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ニュービーニンジャの初忍殺TRPG③~ヤクザの事務所(後編)~

1,はじめに

※4/21 一部引用ミスなど修正しました

ドーモ、がーねっとです。
この記事は忍殺ニュービーヘッズである私が忍殺TRPGを始め、「ヤクザの事務所」プレイ後の感想まとめ兼半リプレイの後半戦(最終ボス戦)となります。
それまでの戦いが見たい方は以下のリンクからドーゾ!

そもそも始めたきっかけや、キャラメイク~一番最初のセッションから見たい人はこちらの記事もドーゾ!

なおどちらとも文字数は無駄に多いです。備えよう。

2,ステゴマ隊候補生をおさらいしよう


本編再開前に、今回のセッション参加者を改めて紹介します。
前篇より先に後篇を目にした方・前篇チェックするの面倒くせえな~という方はこの項目にざっと目を通しておこう!

NM:ほのぽっぽ(PL兼任)
前回から引き続きNMを担当してくださっている忍殺TRPGのセンパイ。
基本的な内容の質問にも優しく丁寧に解説してくれるので私のような人間は大助かりしている。前回参加していたKonoe=サン同様、ニュービーに多くのタノシイを教えてくれる。アリガトゴザイマス!

ホロウオウル(画:ハム様)

ホロウオウル(ハム)
ヘンゲヨーカイ・ジツでフクロウの獣人に変身するJKニンジャ。
前回セッションから引き続き参戦。相変わらずのマイペースぶりと、気弱なレリエル=サンへフレンドリーに絡み和やかさをもたらすムードメーカー。フクロウにヘンゲしてからのカラテ殴りがツヨイ!
JKゆえに、女性キャラとのごあんしんな会話(交渉)はお手の物である。

          (立ち絵なしのため画像省略)

ギーク(風来人)
風来人=サンいわく、「ポ〇モンのはぐれけんきゅういんに二丁拳銃持たせれば大体合ってる」外見のニンジャ。グットルッキングガイではない(ウキヨエでもあまりグッドルッキングに描いてほしくないとのこと)。
カタカナ多めで一見怪しさ重点だが、戦いぶりはスマート。しかし元研究員だからか、ステゴマ隊配属は正直自分には向いてないと思っている様子。

レリエル(画:稀川まれ様/@scary_bun)

レリエル(ほのぽっぽ)
立ち絵の通り、淡く儚げなビジュアルとやたら無骨な大剣が特徴の少女ニンジャ。ソウカイヤでやっていけるのかと心配になるほど気弱だが、やるときはやる天使。自分のことを本当に天使だと思っている。
とある戦闘場面では率先して窓を塞ぎ敵の退路を断つなど機転が利くぞ!ただその過去と所属クランと道中の展開が災いしてロウトンに妙に絡まれる羽目になりましたとさ すみません

ロウトン(画:がーねっと)

ロウトン(がーねっと)
無駄に高いダイス運の結果生まれたチートニンジャ。趣味はダーツ。
6に恵まれた男であり、いいところで無駄に6を出す。無論初期ステもジツ以外は6で、判定ダイスは最低値6以上と盛大にプレイヤー(私)を甘やかしている。お前はチート持ち転生もの主人公か何かか?

紹介文は前回記事のコピペなので特に内容変わってません。
(それにしても、今考えてもやはりNMとPL兼任は忙しすぎるのでは…)

それではサイカイダー!(ひみつあんごう)

3,ゆくぞ地獄へ戦いに

1)哀と恐怖のイビルアイ

~~~
◆前回のあらすじ◆
ここは重金属酸性雨降りしきるネオサイタマ。ソウカイヤに所属するニュービーサンシタニンジャ、「ホロウオウル」「ギーク」「レリエル」そして「ロウトン」。ステゴマ隊と呼ばれる新設部隊の候補生として招集された4忍は、ソウカイ・シックスゲイツが1人「ソニックブーム」にヤクザ事務所へのカチコミを言いつけられる。
「開幕NM即死」「開幕急所無残」「ゴリラ撃破」「*バカ*」、そして「どこかで見たことがあるかもしれないピザハッカーの蘇生」を経て、ついに4忍はターゲット「キヨシ」が待つ事務所最奥部へ辿り着く!!
◆あらすじ終了な◆
~~~

何も嘘は言っていない

というわけで最終戦に挑む前に、少しの休息を得た参加者一同。水とか飲んだりマンゴーをもぐなどの研修を受けていたメンバーが、再び点呼に応じます。

NM:それでは時間になりましたので再開します 点呼をお願いします
PL:
PL:3!
PL:
PL兼NM:1!
PL:変化球が続くなあ…

最終戦へのカウントダウンということでひとつ

これが全滅へのカウントダウンとならないことを祈りつつ、ニュービーニンジャ達はターゲット「キヨシ」の元へ向かう!目指すは全員生還の上ミッションクリアだ!ガンバルゾー!!
(注:ソウカイヤシナリオなのにバンザイチャント重点したがるのは私がパーガトリー好きだからです パガ派閥のザイバツニンジャも作りたいね)

君達は遂に事務所最奥部へと突入! 見事なヤクザデスクが置かれたこの紫絨毯敷きの部屋で君達を待ち構えていたのは カタナを持った重サイバネ・グレーターヤクザと、黒づくめの傭兵ニンジャ! あれがターゲットのキヨシ!そして恐らくスズリ=サンの言っていたクランに雇われた傭兵ニンジャ、ブラックマンバ!

「…ドーモ、はじめまして。ロウトンです。あんたがキヨシと…お仲間サンかな?」
「ドーモ、ギーク、デス これ以上は必要ないでしょう」
「ドーモぉ、はじめまして、ホロウオウルです。暴れたりなくてねー……加減できないよー」
「ど、ドーモ…レリエルです…」

アイサツは大事だ

NMに促され、4人のニンジャが次々とアイサツ。対するはグレーターヤクザのキヨシ、そしてステゴマ隊初めてのニンジャ戦の相手となる――ブラックマンバ!!

「ザッケンナコラーッ! もはやソウカイ・シンジケートなんざ恐るるに足らねえ! ブラックマンバ=サン! やっちまってください!」
「フハハハハハハ! 良かろう。サンシタニンジャが何人来ようと、我がコブラ・カラテの前に敵はない!」
張り詰めたアトモスフィアは膨れ上がり…そして爆発する!

◆戦闘開始な◆

最高の導入だぜ!

さあやってまいりましたVSニンジャ!相手はコブラ・ニンジャクランのソウルを宿し、カナシバリ・ジツlv3、ニンジャソウルの闇、ダークカラテ・エンハンスメントなどニュービーにとっては明らかに厄介なスペックを積みまくっている!!容赦がねえな
それでもブラックマンバよりイニシアチブが高いので一番初めに行動することができるロウトンはさっそくシャドウ・スネア発動を選択。敵に会えば会うほどロウトンの転生チートもの主人公アトモスフィアが増していく!

私:とりあえず取り巻きをしばく(あわよくばキヨシに1ダメ与えたい)
マンバがニンジャならどこ行ったところで追い付かれそうだから前に出て攻撃だ!
ダイス:/nd n7 : 7d6>=4 = (5,4,2,6,6,5,5 :成功数:6) 合計値:6
NM:成功!ヤクザ2体撃破!
キヨシは重サイバネなので回避ができます (ダイス)一個!
/nd h1 : 1d6>=5 = (6 :成功数:1) 合計値:1
NM:回避だ!
私:(ジツ発動)成功嬉しいけど66は近接とかで出せコラーッ!!(心の叫び)

少なくとも今のスネアは66出しても特に何もないのだ!

なんなんだよお前らは本当に
最初から6いくつ出すつもりだ

爆発したアトモスフィアにあてられたのか、ダイスブッダも爆発的に高いで目を出してくる!しかし結果としてはキヨシに一発当てることは叶わず、取り巻きヤクザを掃除して終わってしまうロウトン。悔しい(精神力-1)
続いて行動するのはブラックマンバ。初期配置、範囲の問題でNMが選択したのは…カナシバリ・ジツだ!!

「そう固まっていては、狙ってくれと言っているようなものよ!」 「我がジツを受けるがよい!イヤーッ!!」 ブラックマンバの爬虫類めいた瞳が怪しく輝く!

実際初期配置のやや左寄りにPCが集まっていた


なおイニシアチブ(戦闘時にPC・敵・NPCの行動順を決める数値)は
ロウトン(6)→ブラックマンバ(4)→レリエル(3)→キヨシ(3)→ギーク(2)→ホロウオウル(2)→クローンヤクザ(1)
なのでレリエル=サン以下はまだ初期配置から動いていない状態です。
今までの敵は大体イニシ1~3くらいだったので、敵の攻撃ターンが来る前にあらかた敵を減らすことが可能だったのですが…今回は違う!ロウトン以外の全員が攻撃できていないばかりか、思いっきりカナシバリ・ジツの範囲内に入ってしまっている!

PL:ウワーッ向こうも初手ジツだ
NM:一人だけ回避難易度をハードにできるので…(ダイスロール)
ギーク=サンだ!ギーク=サンには回避ハード、精神力ダメージd2
レリエルとホロウオウル=サンには難易度ノーマルの精神力ダメージ1です
PL:全ツッパも辞さない(※精神力2)

早々に地獄めいてきた

そりゃ全ツッパ辞さなくなるわ
レリエル=サンとホロウオウル=サンはまだ耐えられるが、ギーク=サンは最大2ダメージを食らってしまう。そして彼の精神力は2!ヤバイ!食らったら最悪一気にゼロに……

回避判定:/nd h3 : 3d6>=5 = (1,4,4 :成功数:0) 合計値:0(=失敗)
PL:ダメか
私:ギーク=サンーーーーーーッ!!
ダメージ決定ダイス:/nd d2 : 1d2 = (2) 合計値:2
NM:2ダメージだ!
PL:エッ

guwa----ltu(グワーッ)

慈悲はないんですか!???

ナムサン!ダイスロールはあまりにも無情な結果を示し、ギーク=サンは敵のジツをまともに食らってしまう!!その上lv3なのでさらに「拘束状態」の判定も追加、運命に打ち勝てずギーク=サンはあえなく拘束状態まで付与されてしまう。これで彼は「次の手番」か「ダメージを食らう」まで判定難易度が+1されてしまった!

NM:ではホロウオウル=サンも回避ドーゾ!
(ギーク=サンは)さっき貰った粉末使うのもいいかもしれませんね
回避判定:/nd n3 : 3d6>=4 = (3,1,2 :成功数:0) 合計値:0
PL:グワーッ!(精神力残り1)
NM:あっいかんギーク=サンはスシ貰ってたわ※ ケジメ!
ケジメ判定(サツバツ): 1d6 = (4) 合計値:4  脚部破壊
NM:グワーッ!(足ケジメ)

※道中で受け取ったアイテムをNMが勘違いしていた

混沌としすぎだろ
さっきから悲鳴と絶叫しか聞こえてこねえ

移動できていたため範囲外だったロウトン、回避成功したレリエル=サン以外は(NM含め)多大なダメージ!おお、ナムアミダブツ!!これがニンジャの力、既に戦地を駆けてきたが故の経験の差か!ニュービーサンシタなど取るに足りぬと言いたげにブラックマンバが嘲笑う!

「え、なに……ンアーッ!」経験の浅さ故か危機感の欠如故か、あるいは時の運か……カナシバリ・ジツの波がホロウオウルを捉えた!精神を苛まれる苦痛!
「フン…他愛もない!」

絶賛わからせられております

これまでの余裕はどこへやら、1ターンを終えるどころか敵ニンジャが一発ジツをかましただけで味方がボロボロになってしまった。どうすんだこれ!?タイミングとか悪ければこのままギーク=サンが何もできずに爆発四散してしまうかもしれない…!
体力があっても精神力が低けりゃいずれニンジャはオタッシャしてしまう。そしてPC3人中二人は精神力が2、カナシバリ・ジツ(精神力ダメージ)が刺されば一撃でピンチに追い込まれてしまうのだ!なんて恐ろしいんだカナシバリ・ジツ!(※体力があっても精神力がマイナスになるとロストします)

どうにかカナシバリ回避したレリエル=サンが攻撃をマンバに当ててくれたものの、ギーク=サン・ホロウオウル=サンがピンチなことには変わりない。キヨシとレリエル=サンがカタナ(大剣)の応酬を始める横で、ギーク=サンが集中(移動フェイズで動かなければ攻撃時の判定難易度が下がる)しようとするものの…

NM:なお拘束されていると集中もできないみたいです
PL:ゲー
PL:いやらしい!
PL:地獄か?

デバフ面倒くせえ~

というわけでギーク=サンは辛うじてクローンヤクザを射撃、どうにか雑魚敵を一人減らします。ジツを食らってなお動くギーク=サンをブラックマンバが称賛しましたが、言うてまだまだ余裕たっぷりという感じです。

2)6が出たならお前を01す

さてホロウオウル=サン、悩んだ末にジツ発動を選択。しかしジツ発動には精神力を1消費する。そしてホロウオウル=サンの精神力は残り1!仮にジツ発動が成功し、アイテムで精神力を回復させたとしても、忍殺TRPGの仕様上移動か攻撃は諦めなければならない!
ダメ元でスリケン投擲をすることにしたホロウオウル=サン。問題はマンバを狙うかキヨシを狙うか。位置的にはどちらも狙えるので悩みどころです。ただ…。

NM:マンバ及びキヨシの回避ダイスはどちらも残り2 マンバはノーマル回避、キヨシはハード回避です
また、念を押しておきますが今回の目標は【キヨシの撃破】です
NM:ブラックマンバはあくまで雇われなので、キヨシを倒せば戦う理由を失くして撤退するかもしれません(メタ的にはキヨシ撃破後撤退させるか、爆発四散まで戦わせるか選べることとします)

ブラックマンバも必ず01せとは言われていないのである

NMの助言(と温情)を得た我々ニュービーニンジャ達。生存を優先するのであれば、キヨシを集中攻撃し早々に決着をつけた方がこれ以上の被害を抑えられるかもしれない。それにこの時点でマンバはジツしか使ってませんが、ステータスを確認すると…

”ダークカラテ・エンハンスメント:近接攻撃およびスリケンのダメージが2(1+無属性1)となる。”

戦闘開始前はどっちかというとこの記述にビビってた

こういう記載があるので結局体力的にも一瞬で削られかねないのだ!コワイ!こっちは基本ダメージ1だというのに!マンバのステータス設定ミスったんじゃねえのかこれは

「WHOOOP!」否応なく突きつけられる生命の危機に、反射的にフクロウ獣人ヘンゲ!だが、 「く……あ……ッ」血が嘴を伝い落ち、たたらを踏む。ニューロンへの過剰負荷だ。
「イ……ヤーッ!」SNIFF!トロ粉末で己に喝を入れて投擲したスリケンはあらぬ方向へ逸れた。

このRP実際遥かに良い

というわけでホロウオウル=サンは「ジツ発動→トロ粉末で精神力を回復しつつキヨシにスリケン投擲」という戦法を選択。一時的に精神力が0になるが、粉末使用後は2まで戻っているはず。
とにもかくにも、ホロウオウル=サンは精神力を回復でき、ギーク=サンも次の手番が来るまで持ちこたえれば拘束状態から脱出できる。これで(一時的だとしても)窮地は脱したのでは?(キヨシの回避判定成功により)ホロウオウル=サンのスリケンは当たらなかったものの、この後ロウトンにブラッドカタナで強攻撃をさせればカバーできる…できるはずなんだ!(願望)

ここでようやく手番が一巡し、再びロウトンに舞い戻る。未だに1ターンしか経過していないというのが信じられないくらい怒涛の展開だったように思うのですが、戦闘の方針は決まったしあとはとにかく殴るだけ。初めての戦闘スタイル選択や装備、強攻撃の仕様についてNM=サンからレクチャーを受けつつ、いざブラッドカタナでキヨシに切りかかる!

NM:強攻撃は攻撃難易度がハード(デフォルトの判定に難易度+1される)となる代わりに、痛打+1が乗る! サツバツが出た場合ダメージが増えないのはネックだが…しかしサツバツが出なくてもダメージ2は強い!

攻撃判定:/nd h7 : 7d6>=5 = (4,1,5,4,3,5,1 :成功数:2) 合計値:2
キヨシ回避判定:/nd h1 : 1d6>=5 = (3 :成功数:0) 合計値:0
NM:ヒット!残り1!
そしてここで特殊イベントだ!

タイミングよ

アイエッ!?
えっ……俺、なんかやっちゃいました?(汗)(チート系転生もの主人公的セリフ)(転生もの読んでる知り合い曰く「大体どれも展開同じ」)

NM:ブラッドカタナ・ヤクザクランの秘宝であるブラッドカタナを…抜きましたね?
私:アッハイ
キヨシ「な…テメエ、なんでブラッドカタナを!?」 「チョウシコイテンジャネッゾコラー!!」 キヨシはロウトンの持つカタナを見て…全てを察する! ソウカイヤ共、カチコミだけに留まらずクランの宝を!
【この戦闘中、キヨシは優先的にロウトンを狙います】

当然ながらカタナ発見時にこんな情報は知らされていない


ザッケンナコラー!!オメーの宝とかこっちが知るかコラーッ!!(逆ギレ)

案の定ペナルティがくっついてきましたが、こうしてはっきり名指しで言われるとドキッとするぞ!上から聞いてない!
でもステータス的にロウトンが一番余裕なのは事実だし、正直もっとヤバイ級のデバフがつくんじゃないかと怯えてもいたので安心半分焦り半分。それにそもそも強攻撃はヒットしたのでキヨシの撃破は実際目前。後続のPC達が一発でも当てられればそこで本来の目的は達成され

NM:ではマンバ!今度はカラテ、ロウトン=サンを狙う!
/nd n7 : 7d6>=4 = (3,6,4,4,2,5,6 :成功数:5) 合計値:5
NM:サツバツ!!

思わず2度見したよね

ザッケンナコラーーーーーー!!!!ブッダテメェ何しやがるんだッコラーーーーーッ!!!!!(パニック)
ロウトン狙いのカラテは仕方ない。だからってブッダは何故このタイミングでサツバツをかましてきやがるのか。あれか?ロウトンと私が今まで調子乗りまくってたからソニキばりに暴力的教育を施そうとされてますか?

↑暴力的教育
(角川コミックス・エース【ニンジャスレイヤー(2) ラスト・ガール・スタンディング】より)


これを読んでくださっている方は「そんな大げさに焦らなくても…」と思われるかもしれませんが、いかんせん私は今までさんざん甘やかされていたニュービー。あまり攻撃対象に選ばれず、ダイス数の余裕ゆえ回避が失敗することも少なく、ぶっちゃけ他のステゴマ隊メンバーよりイージーモードだったと思います。
(別ニンジャのソロアドをやってて実感したんですが、やはりダイス数が多いと成功確率も上がるので比較的気が楽なんですよね)
それがここに来てサツバツ発生!相手は近接攻撃ダメージがデフォルトで2(通常+無属性ダメージ1)のブラックマンバ!ニンジャなのでサツバツ普通に使えるし何より6分の1で即死を出される!!(一番の恐怖ポイントだった)(開幕NMがケジメの際即死出してるので余計に)

ブ「いかん!キヨシ=サン!熱くなるな!」
NM:激昂したキヨシを庇うように近寄り、ロウトンにカラテ!
当たるとアブナイだぜ! アドレナリンブーストの使用も考慮な!
PL:そ……そういえばさっきオイラン助けた時※に即応ダイスと緊急回避ダイスも2個ずつ増えてたはず!

※「ヤクザの事務所編」前篇参照な

焦りすぎて色々頭から抜け落ちてしまった私に有用な情報を与えてくれる仲間達。おかげでパニックになりつつも「アドレナリン+緊急回避ダイス追加」という選択肢を見つけることができました。(アリガトゴザイマス!ユウジョウ!)

できることはやったので、あとは天狗ダイスbot(媚売り)が無事成功を叩き出してくれることを願うばかり。頼むよブッダ頼むよ さっきキレ散らかして暴言吐いちゃったけどあれは事故なんです事故(欺瞞!)

さあ、ともすればチェインボルト\先輩/顔負けの交渉(命乞い)を見せつけた私、それに対しブッダは――

/nd e8 : 8d6>=3 = (1,6,4,5,3,4,6,3 :成功数:7) 合計値:7
NM:回避! しかもカウンター発動だ!マンバは(回避ダイス)残り1個で回避
/nd n1 : 1d6>=4 = (2 :成功数:0) 合計値:0
NM:ヒット!(マンバの)残り体力4!

この展開を受けてのロウトン(RP)↓

「ッチ………クソが!!どけよ!!テメェに構ってる暇ねえんだよ!!」理不尽な怒りをぶつけられ激昂したロウトンが、ブラックマンバの攻撃を弾き飛ばし切りつける!!

地味に初めて「テメェ」って言わせています

ダイスロール結果を見た瞬間の私↓

※モーターは何も関係ない
(角川コミックス・エース【ニンジャスレイヤー(1) マシン・オブ・ヴェンジェンス】より)

(RPの空気が)だいなし
(チャット欄でも実際叫んでいた)
まあ上記の通り私は異様にパニクっていたので、回避成功→カウンター成功のコンボを拝めた時は本当にこのコマみたいなテンションでした。あたし(プレイヤー)今体温何度あるんだろう……(byハム=サン)

錯乱する私は置いといて、残り体力1と追い込まれたキヨシ!レリエル=サンも迷いなくキヨシを狙い、ナムアミダブツを出すために戦闘スタイルも変更!ここで確実に01すという強い意志を感じます。

NM:大型武器の戦闘スタイル「切断攻撃」を発動だ! 集中していないと使えないが、サツバツが【6,5+(つまり5か6)】で出るようになる!
ナムアミダブツ狙いで即応ダイスも全て注ぎ込むぜ!
攻撃ダイスは7個増えて13!
PL:13て

暴力

海外だったら不吉だと言われそうな13個のダイスを振るい、6を二つ出すことに成功したNM。つまりサツバツ!キヨシは当たれば死!当然ながらキヨシも対抗するが、NMは残りのことを考え回避ダイス1個で挑むと判断。

その結果、

回避判定:/nd h1 : 1d6>=5 = (3 :成功数:0) 合計値:0

NM:はい
PL:はい
PL:はい
PL:はい

はい

はい

3)サヨナラだけが人生か?


当然の如く
回避不可能だったため、あえなくキヨシはサツバツを食らうことに。サツバツダイスの結果「急所破壊」が選ばれ、キヨシのキヨシ無惨!このフレーズ見るの何度目だよ

PL:なんか急所攻撃多いな……
PL:急所を狙わないと死ぬルールでもあるんかこの卓は
NM:やだなぁレリエルはそんなサディストじゃないですよ?
PL:カワイイ女子ニンジャが屈強な男(オス)の急所を無惨するシーンが盛りだくさん!なお猥褻は一切無い
PL:ロウトン=サンのカメラはひかった

光らせるなロウトン

なお実際には普通のフィニッシュムーブを決められ、キヨシの首はあえなく宙を飛ぶ。最初はどうなることかと思ったが、無事にターゲットの始末に成功だ!

NM:「イヤーッ!!」 レリエルは渾身の力を込めて、ニンジャ大剣を振るう! キヨシは回避が間に合わないと悟りヒートカタナで防ごうとしたが…ニンジャ膂力と大剣の質量の合わせ技はヒートカタナを易々と砕き、無防備なキヨシの首を切断!
「お、俺のカタナ…俺の…クラン…」 キヨシ生首は宙を舞いながら無念そうに呟き…ヤクザデスクに綺麗に着地! ポイント倍点!

新手のオブジェかな?

さて、ここでNMから二つの選択肢を提示されます。
それは「キヨシを倒したのでマンバは撤退扱いにする」か、「マンバを爆発四散させるまで戦う」か。
マンバを倒せば追加で万札がもらえますが、戦闘が続くことになりステゴマ隊が消耗しかねない。実際カナシバリ・ジツで地獄を見ているので、次またそういうことがあれば今度こそ誰かがオタッシャ重点してもおかしくない。
少なくとも私は味方を先程のような危険に晒してまでマンバを倒したいとは思えなかったんですよね。ステ的に余裕のあるロウトンだって今度は即死食らわされるかもしれないし、他のPC達もカラテやジツで薙ぎ倒されるかもしれないと思うとリスクは取れませんでした。

というわけでPL(+レリエル=サンのPLという立場でのNM)同士で話し合った結果、ステゴマ隊はここで決断的に撤退。つまり、ブラックマンバは見逃すことにしました。悔しさがないといったらウソになりますが、「死んだら終わり」とミヤモトマサシも言っているのだから…。

ブラックマンバはキヨシの死を横目で見ると、瞬時に状況判断! 一瞬の隙をついてバックフリップ後退し、一目散に事務所窓へ!
「見事だ、ソウカイヤ=サン」 「残念ながら今回は敗けを認めざるを得んな。俺は依頼主に殉じる趣味はない」 「決着はいずれ付けるとしよう!オタッシャデー!」 そのまま窓から回転ジャンプ脱出!

一応センパイニンジャには認めてもらえたステゴマ隊

ブラックマンバが去り、キヨシの首と取り巻き達の死体が残された事務所で、ニュービー達は一気に脱力。全員生き残ったとはいえ、決して楽勝とは言えない闘いを終えました。

ロ「…………あの野郎……」ロウトンが窓の向こうへ消えたブラックマンバを睨む。カタナを握りしめ、タマムシめいた色の目を不穏に光らせながら。
ホ「ハアーッ……ハアーッ……死ぬかと……思った」羽毛が舞い散り、小さな体がへたり込んだ。
レ「……フゥーッ」 その場にへたり込む。蛍光灯めいた光輪の輝きもなんとも弱々しい。
ギ「…サスガニ、ゲンカイ、デスネ」倒れ込む

みんなありがとうな

しかし、ニンジャは討ち取れずに終わったものの、初めてのカチコミは成功しました。それは間違いのない事実です。
ソニックブームは「キヨシは必ず殺せ」と言っていた。その目的を果たしたことは、ヤクザデスクに着地したキヨシの首が証明しています。他にも親切なオイランとピザハッカーがたくさんの情報をくれたおかげで、「ザイバツ・シャドーギルド」に関する手がかりも得ています。ソウカイヤに所属するニュービーとしては十分すぎる働きをした……そうやって自分達を褒めてもいいのではないのでしょうか。

NM:ブラックマンバこそ逃がしてしまったが、目的のキヨシの殺害には成功したのだ。 胸を張ってソニックブーム=サンに報告するとしよう。 だが、まずはこの部屋をくまなく探ってからだ。
というわけで最後のトレジャータイムだ! 全員d6をドーゾ!

ご褒美タイム

というわけでトレジャーを漁り報酬をもらって帰宅しよう!私と風来人=サンは万札3をもらい、ほのぽっぽ=サンは万札7をゲット。そして出目6を出したハム=サンは…

NM:お、6が出た! 私NMの卓においてトレジャーダイスで6が出た場合は再抽選となります もう一度d6をドーゾ!
再抽選:/nd d6 : 1d6 = (4) 合計値:4
NM:出目1〜2…万札3 出目5…万札7
そして再抽選の4は
ハム=サン:死?

ここにきて死なすな

万札価値15以内の好きなアイテム一つor万札20だ!!オメデトゴザイマス!!

こうしてニュービー達の初出撃はどうにか成功という結果に終わりました。
初のニンジャ戦、初の重サイバネモータル、そして一度は訪れたチーム半壊の危機。これら全てを乗り越え、苦難を跳ねのけたチーム・ステゴマの次なるミッションとは――

4,あとがき


以上が私の「ヤクザの事務所」初挑戦の記録となりました。
公式鯖でもたまーにシナリオ名を見ていたのですが、それが新規プレイヤー向けのシナリオとは知らずにいたので、今回プレイして「カナシバリ・ジツって怖いんだなあ」ということを学ぶことができました。ええそれはもう。
あとはロウトンの666というステータスがニュービーとしては異常だということを、ようやく実感を伴って理解できましたね。確かに6は最高値の出目ですが、それが忍殺TRPGのニュービーにとってどのくらいすごいのか今までピンときてなかったので…。(別のPCニンジャはカラテ4だったのですが、ソロで2~3回ほど失敗を出したのを見て「やっぱダイス数は正義だな」などと思いました)
ただ……ステータスが高いだけでは全ての敵には勝てない。ダイス運に任せて動くだけでは他のPL達を守り切れない。「どんなキャラに育てたいか?」という方針を持つことは、忍殺TRPGのような戦闘メインの複数人セッションにおいて思ったより大事かもしれないな、と思いました。まあ私TRPG経験ほとんどないので偉そうなことは正直言えないんですが

NMのほのぽっぽ=サン曰く、次回は「横浜御縄連合」をやる予定だそうです。ヨコハマ・ロープウェイ・クラン…つまり無印コミックス1巻の記念すべき第1話に出てきたスミスが出てくるということか!?ハッハアッ(アンドレ)
完全ニュービーな私が初めて目にした忍殺エピソードが元になってるかもしれないシナリオ、一体どんな展開が待ち受けてるんでしょうか。今後もきっとたくさんの地獄タノシイが待っている…はずだ!

がーねっと

◆おまけ◆
今回のシナリオは、ロウトンのビルド(育成)を考えるいいきっかけになったと思っています。
数値的にステータスは高いが火力が足りない(ダメージ1じゃ物足りない)、高イニシアチブなのでしばらくは先手を取って動くことが多くなりそう。あとスネアlv2がデバフ効果ありなので、これを上手く利用するに越したことはない……ブラックマンバとの戦いを通し色々なことが見えてきたので、今後のロウトン育成方針がなんとなく定まってきました。(スキル一覧とにらめっこしながら)

私はチーム戦PvPであれば「味方の援護・バフやデバフ付与などサポート型として動きつつも自分で敵を殴れる」「高耐久で防御優先、自分が狙われている間に味方に上手く動いてもらう(いわゆるタンク)」という塩梅のキャラ(ロール)が一番動かしやすいなと感じているのですが、多分忍殺TRPGにも同じ理論が適用できるかもしれない。ロウトンは前者、最近作った新ニンジャは後者を目指して育成しようかな、と思っています。(後者であっても敵を殴れる火力は欲しいので攻撃力も意識しますが)

あとはあれよ、ロウトンの人物像もまた一つ変化しました。変化というより定まった部分ができた、というか…。
ブラッドカタナ取得、キヨシの激高、直後にマンバのサツバツを回避してからのカウンター…この辺のRPを考えている時、私の中にロウトンの心境の変化的ななにか(あえて曖昧にしている)が生まれました。これも即興でやってるからこその醍醐味だな!
ここでガッツリ決めると後から苦労しそうなのであえてふんわりを維持していますが、性能・スキル的なビルドとはまた別のキャラ育成(?)方針が見えてきています。今後のセッションで今回のアイディアを上手く生かせたらいいのですが……最終的にはブッダの機嫌次第だな。うん。

「…………あの野郎……」ロウトンが窓の向こうへ消えたブラックマンバを睨む。カタナを握りしめ、タマムシめいた色の目を不穏に光らせながら。

これがロウトン変化のきっかけとなるのであった

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