2022年9月5日「続編を匂わせるラスト1コマ」

超人ウタダ|漫画

今まで読んだ山本康人の漫画で初めてちゃんとエンディングを迎えたんじゃあなかろうか。事なかれ主義の警察署の中で社畜として働いていた歌田刑事が、自身の前世であるという大正時代の殺人鬼・神埼の霊とバディを組んで事件を解決していくーそんな話。

人間の闇とか、警察組織の闇とか、1章完結の一般的なまあよくある話なんです。でもね、この漫画が優れているのは「いつでもエンディングに突入できる設定」なんです。

エンディングは殺人鬼・神埼の生い立ちとバディ解散からの大量殺戮、首相暗殺計画。この辺りしっかりとページを割いて書ききっている。つまり予めネームだけ書いていた可能性が高い。ストーリー中の伏線も章を移るごとに回収出来ていて読者としても納得しやすい。そして

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