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休園日記 29~31日目

29日目(5月7日)

朝、ドトールに行かせてもらった。
久しぶりにお店のコーヒーの匂いを嗅ぎ、ほっとする。
人通りも昨日までとは打って変わって多かった。
自粛延長と言われても、みんな休んでばかりもいられないんだな。

夫は会社へ。
双子が帰ってくる前に療育の書類記入を済ませようと、息子がおんぶで寝た隙にムスメにしまじろうのオンライン幼稚園を見せつつ取りかかったが、まあ〜進まない。
「お絵かきしたーい」「紙とって」「テープとって」「見てーチューリップ描いたの」「うまく描けないの」「どうしたらいいのー」etc……
無視するわけにもいかないし、かといって全部相手していたらきりがないし。
結局11時頃にはお昼のパンを買いに行き、食べさせ、息子に離乳食……と中断。
息子が起きた後は更に細切れでしか進まない。
これは子供見つつ在宅で仕事なんて不可能だな……と思った。

3時半頃夫帰宅。
息抜きに再びドトールに行かせてもらった。
療育の書類はなんとか仕上げて投函。
ムスメに「兄くんたち今日の夜に帰ってくるよ」と伝えると「早く一緒に遊びたーい!待ちきれないー!」
さすがに一人で遊ぶのにも飽きたのかな。

双子は夕食とお風呂までばあば宅で済ませてもらって、車で送ってもらって夜帰宅。
これまで、別れ難くてめそめそ泣いたり、家でのルールに戻れずぐずぐずしたりで帰宅後扱いにくかったのだけど、成長したからか経験を重ねたからか、今回は機嫌よく帰ってきて家でのペースにもすぐ戻ってくれたので助かった。
えらいぞ。
心なしか弟がしっかりして帰ってきた。
夫と「よく躾けられてるね、ムスメもお願いしようか」と冗談を言う。
弟は数日ぶりに会う息子が可愛くて堪らず、「息子ちゃん可愛い〜、可愛い〜」と連呼。
息子も兄たちの顔を見てにこにこだった(忘れてなかった。笑)。
ムスメは「待ちきれないー!」の言葉はどこへやら、しれっとテレビを見ていた(笑)。

30日目(5月8日)

天気が良いので散歩に行くことに。
夫も一緒に行ってくれるというので、みんなで家を出た。
暑すぎず寒すぎず、風が心地良くていい陽気。
のんびり歩いて近所の神社へ。
新緑が目に眩しい。
人も少なかったのでお参りして境内のベンチでジュースを飲み、少し遠回りしてぶらぶら帰宅。
大した距離でもなかったのに疲れてしまい、午後しばらくお昼寝してしまった。
夫が子供たちを見てくれた。感謝。

夕食後、子供たちが思い思いに遊んでいた。
弟はプラレールの高尾山トレインを写し描き。
すごく上手でびっくり!
バランスもとれているし、細部までこだわって描けている。
兄はレゴで車を作成、その後トミカのスポーツカーを写し描き。
こちらも上手!
ちょっと前まで「見ながら描く」のが苦手で、集中力も続かなかったのに、成長したなぁ。
ムスメはレゴで飛行機を作成、その後チューリップの絵を描いていた。
「お母さんにあげるの」と、チューリップをたくさん描いて、カードにして渡してくれた。
ありがとう、とっても可愛くてとっても嬉しい。
遊びを用意しなくても、なんとなく「これやろうかな」「ぼくもやってみよう」と遊べる子供たち、それは大事な力だと思うよ(放ったらかしててごめんね)。


31日目(5月9日)

疲労感が強く、眠くて眠くて朝なかなか起きられなかった。
今日も夫が一緒に出掛けてくれるというので、みんなで大きな公園へ。
混んではいないけれど、やはり平日よりは人が多かった。
最近は私と上3人で来ることが多かったので、「お父さんに○○のとこ教えてあげようよ!」と張り切る子供たち。
「さくらんぼ赤くなったかな」「池の方見に行こう」「素敵な場所教えてあげる」「木に名前をつけたところ教えてあげるね」と、すっかり勝手知ったる庭といった様子で案内していた。

午後はスティンキーとダーティをエンドレスで見つつ遊ぶ。
兄はレゴで「ゲーム」を作っていた。
アナログゲームみたいな、円柱型のブロックを突いて転がして、ブロックの隙間を通り抜けたら勝ち、みたいな。
発想が素晴らしい。
弟はトミカ。
ムスメは木にパーツをぶら下げていくバランスゲーム。
今日は夫がお昼寝。
いつも負担をかけてしまっているので、休んでもらえてよかった。

このところ、兄のコミュニケーションが一方通行(自分の言いたいことを言う、興味のない話は聞かない)なのが目立つなーと思っていたら、弟もそれを不快に感じることが多いらしく、2日続けてトラブルになった(特に昨日は、腹を立てた弟が、黙って靴を履いて家から出ていこうとしていたので驚いた)。
兄のそれは、モロに特性から来るものなので(ASD傾向)、直そうとして直るものじゃないんだよな……。
でも弟が不快に感じるということは、この先他のお友達ともトラブルになりやすいということ。
それを練習する場が療育(と保育園)だったのだが、コロナのせいで通えていない。
家庭でどうするべきか、週明け療育先に電話して聞いてみようかな。
弟は弟で、自己中心的な(わがままというのではなく、常に物事の中心を自分におく)ところがあって、それが「兄に蔑ろにされている感」を更に強めてしまうんだと思う(ちなみに弟はADHD傾向)。
でもここのところ、弟はコミュニケーション面が成長したな(相手を思いやったり、気持ちを汲めるようになった)と感じるので、兄との差(兄の方が少し幼く、弟の求める水準の配慮ができない)がまた彼の中にストレスを生むのだろう。
うーん、双子、特性持ち、難しい。
ムスメはムスメで、相変わらずあれがいいのこれはダメなのああしたいのこうしたかったのにびえーんびえーんと、魔の3歳児というか泥沼の3歳児というか、なんかもう手に負えないから好きにしてと言いたいのだけれどそれすら許さないといわんばかりの負荷をかけてくる。
息子? 息子はなんか、今日は急に喋りだした。
昨日まで「ば」で色んな感情を表してたんだけど、今日は兄、弟をそれぞれ「そう聞こうと思えば聞こえる」発音で呼び「おっとーたんだーっきー(お父さん大好き)」と言い(そう聞こうと思えば聞こえる)、「おっちゃーちゃんおっちゃーちゃん」と言いながら私を追い、「たーっちでーった(たっちできた)」。
ん? 何もう2語文?
赤子の「ある日突然○○できるようになる」性質は知ってるんだけど、こうまで突然だとやっぱり驚くわ。
昨日と今日の境に何があった。
10か月になったからか?(それは昨日。忘れてたゴメン)
まあそんなこんなで、お父さんもお母さんも頑張ってます。とってもとっても。
あ、弟は今日初めてお皿洗いを手伝ってくれた。
えらい!!


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