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街と自分

上京。

私は福岡出身です。大学への進学を機に上京しました。

東京には二度ほど行ったことがありました。ライブ参加だったり家探しだったり、用事があって行った感じです。
東京は目的地が集まった場所というか、東京に行けばなんでもあるんじゃないかと、地元にいたときは錯覚していましたね笑笑
だって、綺麗な図書館とか変わった本屋さんとか、大体東京にあるじゃないですか。ライブもだし。

でも、上京した今思うことは、土地は変わっても人は変わらないということです。
目的となる場所が身の回りにいっぱいあっても、私自身は変わってないので、結局今住んでる場所が大切だなと。
何が目的地となるかは人生のステージによって変わる気がするので、東京だけが目的地ってわけでもないですよね。探せば今住んでいる土地にだって、自分が探しているものはあるはずですし。そもそも目的を外に求めすぎるのも、なんだか悲しいですよね。

以前読んだ、三浦丈典さんの「こっそりごっそりまちをかえよう。」という本が結構印象に残っているので紹介します。

こっそりごっそりまちをかえよう。

建築やまちのことが書かれているエッセイ的な本です。
引っ越すことでまちを変えるという点でも、空想の中でまちを変えるという点でも、自分が変わることでまちも変わるという点でも、いろんな「まちをかえよう」の視点が得られます。

あと、どの本で読んだのかは忘れたのですが、建築家はその街に足りない建築物がわかるという趣旨の文章をみたことがあります。
なんか、めちゃくちゃ素敵だなって。見えないものが見えて、それを空想から現実に持ってこれるってめちゃくちゃかっこいいです。

建築家とはいかなくとも、そういう視点を忘れずにいたいですよね。

上京は、街と自分の関係に気付くきっかけになりました。

#上京のはなし


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