見出し画像

30代、音姫なくても気にしない問題

自分がどう見られているのか気にするレベルは人次第だが、ある程度その人が属するカルチャーに左右されている。

例えば、いくつか訪れた東南アジアの国々では、基本的にはトイレに音姫的なものは無かった。個室を出てわざわざ尋ねなくても、隣で起きていることはおおよそ予想がつく。しかしそのことを誰も気にしていない。いや、正確には聞いてないからわからない。ただ、おそらく気にしていたら、もう少し力加減を考慮すると思う。

日本での音姫の普及率は100%ではない。じゃあ何%かと聞かれても知らないのだが、とにかく無いことはある。対策するとすれば水を流したり紙を置いてみたりということになるが、あまり環境には良くないだろう。だからこその音姫であるわけだし。

ある日思ったのだ。水を流したり紙を置いたりすることと引き換えに、私は何を得ているのだろう。隣にいるのは全く知らない人だ。その人から認定される「音がしない人」の勲章は、水や紙を無駄にすることより大事なことなのだろうか、と。

そのあとの話は説明不要なので割愛する。

そういった割り切りができるようになったのは、30代になってから。30代になった私は、新しいカルチャーを生きているのだ。

サポートをご検討いただきありがとうございます。サポートはいつでもお待ちしております。サポートいただいたお金で美味しいコーヒー☕を飲んで、執筆をがんばりたいと思います✍