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【競馬】クイーンC(GⅢ)コース・傾向解説&傾向からの推奨馬【2021】

 今週末は土日で計3つの重賞が行われます。

 今回はクイーンC(GⅢ)についてコースと過去の傾向について解説していきます。
 本レースは牝馬クラシックの重賞路線として位置づけされている、重要なレースのひとつとなっています。

 東京芝1600mのDコースを使用して行われる本レース。フルゲートは16頭で、現在の登録馬は23頭となっています。

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◆コース解説

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◆ポイント
東京競馬場 左回り 芝1600m(Dコース)
・1周距離 2,139.6m 幅員 22~32m 直線 525.9m 高低差 2.7m
・ 向正面直線の右奥からスタート
・スタートから3コーナーへの直線は約550mと長い
・250m地点までは緩やかな下り坂
・向正面半ばで上り坂。そこから3コーナーにかけて下っていく
・直線に入ってすぐ約160メートルの上り坂(高低差2.0m)
・坂を上り切ると、残り直線約300m

◆まとめ
 
2コーナーにあるスタート地点(向正面右奥)から3コーナーへ向かって約550mの直線が続き、最初のコーナーである3コーナーに差し掛かる前に坂を上り、コーナーで下り坂となるため、ペースが緩みにくい。
 4コーナーから直線に入ってすぐに高低差2.0mの上り坂が約160mも続き、その坂を上り切った後に約300mもの直線が続くコースとなっており、最後に末脚をしっかりと使えるタイプが好走しやすいコースとなっています。
 逃げ馬はペースが緩みにくいなかで、最後にもう一度末脚を使うことが要求されるため、中距離を走れるスタミナが要求されます。

◆傾向解説(過去10年)

人気馬が強い堅めの決着(特に1、2番人気が抜けている)
 勝ち馬は4番人気までの馬のみ。
 1番人気は連対率「50%」、複勝率「60%」、2番人気は連対率「50%」、複勝率「70%」と、軸にするには最適です。

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・好走データ該当馬

※当日オッズ参照

◆栗東所属が優勢
 出走頭数にかなり差がありますが、勝利数は美浦、勝率、連対率、複勝率では栗東が優勢となっています。

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・栗東所属馬

インフィナイト
インフィニタス
エイシンヒテン
サルビア
ステラリア
ハッピーオーサム

◆前走は阪神JF組が狙い目
 阪神JF組が最多の4勝、連対率「40%」、複勝率「50%」も優秀。2019年は1~3着を阪神JF組で独占と、好走が目立ちます。
 その他ではフェアリーS組と1勝クラスが複数勝利をあげていますが、今年の登録馬で前走フェアリーS組はいません。
 一方、新馬、未勝利、オープン特別は勝ち馬が出ていません。

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・阪神JF組該当馬
※今回の登録馬にフェアリーS組は出走なし

インフィナイト
エイシンヒテン
サルビア

◆前走と同距離か距離短縮組が狙い目
 前走と同距離(1600m)が7勝、距離短縮が3勝と、前走距離は1600m以上で10勝となっています。
 前走から距離延長は成績が奮っていません。

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◆キャリア3戦組が最多の勝利数
 キャリア3戦組が半数の5勝、連対率「32.3%」、複勝率「35.5%」を挙げる好走ぶりを見せる一方、キャリア1戦組、6戦以上組は勝利馬が出ておらず、特にキャリア6戦以上は連対も「0」とまったく奮っていない。

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・キャリア3戦組該当馬(好走傾向)

アカイトリノムスメ
インフィナイト
サンマルセレッソ
ミヤビハイディ
リフレイム

・キャリア1戦組該当馬(凡走傾向)

アビッグチア
アールドヴィーヴル
インフィニタス
レッジャードロ
レフトゥバーズ

・キャリア6戦以上組該当馬(凡走傾向)

アンチエイジング
エイシンヒテン

◆過去の傾向からの推奨馬

 今回取り上げた好走条件の該当項目が2つ以上だった馬は以下の表の通りです。また、3つ以上当てはまった馬が4頭いて、「インフィナイト」はすべての条件が該当しました。

・アカイトリノムスメ
  3つ該当。データからはこれといったマイナス要素なし。前走阪神JF組ではないことくらいか。
・インフィナイト
  すべて該当。この馬に当てはまる項目だけ取り上げたみたい・・・
・エイシンヒテン
  3つ該当。好走データの該当が多いものの気になるのは「勝率」、「連対率」が「0%」、馬券内も1回の「キャリア6戦以上組」。
・サルビア
  3つ該当。「4番人気以内」という項目が当てはまらなかった分、勝ち負けの期待が薄い。ひも狙いか。

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