ニュービーニンジャの初忍殺TRPG③~ヤクザの事務所(後編)~
1,はじめに
※4/21 一部引用ミスなど修正しました
ドーモ、がーねっとです。
この記事は忍殺ニュービーヘッズである私が忍殺TRPGを始め、「ヤクザの事務所」プレイ後の感想まとめ兼半リプレイの後半戦(最終ボス戦)となります。
それまでの戦いが見たい方は以下のリンクからドーゾ!
そもそも始めたきっかけや、キャラメイク~一番最初のセッションから見たい人はこちらの記事もドーゾ!
なおどちらとも文字数は無駄に多いです。備えよう。
2,ステゴマ隊候補生をおさらいしよう
本編再開前に、今回のセッション参加者を改めて紹介します。
前篇より先に後篇を目にした方・前篇チェックするの面倒くせえな~という方はこの項目にざっと目を通しておこう!
(立ち絵なしのため画像省略)
紹介文は前回記事のコピペなので特に内容変わってません。
(それにしても、今考えてもやはりNMとPL兼任は忙しすぎるのでは…)
それではサイカイダー!(ひみつあんごう)
3,ゆくぞ地獄へ戦いに
1)哀と恐怖のイビルアイ
~~~
◆前回のあらすじ◆
ここは重金属酸性雨降りしきるネオサイタマ。ソウカイヤに所属するニュービーサンシタニンジャ、「ホロウオウル」「ギーク」「レリエル」そして「ロウトン」。ステゴマ隊と呼ばれる新設部隊の候補生として招集された4忍は、ソウカイ・シックスゲイツが1人「ソニックブーム」にヤクザ事務所へのカチコミを言いつけられる。
「開幕NM即死」「開幕急所無残」「ゴリラ撃破」「*バカ*」、そして「どこかで見たことがあるかもしれないピザハッカーの蘇生」を経て、ついに4忍はターゲット「キヨシ」が待つ事務所最奥部へ辿り着く!!
◆あらすじ終了な◆
~~~
何も嘘は言っていない
というわけで最終戦に挑む前に、少しの休息を得た参加者一同。水とか飲んだりマンゴーをもぐなどの研修を受けていたメンバーが、再び点呼に応じます。
これが全滅へのカウントダウンとならないことを祈りつつ、ニュービーニンジャ達はターゲット「キヨシ」の元へ向かう!目指すは全員生還の上ミッションクリアだ!ガンバルゾー!!
(注:ソウカイヤシナリオなのにバンザイチャント重点したがるのは私がパーガトリー好きだからです パガ派閥のザイバツニンジャも作りたいね)
NMに促され、4人のニンジャが次々とアイサツ。対するはグレーターヤクザのキヨシ、そしてステゴマ隊初めてのニンジャ戦の相手となる――ブラックマンバ!!
さあやってまいりましたVSニンジャ!相手はコブラ・ニンジャクランのソウルを宿し、カナシバリ・ジツlv3、ニンジャソウルの闇、ダークカラテ・エンハンスメントなどニュービーにとっては明らかに厄介なスペックを積みまくっている!!容赦がねえな
それでもブラックマンバよりイニシアチブが高いので一番初めに行動することができるロウトンはさっそくシャドウ・スネア発動を選択。敵に会えば会うほどロウトンの転生チートもの主人公アトモスフィアが増していく!
なんなんだよお前らは本当に
最初から6いくつ出すつもりだ
爆発したアトモスフィアにあてられたのか、ダイスブッダも爆発的に高いで目を出してくる!しかし結果としてはキヨシに一発当てることは叶わず、取り巻きヤクザを掃除して終わってしまうロウトン。悔しい(精神力-1)
続いて行動するのはブラックマンバ。初期配置、範囲の問題でNMが選択したのは…カナシバリ・ジツだ!!
なおイニシアチブ(戦闘時にPC・敵・NPCの行動順を決める数値)は
ロウトン(6)→ブラックマンバ(4)→レリエル(3)→キヨシ(3)→ギーク(2)→ホロウオウル(2)→クローンヤクザ(1)
なのでレリエル=サン以下はまだ初期配置から動いていない状態です。
今までの敵は大体イニシ1~3くらいだったので、敵の攻撃ターンが来る前にあらかた敵を減らすことが可能だったのですが…今回は違う!ロウトン以外の全員が攻撃できていないばかりか、思いっきりカナシバリ・ジツの範囲内に入ってしまっている!
そりゃ全ツッパ辞さなくなるわ
レリエル=サンとホロウオウル=サンはまだ耐えられるが、ギーク=サンは最大2ダメージを食らってしまう。そして彼の精神力は2!ヤバイ!食らったら最悪一気にゼロに……
慈悲はないんですか!???
ナムサン!ダイスロールはあまりにも無情な結果を示し、ギーク=サンは敵のジツをまともに食らってしまう!!その上lv3なのでさらに「拘束状態」の判定も追加、運命に打ち勝てずギーク=サンはあえなく拘束状態まで付与されてしまう。これで彼は「次の手番」か「ダメージを食らう」まで判定難易度が+1されてしまった!
混沌としすぎだろ
さっきから悲鳴と絶叫しか聞こえてこねえ
移動できていたため範囲外だったロウトン、回避成功したレリエル=サン以外は(NM含め)多大なダメージ!おお、ナムアミダブツ!!これがニンジャの力、既に戦地を駆けてきたが故の経験の差か!ニュービーサンシタなど取るに足りぬと言いたげにブラックマンバが嘲笑う!
これまでの余裕はどこへやら、1ターンを終えるどころか敵ニンジャが一発ジツをかましただけで味方がボロボロになってしまった。どうすんだこれ!?タイミングとか悪ければこのままギーク=サンが何もできずに爆発四散してしまうかもしれない…!
体力があっても精神力が低けりゃいずれニンジャはオタッシャしてしまう。そしてPC3人中二人は精神力が2、カナシバリ・ジツ(精神力ダメージ)が刺されば一撃でピンチに追い込まれてしまうのだ!なんて恐ろしいんだカナシバリ・ジツ!(※体力があっても精神力がマイナスになるとロストします)
どうにかカナシバリ回避したレリエル=サンが攻撃をマンバに当ててくれたものの、ギーク=サン・ホロウオウル=サンがピンチなことには変わりない。キヨシとレリエル=サンがカタナ(大剣)の応酬を始める横で、ギーク=サンが集中(移動フェイズで動かなければ攻撃時の判定難易度が下がる)しようとするものの…
というわけでギーク=サンは辛うじてクローンヤクザを射撃、どうにか雑魚敵を一人減らします。ジツを食らってなお動くギーク=サンをブラックマンバが称賛しましたが、言うてまだまだ余裕たっぷりという感じです。
2)6が出たならお前を01す
さてホロウオウル=サン、悩んだ末にジツ発動を選択。しかしジツ発動には精神力を1消費する。そしてホロウオウル=サンの精神力は残り1!仮にジツ発動が成功し、アイテムで精神力を回復させたとしても、忍殺TRPGの仕様上移動か攻撃は諦めなければならない!
ダメ元でスリケン投擲をすることにしたホロウオウル=サン。問題はマンバを狙うかキヨシを狙うか。位置的にはどちらも狙えるので悩みどころです。ただ…。
NMの助言(と温情)を得た我々ニュービーニンジャ達。生存を優先するのであれば、キヨシを集中攻撃し早々に決着をつけた方がこれ以上の被害を抑えられるかもしれない。それにこの時点でマンバはジツしか使ってませんが、ステータスを確認すると…
こういう記載があるので結局体力的にも一瞬で削られかねないのだ!コワイ!こっちは基本ダメージ1だというのに!マンバのステータス設定ミスったんじゃねえのかこれは
というわけでホロウオウル=サンは「ジツ発動→トロ粉末で精神力を回復しつつキヨシにスリケン投擲」という戦法を選択。一時的に精神力が0になるが、粉末使用後は2まで戻っているはず。
とにもかくにも、ホロウオウル=サンは精神力を回復でき、ギーク=サンも次の手番が来るまで持ちこたえれば拘束状態から脱出できる。これで(一時的だとしても)窮地は脱したのでは?(キヨシの回避判定成功により)ホロウオウル=サンのスリケンは当たらなかったものの、この後ロウトンにブラッドカタナで強攻撃をさせればカバーできる…できるはずなんだ!(願望)
ここでようやく手番が一巡し、再びロウトンに舞い戻る。未だに1ターンしか経過していないというのが信じられないくらい怒涛の展開だったように思うのですが、戦闘の方針は決まったしあとはとにかく殴るだけ。初めての戦闘スタイル選択や装備、強攻撃の仕様についてNM=サンからレクチャーを受けつつ、いざブラッドカタナでキヨシに切りかかる!
アイエッ!?
えっ……俺、なんかやっちゃいました?(汗)(チート系転生もの主人公的セリフ)(転生もの読んでる知り合い曰く「大体どれも展開同じ」)
ザッケンナコラー!!オメーの宝とかこっちが知るかコラーッ!!(逆ギレ)
案の定ペナルティがくっついてきましたが、こうしてはっきり名指しで言われるとドキッとするぞ!上から聞いてない!
でもステータス的にロウトンが一番余裕なのは事実だし、正直もっとヤバイ級のデバフがつくんじゃないかと怯えてもいたので安心半分焦り半分。それにそもそも強攻撃はヒットしたのでキヨシの撃破は実際目前。後続のPC達が一発でも当てられればそこで本来の目的は達成され
ザッケンナコラーーーーーー!!!!ブッダテメェ何しやがるんだッコラーーーーーッ!!!!!(パニック)
ロウトン狙いのカラテは仕方ない。だからってブッダは何故このタイミングでサツバツをかましてきやがるのか。あれか?ロウトンと私が今まで調子乗りまくってたからソニキばりに暴力的教育を施そうとされてますか?
これを読んでくださっている方は「そんな大げさに焦らなくても…」と思われるかもしれませんが、いかんせん私は今までさんざん甘やかされていたニュービー。あまり攻撃対象に選ばれず、ダイス数の余裕ゆえ回避が失敗することも少なく、ぶっちゃけ他のステゴマ隊メンバーよりイージーモードだったと思います。
(別ニンジャのソロアドをやってて実感したんですが、やはりダイス数が多いと成功確率も上がるので比較的気が楽なんですよね)
それがここに来てサツバツ発生!相手は近接攻撃ダメージがデフォルトで2(通常+無属性ダメージ1)のブラックマンバ!ニンジャなのでサツバツ普通に使えるし何より6分の1で即死を出される!!(一番の恐怖ポイントだった)(開幕NMがケジメの際即死出してるので余計に)
焦りすぎて色々頭から抜け落ちてしまった私に有用な情報を与えてくれる仲間達。おかげでパニックになりつつも「アドレナリン+緊急回避ダイス追加」という選択肢を見つけることができました。(アリガトゴザイマス!ユウジョウ!)
できることはやったので、あとは天狗ダイスbot様(媚売り)が無事成功を叩き出してくれることを願うばかり。頼むよブッダ頼むよ さっきキレ散らかして暴言吐いちゃったけどあれは事故なんです事故(欺瞞!)
さあ、ともすればチェインボルト\先輩/顔負けの交渉(命乞い)を見せつけた私、それに対しブッダは――
この展開を受けてのロウトン(RP)↓
ダイスロール結果を見た瞬間の私↓
(RPの空気が)だいなし
(チャット欄でも実際叫んでいた)
まあ上記の通り私は異様にパニクっていたので、回避成功→カウンター成功のコンボを拝めた時は本当にこのコマみたいなテンションでした。あたし(プレイヤー)今体温何度あるんだろう……(byハム=サン)
錯乱する私は置いといて、残り体力1と追い込まれたキヨシ!レリエル=サンも迷いなくキヨシを狙い、ナムアミダブツを出すために戦闘スタイルも変更!ここで確実に01すという強い意志を感じます。
海外だったら不吉だと言われそうな13個のダイスを振るい、6を二つ出すことに成功したNM。つまりサツバツ!キヨシは当たれば死!当然ながらキヨシも対抗するが、NMは残りのことを考え回避ダイス1個で挑むと判断。
その結果、
はい
3)サヨナラだけが人生か?
当然の如く回避不可能だったため、あえなくキヨシはサツバツを食らうことに。サツバツダイスの結果「急所破壊」が選ばれ、キヨシのキヨシ無惨!このフレーズ見るの何度目だよ
なお実際には普通のフィニッシュムーブを決められ、キヨシの首はあえなく宙を飛ぶ。最初はどうなることかと思ったが、無事にターゲットの始末に成功だ!
さて、ここでNMから二つの選択肢を提示されます。
それは「キヨシを倒したのでマンバは撤退扱いにする」か、「マンバを爆発四散させるまで戦う」か。
マンバを倒せば追加で万札がもらえますが、戦闘が続くことになりステゴマ隊が消耗しかねない。実際カナシバリ・ジツで地獄を見ているので、次またそういうことがあれば今度こそ誰かがオタッシャ重点してもおかしくない。
少なくとも私は味方を先程のような危険に晒してまでマンバを倒したいとは思えなかったんですよね。ステ的に余裕のあるロウトンだって今度は即死食らわされるかもしれないし、他のPC達もカラテやジツで薙ぎ倒されるかもしれないと思うとリスクは取れませんでした。
というわけでPL(+レリエル=サンのPLという立場でのNM)同士で話し合った結果、ステゴマ隊はここで決断的に撤退。つまり、ブラックマンバは見逃すことにしました。悔しさがないといったらウソになりますが、「死んだら終わり」とミヤモトマサシも言っているのだから…。
ブラックマンバが去り、キヨシの首と取り巻き達の死体が残された事務所で、ニュービー達は一気に脱力。全員生き残ったとはいえ、決して楽勝とは言えない闘いを終えました。
しかし、ニンジャは討ち取れずに終わったものの、初めてのカチコミは成功しました。それは間違いのない事実です。
ソニックブームは「キヨシは必ず殺せ」と言っていた。その目的を果たしたことは、ヤクザデスクに着地したキヨシの首が証明しています。他にも親切なオイランとピザハッカーがたくさんの情報をくれたおかげで、「ザイバツ・シャドーギルド」に関する手がかりも得ています。ソウカイヤに所属するニュービーとしては十分すぎる働きをした……そうやって自分達を褒めてもいいのではないのでしょうか。
というわけでトレジャーを漁り報酬をもらって帰宅しよう!私と風来人=サンは万札3をもらい、ほのぽっぽ=サンは万札7をゲット。そして出目6を出したハム=サンは…
万札価値15以内の好きなアイテム一つor万札20だ!!オメデトゴザイマス!!
こうしてニュービー達の初出撃はどうにか成功という結果に終わりました。
初のニンジャ戦、初の重サイバネモータル、そして一度は訪れたチーム半壊の危機。これら全てを乗り越え、苦難を跳ねのけたチーム・ステゴマの次なるミッションとは――
4,あとがき
以上が私の「ヤクザの事務所」初挑戦の記録となりました。
公式鯖でもたまーにシナリオ名を見ていたのですが、それが新規プレイヤー向けのシナリオとは知らずにいたので、今回プレイして「カナシバリ・ジツって怖いんだなあ」ということを学ぶことができました。ええそれはもう。
あとはロウトンの666というステータスがニュービーとしては異常だということを、ようやく実感を伴って理解できましたね。確かに6は最高値の出目ですが、それが忍殺TRPGのニュービーにとってどのくらいすごいのか今までピンときてなかったので…。(別のPCニンジャはカラテ4だったのですが、ソロで2~3回ほど失敗を出したのを見て「やっぱダイス数は正義だな」などと思いました)
ただ……ステータスが高いだけでは全ての敵には勝てない。ダイス運に任せて動くだけでは他のPL達を守り切れない。「どんなキャラに育てたいか?」という方針を持つことは、忍殺TRPGのような戦闘メインの複数人セッションにおいて思ったより大事かもしれないな、と思いました。まあ私TRPG経験ほとんどないので偉そうなことは正直言えないんですが
NMのほのぽっぽ=サン曰く、次回は「横浜御縄連合」をやる予定だそうです。ヨコハマ・ロープウェイ・クラン…つまり無印コミックス1巻の記念すべき第1話に出てきたスミスが出てくるということか!?ハッハアッ(アンドレ)
完全ニュービーな私が初めて目にした忍殺エピソードが元になってるかもしれないシナリオ、一体どんな展開が待ち受けてるんでしょうか。今後もきっとたくさんの地獄タノシイが待っている…はずだ!
がーねっと
◆おまけ◆
今回のシナリオは、ロウトンのビルド(育成)を考えるいいきっかけになったと思っています。
数値的にステータスは高いが火力が足りない(ダメージ1じゃ物足りない)、高イニシアチブなのでしばらくは先手を取って動くことが多くなりそう。あとスネアlv2がデバフ効果ありなので、これを上手く利用するに越したことはない……ブラックマンバとの戦いを通し色々なことが見えてきたので、今後のロウトン育成方針がなんとなく定まってきました。(スキル一覧とにらめっこしながら)
私はチーム戦PvPであれば「味方の援護・バフやデバフ付与などサポート型として動きつつも自分で敵を殴れる」「高耐久で防御優先、自分が狙われている間に味方に上手く動いてもらう(いわゆるタンク)」という塩梅のキャラ(ロール)が一番動かしやすいなと感じているのですが、多分忍殺TRPGにも同じ理論が適用できるかもしれない。ロウトンは前者、最近作った新ニンジャは後者を目指して育成しようかな、と思っています。(後者であっても敵を殴れる火力は欲しいので攻撃力も意識しますが)
あとはあれよ、ロウトンの人物像もまた一つ変化しました。変化というより定まった部分ができた、というか…。
ブラッドカタナ取得、キヨシの激高、直後にマンバのサツバツを回避してからのカウンター…この辺のRPを考えている時、私の中にロウトンの心境の変化的ななにか(あえて曖昧にしている)が生まれました。これも即興でやってるからこその醍醐味だな!
ここでガッツリ決めると後から苦労しそうなのであえてふんわりを維持していますが、性能・スキル的なビルドとはまた別のキャラ育成(?)方針が見えてきています。今後のセッションで今回のアイディアを上手く生かせたらいいのですが……最終的にはブッダの機嫌次第だな。うん。
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