がやてっくメモ㉟
・勉強不足です
越ヶ谷のアビーロードというライブバーがクラファンに挑戦しています。
実際は常連さんが立ち上げた企画見たいですね。
自分の大好きなお店を守りたいという心意気。
とても素敵だなと思います。
ちなみに僕のスタンスは、
気持ち的にはすごくいい流れだなと思っています。
ただ支援は出来かねます。
ここはメモなので、
気持ちとか熱量みたいなものは一旦置いておきますね。
今回はこのクラファンの企画を使って、クラファンについて考えます。
僕が取り上げたいのは中身です。
まず、概要としては、
オールイン方式を採用しているので、運営が承認すれば支援金はすべてもらえます。ということは、未達でもお金は入ってくるわけですね、存続してほしい気持ちがあるので、ぜひ支援金はもらってほしいし、出来れば目標を達成してもらいたいなと本気で思います。
でも、ここに触れないわけにはいかないなとも思っています。
このクラファンは失敗事例です。
断言してもいいと思っています。
理由は、
クラファンをやるうえでやっちゃいけない事をまんまやっているからです。
これじゃダメなんです。
まず、企画文が長いです。
企画文とは、いわばプレゼンです。名前も知らない、越谷という街のお店の言い分に耳を傾けてくれる人はそうそういないです。つまり、持ち時間はかなり限られています。こんなに長い企画文を読むことはできないでしょう。
次に、リターンです。
リターンは組み合わせない方がいい。AとBとCのセット販売をリターンにするのではなく、すべてバラバラにして支援者数を稼ぐ必要があります。行列の出来ているお店に人は集まるのと同じで、支援者数を多く見せることが重要です。大体、Tシャツはいりません。
そして、目標金額。高すぎます。一回で700万円の目標を立てるくらいなら、200万、200万、300万で3回やったほうがいい。
あとこれ、利益でなくないですか?
グッズを作る、手数料を払う、スタジオを貸し出す、もろもろの人件費と労力をかけたら、多分赤字だと思います。メール書くのも人がいるし、時間もかかる。グッズを作るのには人も必要だし、時間もかかります。
原価がかかる商品や新規参入の機会を逃すので、機会損失も大きいでしょう
最後です。
これが僕が失敗事例と呼ぶ最大の理由です。
そもそもこの企画、このクラファンが無くても移転出来るんですよね?
じゃあ、支援する理由って何なのでしょうか?
このお店の移転を支援したいという図式は、アビーロードさんが存続できない状態にあって初めて成立するものです。
存続できるけど、補助したいという歌い方は絶対にやっちゃいけないんです。なぜなら、これをやってしまうと、常連さんやアビーロードに関係の深い人間からの支援しか集まらないどころか、新規顧客は冷めてしまうから。
アビーロードというお店の繁栄を本気で願うなら、
移転した後のアビーロードに、クラファンをキッカケにアビーロードを知ったという人を沢山巻き込まないとダメなんです。
企画で新規が冷めるような事をしちゃいけないんです。
これ、企画に関与したアビーロードさんの信用問題にもなるんです。
この活動を拡散することも、この活動に肯定することも、巡り巡って、アビーロードさんの信用を損なう行為になると思います。
上げればキリがないくらい、地雷を踏んでいる感じです。
問題なのは、勉強不足です。
クラファンは、すでに沢山の人が利用して、その使い方も沢山擦られていて、攻略法まで確立されています。
勉強すれば、救えた活動が沢山あります。
きちんと手順を踏めば、最高の形で事を済ませることが出来ます。
見誤ってはダメ。うまく行くためにアップデートしましょう。
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