『春秋』から伝える力を学びたい

こんにちは。おがたこです。たまにしか新聞を買わないので、社会人としてどうなんだろうなという思いと、どうせ買ったんだから情報仕入れる以外も活用できないかなと思って、題名の考えに至りました。あとはタイピングの練習も兼ねて。

小学生の頃だか中学生の頃だか覚えていませんが、天声人語書き写すと良いみたいな話をよく聞いていたのでそれを思い出したのもあります。

というわけで、8/14(金)の春秋より。一体いつのやつを引用しているんだ。。。(現在 12月25日)

第1段落

昨日の午後、東京都心では強いにわか雨があったが、おととい、埼玉県の南部で、より激しいゲリラ豪雨に遭遇した。急変する天候の現実を共有し、防災に役立てていただければ幸いである。この日は朝から太陽が照りつけ、昼ごろに気温は37度近くまで上がった。

防災に役立ててほしい、ということが筆者の伝えたいことのようです。
事実として、朝から太陽が照りつけ、昼には気温が37度近くまで。
(現在松本市は 5℃です。)

第2段落

ところが、午後1時を過ぎ、北の空に黒雲がわき出す。遠い雷鳴を耳にして間も無く雨が降り、どんどん大粒になった。滝が落ちるようなとどろきの中、いなづまが次々厚い雲を破る。大音響が建物を揺らし続けた。近くの観測点では1時間で80.5mmの雨量を記録したという。気象庁の基準で「人が恐怖を感ずる」レベルだ。

事実を並べる段落。
「人が恐怖を感ずる」レベルという表現は、いい感じに恐怖感を煽っていて事実だけれども、上手だと思います。

第3段落

雨が上がり近所を歩いた。生活道とは数百メートルの間、ひざ下までの冠水。線路をくぐる掘り下げ式の道では、車が水没している。運転の男性は命からがら逃げ出して無事と聞いた。先月、九州各地や岐阜県、山形県などの豪雨で被災した方々に比して微々たる体験だが、気象災害の恐ろしさを改めて認識した数時間となった。

筆者の経験をもとに、感じたこと、を再認識する場面。ゲリラ豪雨の悲惨さを読者に伝える段落です。

第4段落

「もはや、過去の経験はあてにならない」。専門家は気象変動がもたらすリスクに、何度もこんな警鐘を鳴らす。大都市での河川の氾濫や高潮はおびただしい被害につながると予想されている。温暖化が生んだ可能性のあるゲリラのごとき極端な気象に対して、暮らしの場やオフィスで、十二分な備えを固めねばなるまい。

専門家の意見として今後のリスクを明示し、備える必要性を伝えています。

第一段落で伝えたかったことは、事実を共有し防災に役立ててほしいとのことでしたが、内容としては備えを固めてほしいとのことでした。でも文章の流れが非常に綺麗だったので、事実と解釈とを論理だてて説明することの重要性を感じました。まる。

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