20200502

春が終わってしまった。

いつまでも留まっていたかった。


春が終わってしまった。


昨年の今頃は、
実家の庭で咲き誇る木香薔薇をみて、
その木陰で涼んでいた愛犬の姿を
そっと探していた。

祖父の命日の準備をしていた。


役割のない連休は久しぶりだ。

大手を振って、何もしない。


何もしない。

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