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休園日記 おわりに

さて、53日に及ぶ保育園休園が終わり、6月1日から登園再開となりました。
とにもかくにも誰も病気やケガをせずに乗りきれたので、それだけで万々歳なのですが、簡単に振り返ってみたいと思います。


良かった点

嫌というほど子供と向き合えたこと(笑)。
私はくよくよする性質なので、子供たちを保育園に預けて働くことについてもずっと「もっと一緒にいる方がいいのでは……、ちゃんと子供と向き合えてないのでは」と思ってきたのだが、これまで向き合えなかった分はこの53日間で十分埋め合わせできたと思う。
子供と一緒に遊ぶのはやっぱり苦手ではあるけれど、多少はできるようになったし、たくさん目を見て話し、抱っこした。
ある意味コンプレックスを解消させてもらったと思う。


悪かった点

初めはメリハリを心がけていたものの、やはり次第にテレビの時間が長くなり、だらだら過ごすようになってしまった。
「これを機会に」と(ちょっとだけ)思っていたムスメのトイレトレーニング、双子の箸の練習などはまったくできず。
「イライラしたくないから」と先延ばしにしてしまった。


辛かったのは

なんといっても天気の悪い日!!
手抜きしまくりなので、食事の準備はそこまでではなかったけど、5月の半ばに1週間くらい雨の日が続いた時は本当に参った。
外に連れ出せないのはもちろんのこと、空がどんよりしているだけでこんなにメンタルにくるものかと思った。
あと産後だからか気圧の変化に更に弱くなっていて、それもあって天気の悪い日は本当に辛かった。
お天道様、ありがたや。


子供たちの変化

最初は子供たち同士の衝突も多く、親に怒られることも多かったが、少しずつ「こうしたら仲良くやれる」とか「こうすれば要求が通る」など、お互いの地雷を把握して回避できるようになったみたい(笑)。
常に遊び相手がいるのは良かったと思う。
公園に連れていけば子供たちだけで遊んでくれるし、親も助かった。

双子の変化
一時はすっかり「ぼくやってもらう人、あなた(親)やってくれる人」と、ムスメや息子と一緒にお世話される側になりきってしまったのだが、一度お説教したことで少し「ぼくたちはお兄ちゃんだから」と思ってくれるようになったらしい。
まだまだお手伝い戦力としては望めないが、これから鍛えていけるかな?
5歳の遊びたい意欲は果てしなくて、とにかく5分に1回は「遊ぼう!」と言うのだが、お互いその「遊ぼう!」を受け止め合ってくれるので非常に助かった。
あれが全部親に向けられていたらと想像するとゾッとする。

ムスメの変化
イヤイヤ期、魔の3歳、息子が生まれて赤ちゃん返りと、年単位でずっと機嫌の悪かったムスメ。
この休園期間も、兄たちの遊びを邪魔しては追い出され、お母さんを巡って息子とバトル……と最初は荒れまくりだったが、それでも一緒に過ごす時間が長かったからか、お休みが終わる頃には少し落ち着いた気がする。
ちょうど魔の3歳から抜ける頃合いでもあるのかな。
保育園でお友達とも遊んで、うまくバランスとっていってくれるといいな。

息子の変化
これは予想外だったけど、兄姉とみっちり2ヶ月過ごしたおかげですっかりたくましくなってしまった。
遊びに加わろうとするし、既に赤ちゃんから子供になりつつある……。
休園が始まった頃はまだおすわりだったのに、つかまり立ちするようになり、今はすいすい伝い歩き。
赤ちゃんの時期を存分に堪能したかったので、ちょっと寂しい。


登園再開後の様子

初日は、兄緊張気味(夜中に目を覚ます)、弟くすんくすん、ムスメ受け渡し時号泣(過去最大級)。
でも先生と感動の再会とか、お友達に会って大喜びとか、そんなこともなく。
「よ、久しぶり」とかそれくらいの感じ。
子供はそんなもんだよね。
3人とも、0歳からの生粋の保育園っ子だしね。
もっと疲れきって帰ってくるかなと思ったけどそうでもなく、思ったよりすんなり園生活に戻っていきました。
ただ保育園のルールなんかはすっぽり抜けちゃってる子が多いらしく(もちろんうちの双子がその筆頭)、担任の先生がビシバシ鍛え直してくれている様子(笑)。
2日目はムスメの号泣がやや軽くなり、3日目はぐずりぐずり程度に。
4日目にやっと、泣かずにお部屋に入ることができました。
それでも毎日、口を揃えて「明日もめっちゃ早いお迎えがいい」と言うので、今のところは半日登園(お昼ごはん後にお迎え)ですが、帰宅してもYouTubeばっかり見てるし私はワンオペでイライラするし、なので来週からは夕方までの通常登園に戻す予定。


まとめ

月並みな言い方ですが、家族の絆が深まるいい時間になったと思います。
未就園児4人、どうなることかと思ったけど、就学前でよかったかもしれない。
勉強の遅れの心配や宿題もないし、まだ「お父さんお母さん大好き」な時期。
散歩に行き、ごっこ遊びに付き合い、「お母さん見てー」にひたすら応える。
仕事をしていては絶対にできない生活でした。
子供たちの中にも、この53日間は辛い思い出としては残らずに済んだのじゃないかな。
テレワークやオンライン授業が重視され、今後家庭に求められる役割や家での時間が増すのではと思っています。
今回の経験が、その下地となってくれたらいいなと思います。


あーーーーーー終わった!!!! 頑張った!!!!!!!!

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