【ミニ四駆】JOBANオイル使用例【G-Craft Lab】

皆さん初めまして、G-Craft LabのGaussといいます。

この度は、G-Craft Labの商品の一つであるJOBANオイルシリーズが店舗限定からメルカリ等のネット販売を始めたことで、オイルの使用方法について説明が必要と考え、こちらの記事を書かせていただいています。

JOBANオイルシリーズ

この記事では、モーターオイルとメタルオイルの使用例をご紹介させていただきます。
JOBANオイルシリーズには上記2種の他にベアリングオイルが存在しますが、そちらについては他のベアリングオイルと使用方法は同じですので割愛させていただきます。
モーターの慣らし方は人それぞれだと思いますので、今回紹介する使用例はあくまで参考程度にお考え下さい。
今回はスプリントダッシュモーターを慣らします。
開けポン時の回転数は3Vで34,157.0rpmでした。

開けポン時の回転数

まず、モーターのエンドベル側と缶側の軸受けにJOBANメタルオイルを注油し、軸を数回動かして馴染ませていきます。

JOBANメタルオイル
エンドベル側に注油
缶側に注油
モーターピンと軸受けにオイルを馴染ませる

メタルオイルが十分に馴染んだら、エンドベルの両方の穴からモーターオイルをブラシに注油します。

JOBANモーターオイル
エンドベルの穴からブラシにオイルを注油

この際、表面張力でエンドベルにオイルが張り付いてブラシにオイルが届いていないという場合がございますので、その際は息を吹きかける、オイルの量を増やす等で対応してください。
注油が終わったら、モーターを慣らしていきます。

モーターが熱を持たないように冷やしながら慣らします

私の場合は使用する回転方向に3Vで15分~30分慣らしています。
慣らし時間に幅があるのは、モーターの音や消費電力を確認しながら慣らし時間を調整しているためです。
また、慣らしの際にモーターが熱を持たないようにファンで冷やしています。
慣らしが終わったら、パーツクリーナーでモーター内部に溜まったブラシの削りカスや残ったオイルを洗い流し、再び軸受けにメタルオイルを注油します。

基本的な慣らしはこれで完了となります。
慣らしが終わった後の回転数は37,790.8rpmですので慣らし前から3,633.8rpm回転数がUPするという結果となりました。
人によってはこの後、保管用に接点剤を注油するという方もいると思いますのでそのあたりはお好みでお願いします。

慣らし後の回転数

慣らし後のコミュテーターとブラシの状態ですが、焼き付き等はなく、綺麗に削れていることが分かるかと思います。

慣らし後のコミュテーターの状態
慣らし後のブラシ面


また、今回は3,600回転アップしましたが、回転数のアップについては、モーター毎の当たりはずれ、各々の慣らし方、周辺機材等様々な要因によって結果は変わってきます。
JOBANモーターオイルを開発した理由は慣らし時間を短縮すること、つまり時短が目的となっています。
弱い電圧で何時間も慣らすのが面倒くさいと思い、3V程度で比較的短時間で慣らしてもブラシやコミュテーターを痛めないで慣らしたいという思いから開発を行いましたので誰が使用しても必ず回転数が上がるということを保証するものではありませんので、ご注意ください。

なお、慣らし作業において発生したオイルやパーツクリーナーが染み込んだウェスやちり紙は非常に燃えやすいものとなります、慣らし作業を行う際にはくれぐれも火気厳禁でお願いいたします。

また、このオイルはモーター慣らしのみにご活用ください。
店舗等で走行前にモーターオイルを注油するなどの行為は絶対に行わないでください。

この度は本記事をご覧いただきありがとうございました。
JOBANオイルは、G-Craft Labのメルカリアカウントの他、福島県郡山市にあるミニ四駆サーキット「YELL!!」の店頭でも販売を行っておりますのでよろしくお願いいたします。

また、G-Craft Labではオイルの他にカラーマスダンパー等の販売も行っておりますので、そちらについてもよろしくお願いいたします。

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