ガッチ株式会社――伝統創生で、 時代を拓く。

日本各地の伝統工芸品の魅力を世界へ発信する専門商社・メーカーです。福島県双葉郡浪江町で生産されてきた国の伝統的工芸品「大堀相馬焼」松永窯の4代目松永武士が始めました。事業者さんやガッチ株式会社で働くメンバーのストーリーをお届けします。https://gatch.co.jp/

ガッチ株式会社――伝統創生で、 時代を拓く。

日本各地の伝統工芸品の魅力を世界へ発信する専門商社・メーカーです。福島県双葉郡浪江町で生産されてきた国の伝統的工芸品「大堀相馬焼」松永窯の4代目松永武士が始めました。事業者さんやガッチ株式会社で働くメンバーのストーリーをお届けします。https://gatch.co.jp/

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震災で避難し、新天地で事業再開。大堀相馬焼「いかりや窯」が繋ぐもの

福島県浪江町で約350年間作られてきた国の伝統的工芸品、大堀相馬焼。東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故により、約20軒あった窯元のすべてが町外への避難を余儀なくされました。 山田慎一さんが主人をつとめる大堀相馬焼「いかりや窯」もそのひとつ。浪江の工房に戻ることはできず、事業を営んできた職人も福島を離れ、焼き物の販路も失われるなど、事業存続の危機へと陥ってしまいます。 2013年に福島県白河市に仮説工房を建設し、事業を再開した「いかりや窯」。再起を支えたのは、EC

    • 震災がもたらした、故郷ふたつ。鈴木酒造店が醸す喜びの酒

      こんにちは。ガッチ株式会社広報部です。 私たちは、福島県双葉郡浪江町の大堀地区で約350年間生産されてきた国の伝統的工芸品「大堀相馬焼」松永窯の4代目である松永 武士が始めた会社です。日本各地の伝統工芸品の魅力を、世界に向けて発信する商社・メーカーとして活動しています。 福島・浪江町の請戸地区で酒造りを続けてきた「鈴木酒造店」。東日本大震災で被災し、原発事故のため山形へと避難しました。山形・長井での再出発を経て、福島・浪江での事業再開。そこには、酒蔵の5代目である鈴木大介

      • デンマークで出会った、陶芸の道。若き職人が挑んだ「Japan Expo」

        こんにちは。ガッチ株式会社広報部です。 私たちは、福島県双葉郡浪江町の大堀地区で約350年間生産されてきた国の伝統的工芸品「大堀相馬焼」松永窯の4代目である松永 武士が始めた会社です。日本各地の伝統工芸品の魅力を、世界に向けて発信する商社・メーカーとして活動しています。 7月にフランス・パリで行われた日本文化の総合博覧会「Japan Expo 2024」に、「FUKUSHIMA KAWAII KOGEI」として、現代美術家・増田セバスチャン氏の特別監修で、15社の工芸事業

        • "福島×アート"で地域の未来を表現する滞在型プログラム「浪江学生デジタルアート道場2024」始動。学生クリエイター募集します。

          このプログラムの対象となるのは、創作活動をするすべてのクリエイターです。活動支援金、イベントの開催、活動告知サポートなど、さまざまなかたちで、クリエイターが継続的に創作活動をするための支援をしていきます。 今年度の参加学生クリエイターを募集します。 プログラムの内容今回の舞台となるのは、東日本大震災や原子力災害で、甚大な被害を受けた福島県浪江町。 福島県浪江町は、県の東部、浜通り地域に位置する町です。 福島第一原子力発電所から20km圏内にあり、震災と原発事故により全町

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          復興へ向かう福島の恵みを、極上の料理で味わう。「浜通り美食倶楽部ツーリズム」レポート

          こんにちは。ガッチ株式会社広報部です。 私たちは、福島県双葉郡浪江町の大堀地区で約350年間生産されてきた国の伝統的工芸品「大堀相馬焼」松永窯の4代目である松永 武士が始めた会社です。日本各地の伝統工芸品の魅力を、世界に向けて発信する商社・メーカーとして活動しています。 福島の太平洋側に位置する浜通りは、寒流と暖流が交わる豊かな海でとれる「請戸(うけど)もの」や、豊かな風土で育まれる農産物など、美味しいものがいっぱい。しかし、震災で被害を受けた浜通りの農産物は、風評被害も

          復興へ向かう福島の恵みを、極上の料理で味わう。「浜通り美食倶楽部ツーリズム」レポート

          福島県南名物を高校生がデザインした箸置きに。「大堀相馬焼しらかわ箸置きガチャ」から生まれたもの

          こんにちは。ガッチ株式会社広報部です。 私たちは、福島県双葉郡浪江町の大堀地区で約350年間生産されてきた国の伝統的工芸品「大堀相馬焼」松永窯の4代目である松永 武士が始めた会社です。日本各地の伝統工芸品の魅力を、世界に向けて発信する商社・メーカーとして活動しています。 ガッチ株式会社は、福島県白河市で職人の担い手不足と新たな才能発掘をめざして、就労継続支援B型施設tokugy白河を運営しています。 地元の高校生とコラボレーションして、地域の名物の箸置きを作り、ガチャガ

          福島県南名物を高校生がデザインした箸置きに。「大堀相馬焼しらかわ箸置きガチャ」から生まれたもの

          現代美術家・増田セバスチャン氏の特別監修作品「KAWAII 武士」。パリ「Japan Expo 2024」で7月11日~世界初公開

          こんにちは。ガッチ株式会社広報部です。 ガッチ株式会社は、福島県浪江町にある国の伝統的工芸品、大堀相馬焼松永窯四代目である松永 武士が始めた会社です。「大堀相馬焼」の企画・販売から始まり、日本各地にある伝統工芸品の魅力を世界に発信する事業を行っています。 大堀相馬焼松永窯は、東日本大震災後初のアートピースとして「武士」シリーズを発表します。それに先立ち「FUKUSHIMA KAWAII KOGEI」プロジェクトで、現代美術家・増田セバスチャン氏の特別監修で製作した作品「K

          現代美術家・増田セバスチャン氏の特別監修作品「KAWAII 武士」。パリ「Japan Expo 2024」で7月11日~世界初公開

          福島からはじまり、世界へ。GATCHは伝統工芸品の魅力を伝えていく

          こんにちは。ガッチ株式会社広報部です。 私たちは、福島県双葉郡浪江町の大堀地区で約350年間生産されてきた国の伝統的工芸品「大堀相馬焼」松永窯の4代目松永 武士が始めた会社です。現在は、日本各地の伝統工芸品の魅力を世界に向けて発信する商社・メーカーとして活動しています。 今回の記事は、ガッチ株式会社の創業から現在までのストーリーを前後編でお届けします。前編では、松永が福島から大学で上京し、学生起業や海外起業を経て、東日本大震災で被災した「大堀相馬焼」の復興に携わっていく覚

          福島からはじまり、世界へ。GATCHは伝統工芸品の魅力を伝えていく

          震災を経て、海外起業から伝統工芸の復興へ。「大堀相馬焼」4代目の挑戦

          こんにちは。ガッチ株式会社広報部です。 ガッチ株式会社は、福島県浪江町にある国の伝統工芸品「大堀相馬焼」松永窯四代目である松永 武士が始めた会社です。家業である大堀相馬焼の企画・販売から始まり、現在では日本各地にある伝統工芸品の魅力を世界に発信する事業を行っています。 国の伝統工芸品「大堀相馬焼」の窯元の跡継ぎとして生まれた松永。「福島を出たい」と思い、東京の大学に進学し学生起業します。さらなるステップアップを目指し、海外で事業を立ち上げる準備をしていたその時、東日本大震

          震災を経て、海外起業から伝統工芸の復興へ。「大堀相馬焼」4代目の挑戦

          ガッチ株式会社がnoteをはじめる理由

          はじめまして。ガッチ株式会社広報部です。 このたび、「ガッチ公式note」をスタートします。 記念すべき初投稿は、私たちガッチ株式会社の自己紹介と、noteをはじめる理由と想いを綴ってみたいと思います。初めての投稿になりますので、まずは少しだけ自己紹介をさせてください。 私たちは、福島県の窯元をルーツに持つ会社です。創業者の家業であり、国の伝統的工芸品である大堀相馬焼の企画・販売から始まり、現在で日本各地にある伝統工芸品の魅力を世界に向けて発信する商社・メーカーとして活

          ガッチ株式会社がnoteをはじめる理由