江の島から横浜への抜け道動画が伸びた理由を考えてみる

今更ながら、あけましておめでとうございます。
2023年は車載動画チャンネルの収益化条件を達成し、無事にYouTubeからお給料をいただくことに成功した。
さて、そんなチャンネルで最も伸びた動画が「江の島から横浜への抜け道はどれだけ効果があるのか?」だった。今回は、この動画がなぜ伸びたのかを考えてみる。

また、今回の動画を作るにあたってコラボしてくださったせきうストーブさんの動画もみてね。

需要の高い企画を真似た

江の島といえば誰もが聞いたことがある有名観光スポット。そのため、周辺は渋滞しやすく、YouTubeにも車載関係の動画がまあまあ上がっている。再生数でソートすると抜け道動画が上位にくることが多かったが、ここであることに気づく。
江の島の抜け道動画は登録者数 < 再生数になってることが多い。
つまり投稿者の人気のおかげで伸びてるというよりも、企画に需要があると考えた。

抜け道の車載映像にトッピングとして検証を加えた

需要があることはわかった。しかし、動画を視聴したときに自分が思ったのは「本当に効果あるの?」ということ。
どの動画も単独走行で、俺が考えた最強の抜け道を紹介したところで終わっている。どれだけ効果があったかは示せていないのである。視聴者は抜け道を知りたいのはもちろんだが、抜け道の効果も知りたいのでは?と思った。
そこで、こう考えた。検証してその結果を動画にすれば、視聴者のかゆいところに手が届くし、他とも差別化できる。
ということで、抜け道動画を出していたせきうさんに検証を持ちかけてみた。
余談だが、この時点では私のチャンネルで動画を出すつもりはなく、撮影のお手伝いをするだけのつもりで企画を持ちかけたのである。というのも、自分のチャンネルのスタイルである「道を主体に車載映像に解説をつける」とは合わないと思ったから。話しているうちに、ふたりともそれぞれで編集して公開することになったわけであるが、結果的に最も伸びた動画になってしまったのだから面白い。
かくして始まった検証動画であるが公開した後も重要だった。

批判的な評価のおかげで伸びた?

上記は動画を公開して24時間の視聴回数のグラフである。青が「江の島の抜け道」、紫が「仙台のR286」。初速は仙台の方が良く、江の島は低空飛行が続いている。あんなに需要がどうこうキリッとか言っといて、この数字は失敗に近い。YouTubeの管理画面では直近に出した動画10本中何位かが表示されるが、そのときは8位とか9位だった記憶がある。せきうさんにも手間を取らせてしまったのにこれかぁ、と落胆したのを覚えている。
しかし、公開から22時間あたり、グラフでいうと右端のあたりで浮上しはじめているのがわかる。ここから超絶怒涛の追い上げが始まった。このころ高評価と低評価がかなりついたのと、批判的なコメントがついたと記憶している。そこからはあっという間に5万再生まで駆け上がってくれた。
検索やおすすめから流入し、評価やコメントをしてくれるとYouTubeのAIに認定されたことが功を奏したようだ。

ちなみに、批判的なコメントの内容は「江の島に行くなら車で行くな」といったものがほとんどである。このコメントにある程度共感できるものの、動画の主旨である「車での抜け道検証」とはレイヤーがずれていると考える。しかしながら、これらのコメントひとつひとつのおかげで伸びたので感謝したい。
毒にも薬にもならぬとまではいかなくても、賛否両論がある程度ないとだめってことなんでしょうね。

といった感じで、一番再生された動画を簡単に振り返ってみた。何かのたしになれば。それではまた動画でお会いしましょう。

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