キャラを立てるとは ポルノとバイオレンスその1

以前のブログから続けている漫画制作におけるノウハウについての

シリーズの記述です。あくまでも僕の個人的に培ったノウハウです。

今回は絵に関するノウハウではなく物語の組み立てに関する

考え方です。

物語はいろんなやり方で形式化することが出来ます。

例えば一番よく言われるのは起承転結というロジックです。

起は物語における主人公、世界観の説明と物語が始まるきっかけ、

承は起に付随する紆余曲折。

転はどんでんがえし。

結は結末。おち。

といった具合です。

因みに起承転結というのは漢詩が4行でまとめられてる事から起因して

いる考え方なので、西洋、ハリウッドなどでは起承転結という思考で物語は

創られていないそうです。

今回記述するロジックは東洋、西洋問わず近代の映画や漫画で必ず必要と

されているロジックの1つだと考えます。

なんでかって、僕自身が西洋の映画が好きで多分にそれらから影響を受けて

考えたロジックだからです。

物語の要素は2つに分類されます。

1つはポルノとバイオレンス。

2つ目はテーマです。

この2つのバランスによって物語は構成されます。

例えるならば、誰かに恋する場合、人間という

ものは基本2つの要素で考えます。

内面と外面です。

おっぱいがでかい、背が高いなどの容姿。

趣味が合う、優しいなどの内面。

(貯金残高、社会的地位なんかも査定対象

にする人もいますがそういうバカヤロウは

除外します。)

物語も同じで、表面ズラ(ポルノとバイオレンス)

内包する主張(テーマ)。

この2つが物語の魅力であり、本質です。

言われてみりゃ、当たり前っちゃあ当たり前なんで

すが、ネームをきる段階で訳がわかんなくなったり、

詰まったりする場合、これを念頭に置いて、改めて

自分のやりたい事に向き合ってみれば、自ずと答え

が導き出されるのではないでしょうか。

或いは担当さんにテーマを聞かれた場合、サクッと

答える事も可能な訳です。

そんな訳で次回に続きます。いつ更新するかは不明。



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