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ナイン・ストーリーズ/サリンジャー、新訳、ゴウダヴとMy Foolish Heartと

こんばんはー横田寛之です

ずいぶん前に読んだはずのナイン・ストーリーズ

当時はこの装丁、野崎孝さんの新潮のやつ

ひーさしぶりに
本屋さんで新刊のところにナイン・ストーリーズあって
なんやろーとおもったら

別の人の訳
柴田元幸さんていうひと

装丁もあたしくて新鮮〜

ぱらぱらめくって

最初の話

ホテルにはニューヨークの広告マンが九十七人泊まっていて、長距離回線を独占しているものだから、五○七号室の女の子は電話がつながるまで正午から(以下略)

ナイン・ストーリーズ/サリンジャーより引用

と始まっていて

たしか野崎さんのやつは

この"女の子"の部分が
”御婦人”(?)みたいな硬めの文章やったから

えーなんか読みやすそうと思って買ってしまった2冊め。

ナイン・ストーリーズて
特に野崎さんの訳の装丁からすると

可愛らしい話なんかなと思うけど読んでみると結構エグい話
そして戦争の影

前よく読んでた金原ひとみさんの作品みたいな
エグさとはまた別のエグさなんやけどね

あとは
なんかどういうふうにも捉えられるような余白の多い作品が多くて

不思議なかんじやな〜

そして今更知ったんやけど
2作めの『コネチカットのアンクル・ウィギリー』
(野崎さんの訳やと『コネチカットのひょこひょこおじさん』(?))
の映画化したのが
My Foolish Heart(愚かなり我が心)やね!

この曲、なんで邦題がこんなコロちゃんみたいな訳なんやろう
と思ってたんやけど、当時の映画の邦題てことなんやな〜

ちなみに、ゴウダヴの2ndアルバム「イレブン・ストーリーズ」は
このサリンジャーのタイトルからとりました

良かったら聴いてみてね

今週木曜はYocotasax.の配信があります
ぜひご視聴をお待ちしています

おやすみー

横田寛之


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