゴーゴーカレー

湾岸線から東北道を目指す道中が長かった。
普段に比べると車の少ない首都高だが夏の連休直前ということもあり、ダラダラのなかたどり着いたのは東北道羽生PA。まだまだ続くドライブに夕食はゴーゴーカレーを選んだ。
この日どこに泊まるか決めないまま出発したのだが、気がついたら鹿沼ICで高速を降りてしまいそのまま北上することにした。
なんとなく導かれるように走っていると日光方面が近づいていた。
そこで今夜は鬼怒川温泉を経由しR121を北上して会津若松を目指すことにした。

若松には、ひたすら人気のない道を北上して3時間ほどの下道ドライブで到着した。

1日目 会津若松〜大鰐温泉

初日の朝は喜多方ラーメンと決めていた。
そのために前日に会津若松に前乗りしたと言っても過言ではない。
高速を飛ばしたとしても当日出たら朝食とは行かないだろう。
意気揚々と喜多方市内にやってきたのだが、お盆とコロナのダブルパンチで朝ラーが食える店は軒並み臨時休業。
彷徨いながらようやく見つけたのは路地を入ったところにあるお店だった。

ウリナム食堂

ウリナム食堂という店名は韓国料理を想像してしまうが喜多方ラーメンのお店だった。
ノーマルスタイルのあっさりと、背脂たっぷりのコッテリが選べるのが特徴的だ。
喜多方ラーメンらしい美味しいラーメン屋さんで坂内には並びたくないけど朝ラーが食べたい人におすすめ。

腹ごしらえをおえて東北の旅がスタートした。
栃木県から続くR121を米沢まで北上してしばらくして道の駅 尾花沢にて休憩を取る。
この道の駅は東北中央道のPAも兼ねており無料区間の高速道路から利用している人がほとんどだった。

佐藤養助の天ざるうどん

今回の目的の一つ、稲庭うどんの名店である佐藤養助総本店で昼食をいただいた。
稲庭うどんは喉越しよくつるっと美味しい。個人的にうどんの有名店といえば、ここか伊香保温泉水沢観音下の大澤屋だ。

大仙市からR105沿いに北上していると秋田内陸縦貫鉄道との並走区間がある。
運良く列車が来ないかなぁと時刻表を開くとまもなくやってくるのでカメラを構えた。

道の駅 あに マタギの里

道の駅あににてトイレ休憩をとる。ちょうど峠道をおえて開けたところにこの道の駅はあるのだが、峠の途中でガードレールに衝突した単独事故を目撃しており、その事故処理に向かうと思われる緊急車両とすれ違った。
普段から狭い峠を走る私からすればとても走りやすい国道(100番台)なのだが、スピードの出し過ぎには注意しましょう。

大鰐温泉 不二やホテル

ホテルでゆっくりが今日のテーマということもありホテルにチェックイン。

全国的に大荒の天候の中逃げるようにやってきた青森県では雲の隙間から夕焼けとなった。
夕食前に売店で購入した津軽ワインの飲んで気分は高揚していく。

お待ちかねの夕食
ワインなんか飲んでしまったこともあるのだが、とてもボリュームのあるどれも美味しい食事だった。
ビール、日本酒、焼酎と飲んでいく私には量が多い(ただの飲み過ぎ)。
中でも名物の大鰐温泉もやしが美味しかった。

2日目 大鰐温泉〜秋田

豪華な朝食

2日目の朝も豪華な食事から始まった。
これでもかというおかずたちに、老舗ホテルの本気を感じた。
ぜひまた訪れることを誓って、旅をスタートさせる。

真冬の陸奥湾(違)

この日はこの旅の目的地である龍飛崎を目指す。
大鰐温泉から黒石市街を経由して新青森駅へと向かう。
新青森駅に出たらあとはひたすら北上していくだけだ。

下北半島と津軽海峡フェリー

道の駅 たいらだての裏側からは下北半島を見ることができる。
この辺りが津軽半島と下北半島の再接近部となる。

津軽二股駅と奥津軽いまべつ駅

しばしの時間調整のためにやってきたのはJR津軽線の津軽二股駅と北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅。
この駅を乗り換え駅として利用するのは青春18きっぱーか最長片道切符を実践する人くらいだろう。

青函トンネルを抜けて本州にやってきたE5系

1時間の待ち時間でやってきた青函トンネル入口広場。
ここでは青函トンネルを通過する新幹線を間近で見ることができる。
本数が少ないので要注意。
この時間では10分間で上下線見ることができる時間だった。

新幹線イベントを終えてやってきたのは竜飛崎。
ごらんあれが龍飛岬北のはずれよでお馴染みの場所は曇天の中でも北海道を確認できる北の果て。

大間とは違い標高の高い龍飛は意外だった。
この日も風が強く、風車が多いのも納得の地形だ。

古くから稼働しているだろう灯台。
高さが低いのも高台にあるからだろう。

お昼を食べ損ねそうなので、道の駅みんまやにてお刺身定食をいただく。
ごましおなのが憎いねぇ。

今回の旅程の最北端まで来てしまったので、残りはひたすら南下していくことになる。
陸奥湾沿いにやってきた往路とは異なり、復路の竜泊ラインは山の中を走っていった。残念ながら、展望台のあるあたりは一面の霧で視界が数メートルの状態だったのだが、少し標高が下がると雄大な景色に出会った。

呑龍岳展望台から十三湖方面

日本海沿いに南下していると大きな湖にでた。
しじみが有名な十三湖である。汽水湖。
今回は時間の関係上ここから秋田までは一気に運転したのだが、鯵ヶ沢、青池、八郎潟など見どころはたくさんある。さすがに津軽半島は広く訪れる機会も少ないので、次回ゆっくりこの辺りを回りたい。

とっぴんぱらりのぷ

秋田駅ではぜひとも訪れたい居酒屋があった。
しかし、予約必須の人気店のようでダメもとでホテルから電話をかけてみた。
すると、1時間半後の20時からならカウンター席が空くとのこと。
予約を済ませて、その時を待った。

工藤さんおすすめの秋田の酒

結論から言うと、最高の店だった。
おすすめの日本酒をひたすら飲むために、多くの銘柄をグラスで少量ずつ飲むという作戦も見事ハマった。
個人的には山本という酒を知ったのは非常に大きくて、横浜に戻ってから行きつけの酒屋で常時取り扱っていることがわかり驚いた。2021年最大のトピックスと言っても過言ではない。

山本 フォレストグリーン

工藤さんとお話しする中で、古酒があまり得意ではなくおすすめメニューを制覇しそうな私に、まだメニューにはない山本を口開けしていただいた。それが美郷錦を使用したフォレストグリーンだった。
この美郷錦は、酒米として有名な美山錦と山田錦を掛け合わせたもので秋田県独自のものである。とても美味しい酒米で、それからというもの美郷錦の文字を見つけるとつい買ってしまうようになった。

日本酒専用ポテトサラダ
いぶりがっことお通し
お通しはここから3品選んで、炙りながらいただく

もちろん美味しいお酒をこれだけ飲まらさるには美味しいお料理も多いわけだ。
お通しから非常にレベル高いのだが、店員さんが、カゴいっぱいに姿の魚や野菜を持ってきてそこから食べたいものを選ぶ炉端焼き(原始焼き)は食べらさる。

もう酔っ払ってしまって、何の魚かも覚えていない。
店名のとっぴんぱらりのぷは、秋田県で昔話の締めくくりの言葉として使われている定型句のようである。めでたしめでたしと同意みたい。

たらふく食って飲んで宿に着いて〆のラーメン。笑
ドーミーイン名物の夜鳴きそばです。
こんな満足の夜は久しぶりでよく寝られそうです。
無事に2日目の夜を迎えることができました。とっぴんぱらりのぷう。

3日目 秋田〜新潟

喜多方に続いて秋田でも朝ラーからスタートした。
末廣ラーメンは早朝も深夜もやっているラーメンでチャーハンも美味しいらしいから朝からかなりガッツリ食べた。
京都の有名店の新福菜館がルーツのようで確かにあそこも朝から食べられる。

いろはす

昨日の大宴会もあるので、胃を洗浄するため朝から水を購入しスタートした。

3日目最大の目的は朝から訪れた。鳥海山スカイラインを走って絶景を堪能することだった。

視界は数m

この日の庄内地方は快晴。まさに夏休み!という天候だったのだが、鳥海山はご覧のような状況で、スカイラインからも日本海を一望できる風景は見ることができなかった。次回の宿題です。

遊佐のあたり

下界におりるとこれでもかという素晴らしい天気だった。

時間的に寄れそうだったので、一旦日本海を離れて内陸に戻ってきた。お目当ては肉そばのといや
河北町や寒河江のあたりで食べられている冷たい肉そばを食べにやってきた。
カツ丼は卵とじではなくてカレー粉風味のしょうゆソースカツ。
実は途中の道の駅で買ったパンを食べながらやってきていたのでおやつみたいな感覚で、それにしてはのボリュームだった。腹を空かせて来訪しよう。

ちなみに、とっぴんぱらりのぷ、末廣ラーメン、といやはおにぎりあたためますかの訪問店である。

遠くに日本海を望む
R112

再び日本海へ戻るべく、国道112号で鶴岡方面に戻っていた。
すると、旧道の存在を発見したので、トンネルルートのバイパスではなく旧道を走ることにした。山の上は涼しい。しかし、半分進んだところで間違えてバイパスに出てしまい旧道は半分くらいの制覇となった。

笹川流れ

日本海側でも屈指の景勝地である笹川流れにやってきた。
あと1時間ほどで日の入りだったので、道の駅笹川流れで一服しながらそれを待つことにした。

道の駅はJR桑川駅隣接
R345沿いオシャレ

しばし待ってサンセットの時間がやってきた

夢中でシャッターを切り続けた。
雲も多かったので、水平線に沈む太陽を見るのは難しいかと思ったのだが、情熱的な夕陽だった。
偶然にもこの日は、粟島と綺麗に夕陽が沈む日で手前味噌だが素晴らしい写真だ。

年に数度しかないだろう景色に時間を費やしたために、新潟市内の到着が20時を過ぎた頃になった。
そのおかげで、時短営業要請下の市内で夕食を取ることができず、しかし、おやつがわりのといやの肉そばがしっかりとお腹にたまっておりそのまま就寝することにした。

4日目 新潟〜横浜

前日の夕食を食べ損ねたこともあり、朝食はしっかりと食べた。
朝早い時間帯だったが、朝食会場は混雑しており、騒がしいのは夏休みの帰省の子供たちの声だろう。

今日は国道17号を上っていく単純ルートなのだが、その前に弥彦山スカイラインで弥彦山の山頂付近までやってきた。ロープウェイでもやって来られるのだが9時前ということで動いておらず人もまばらだ。

弥彦山頂からは遠くに新潟市の街並みも見られる。朱鷺メッセがやはり目立つ。
あと1ヶ月遅いと、緑の田んぼたちも黄金の輝きになるのだろう。

天へぎと鴨のつけ汁

長岡の道の駅で帰宅ルートを検討したときに、へぎそばを食べてみようと思い立った。そこで、十日町を経由して魚沼からR17で帰ることにした。
やってきたのは、へぎそばの小嶋屋総本店。正直そばはそばだろうと思っていたのだが、衝撃を受けた。美味しい。
蕎麦の食べ方もいろんなチョイスがあるので飽きないし、いくらでも食べられそう。鴨南蛮のつけ汁(鴨肉も入ってるよ)を単品で頼めるのは嬉しい。
大満足で帰路へ就くのであった。

三国峠を越えて、戻ってきた関東地方。
道の駅たくみの里で休憩をすることにしたが、思いのほか大きな施設でこの道の駅を目的地に訪れている家族が多いようだった。

この時点で14時を回ったところ。
下道で帰るつもりだったが、疲労と渋滞に巻き込まれるのを回避して、渋川伊香保ICから圏央道で帰ることにした。
海老名の手前でやはり東名の渋滞情報があったのでそのまま茅ヶ崎まで向かいR134で帰宅した。

総走行距離は2,068km(341,447,388,452,440)のほぼ下道ドライブとなった。

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