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3歳おめでとう!

先日、娘が3歳になりました。
というわけで、わたしも“お母さん3歳”です。

あっという間の3年。
だけど、とっても大きな3年。

娘が生まれてすぐの頃は
「3歳までは子どもとゆっくり」なんて思っていたのですが、

そんなことは私には全然できなくて(笑)
1歳になるのとほぼ同じタイミングから、保育園に通ってもらっています。

思い返すと、
娘が8ヶ月くらいの頃から一緒に過ごすことが難しくなりました。

それは、成長してきた娘には、娘のやりたいことが。
ちょっと心に余裕が出てきたわたしには、わたしのやりたいことが。
お互いの欲求がはっきりしてきて、一緒にいると、どちらかが我慢しなければいけないし、我慢させていることに心を痛めるようになってきたのを感じたからです。

はじめは、一緒にいる時間が少なくなることに不安を感じたり、
さみしくなったり、悪いお母さんだと自分を責めたり…

そんな気持ちもあったのですが、
いざ、離れてみると、いいことばかり。

離れて過ごす時間が増えたからこそ、一緒にいる時間が「大切」「ごほうび」と感じられるし、
娘を見つめる大人の目(保育園の先生)が増えて、わたしが気づかないことを教えてくれたり、
何かあれば相談できる子育てのプロと毎日顔を合わせられる環境を手に入れました。

そういったわけで、保育園に通ってもらうことで、
わたしの子育ては随分と楽に、そして自由になったと感じています。

そんな保育園生活も、3年目。
家庭の事情で娘はこの春から3、つ目の保育園に通い始めます。

我が家はひとりっ子ですが、
「保育園探し」はすでに3回の経験があります。

もちろん、もっとたくさん経験されている方がいらっしゃると思うのですが、ひとりっ子ママとしては多いほうでは?!と思ったりしています。

入園の手続きは毎年同じですが、その中身はそのときそれぞれ。
悩むことも、感じることも、望むことも、少しずつ違います。

1年目は、もうわけがわからず。
初めての保育園探しで、何からスタートさせたらいいのか。
そして「保育園探し=大変」という思い込みもあり、随分と重たい気持ちで探しはじめました。
さらには、「保育園を探そう!」と思ったタイミングも遅く、ちょうど1次募集が終わった頃。
もう選択肢もあまりないし、わたし自身は求職中だったので、いわゆる「点数」も低く、「絶対見つからない」と家に帰って大泣きしました。

結局は、夫の会社の託児所が運よくあいていたので、そこに決めて、
なんとか無事、保育園デビュー。
わたしの仕事も決まり、家族3人、新しい一歩を踏み出しました。

2年目は、我が家の引っ越しに伴い転園することに。
引っ越しを決めたタイミングが、またまた、ちょうど1次募集が終わった頃。

「2歳児が1番難しい」という区役所の担当の方からの言葉を受けて、かなり落ち込みました。

さらには、当時住んでいた大阪から、引越し先の神戸まで通いながらの保育園見学。

雪の降るなか坂道を登って、1日3〜4件、とにかく通えそうな範囲の園を全部まわりました。それでもやはり、2次募集は枠が少なく、通わせたいところは募集すらないという状態で。
申し込み用紙提出の前日、夫と夜遅くまで話し合い、第1希望から第4希望までを埋めました。

その結果、今通っている保育園へ。
比較的、家から近く通いやすいのですが、小規模保育なので、2歳児まで。
1年しか通えないところがひっかかっていたのですが、また3歳で探し直そうと期待を込めて、ここに決めました。

どうなることかと思ったのですが、通い始めてみたら、とってもいい園で。
先生たちはみんな親切で、想像以上に娘も早く慣れ、楽しそうに通ってくれています。

この2年目の経験はわたしにとって大きく、「決まったところがいいところ」なんだなという感覚を教えてくれました。

ついつい「何としてもいい園に!」とか「ここじゃなきゃだめ!」という強い気持ちがはたらいてしまって、

自分の力の及ばない範囲をコントロールしようとしていたのだと思います。なんとも怖いお母さんですね(笑)

この学びを得た3年目は、
落ち着いて行動でき、自分自身の成長を感じました。

夏頃から少しずつ、無理のないスケジュールで見学に行き、
いいなと思った園には娘を連れて園庭開放に通いました。

娘にどんな毎日を過ごしてもらいたいか、
それをサポートするわたしたちの毎日はどんな感じがベストなのか。
夫や家族といろいろ話して、希望を決めました。

区役所では「3歳児も難しい」と聞かされていたので、
あまりたくさんの候補をあげていないわたしの申し込み用紙をみて、
担当の方に心配されました。

けれど、これがダメならまた考え直そうと夫婦で話し合っていたので、
わたしは安心して自信満々に提出しました。

それから結果が通知されるまでの数ヶ月。
時々思い出しては「あーどうなるのかな」とやきもき。。。
だけどその度に「決まったところがベスト」「神様にお任せする」と
自分に言いきかせて、気持ちを落ち着かせていました。

それがよかったのか、第1希望の園に決まり大喜び!
今は、春が来るのが待ち遠しい限りです。

「保育園」というキーワードで、これだけたくさんの思い出があります。
もっというと、今ここに書き連ねたのはほんの一部で、書こうと思えば、まだまだ書けます(笑)!

なんとも不思議なものですね。
母にとって「保育園」とは、「子どもを預ける」とは、
それだけドラマチックで大きな選択なんだと感じずにはいられません。

もっともっと冷静な目でこのことを見てみると、
娘が通う保育園なのに、「娘」の存在がやや置いてきぼりになっていることに気づきます。

もっともっと本質的なことを言えば、
どんな保育園に通うことになったって、「うちの子は大丈夫」と信じてあげれば、それでいい。

あーだこーだ騒いでしまうわたしは、まだまだ未熟な母だなと、恥ずかしい気持ちにも。

だけどこの3年で、少しはしっかりしたお母さんになれたんじゃないかな。
そのために必要な出来事が次々と起こったんだろうし、
たったひとりの子どものために、3回も保育園を探すことになったんだろうと思います。

“お母さん”になって3年。
これまでにない経験をたくさんさせてもらっています。
その中で悩んだり迷ったり喜んだり、泣いたり、笑ったりしている毎日が、ただただ幸せです。


娘さん、ありがとうね。
これからもたくさん遊ぼうね。


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