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神・時間術

評価★★★★★☆☆

この本では、どうやって生産性の高い行動をとっていくか、精神科医の方が執筆された本。

個人的に印象的なポイント
①朝の起床から2〜3時間は脳のゴールデンタイム。特に集中できる時間。
テレビ等で脳に余計な情報を入れずに、特に集中力を必要とする仕事に取り組む。
それは脳が睡眠から目覚め、一番整理されている状態であるため、スッキリしている。
朝一の読書なども自分にとっては効果があると考える。

②やることリストの中でも優先度を決める。
リストの中でも更に分類し、頭を使う必要のあるものを朝の時間にもってくる。
生産性の下がりやすい14〜16時は頭を使わない仕事を持ってくるようにする。
朝仕事に取り組む前に、集中力の必要量を考えておくとより効率的に働ける。

③外食ランチは最高のリフレッシュ術
日光を浴びる、リズム運動、よく噛んで食べる
この三つがセロトニンを回復させてくれる効果がある。
セロトニンとは、神経伝達物質であり、安心感や平常心、脳の回転をあげたり、直感力の向上に作用する。
ランチで外に出て日光を浴び、少し歩くことでリズム運動、そしてよく噛んで食べる。
また、ルーティンにせず新しいお店で食べる。
ワクワクする気持ちを持って取り組むことは、新しいひらめきを生むことにつながる。
食事の後は、仮眠を取ることで午後の生産性を高めることが可能。
仮眠は30分以内が好ましい。

④仕事で集中力が足らない時、少しの運動でも最高のリフレッシュ術となる。
仕事中、時間を見つけ、軽いスクワットでもいい。1分でもリフレッシュできる。

⑤生産性はあげられる
生産性を上げることで、自由な時間を増やす。
そして増えた自由時間を自己投資に充てる。それが一番自分にとってプラスになって返ってくる。

⑦著者の思いは、日本人の考え方を変えたい。
仕事が大切なのはわかる。しかし、家族や、プライベート、健康よりも仕事を第一と考える傾向がある。
海外で家族を大切にする文化がある国ほど、やはり定時で帰ることを強く意識している。
オンとオフがしっかりとしている。
リラックスする時間があるからこそ、仕事の時間も能動的に取り組める。

⑧寝る前の2時間が人生を決める
起きてる2時間がその日を決める。
人は寝る2時間前とにかくリラックスすることが大切。寝る2時間前、とくに寝る15分前に考えることは強く頭の中に残る。
仕事の失敗をイメージすると、負のイメージが残る。楽しいことを考えると、楽しいことが頭の中に残る。
寝る前にイメージしたとおりの人間になると言われるほど、寝る前のイメージは大切である。

⑨仕事が好きで休みの日も仕事に取り組んでも良い。しかし、どこかで自分の息抜きをしないと必ず病気になる。それは20代で発症しなかったとしても、40.50歳で必ず不調を訴える。健康の大切さを考えて、失う前に変えていってもらいたい。筆者の強い思いが伝わりました。

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