やりたいことはネットには落ちていない。
何をすればいいのか分からない。
これは僕の中にずっとある悩みだ。
自分の生き方や、キャリア、今の時代の働き方について散々勉強してきた。本も読んだし、ググりまくった。
しかし、何をすればいいのかわからない状態が長いこと続いている。
webライター、動画クリエーター、フォトグラファー、プログラマー、ティックトッカー、Youtuber。
どれか一つを集中的にやれば、きっと成果は出るだろう。
しかし、どれをやればいいのかずっと迷っている。
迷っている間に行動しろ!と多くの人は思うかも知れない。
それでも、迷うのだ。自分は何をすればいいのか。
分からなくて当然なのかもしれない。お店のレビューをいくら見たって、味やお店の雰囲気は行ってみないと分からない。
ディズニーランドのことをいくら調べたって、実際に行ってみないと分からない。
行動×継続×時代的スキル=結果
この方程式は理解している。
しかし、それでも悩む。ライターにもなりたいし、Youtuberにも、ティックトッカーにも、プログラマーにもフォトグラファーにもなりたい。
一日が72時間存在して、そのうち睡眠時間が8時間ならできるのに。そんなこと言っても仕方ないんだけれど。
色んなインフルエンサーに煽られて、情報がカオスとかしている。
それに、僕はどんなことにも興味を持ってしまう。成功している人やキラキラしている人を見て、誰でも憧れてしまう。アイデンティティの欠如。ゲシュタルト崩壊。
今の時代、ティックトックは必要だ!動画編集だ!Youtubeだ!プログラミングだ!etc
何すりゃいいんだよぉ!!
ここで僕は気づく。目先の利益を求めていることに。
自分が何をしているのかが、一番満足度が高く幸せなのか。
満足度の高いことを続けていれば、成功できるのか。
それなら、働きもせず家でずっとゲームをしている人はどうなのか?
この原理原則が正しいなら、彼ら彼女らが成功していなければおかしい。
そもそも「成功」ってなんだ?貴様にとって何が「成功」なんだ?
分からない。カオスだ。情報と感情のカオス。
ここで、あることを思い出す。アドラーの言葉だ。
「人間には貢献感は必要だ。」
その通りなのかも知れない。人に貢献しているという実感がなければ、幸せを感じることは難しい。
自分のしたことで、誰かが「ありがとう。助かった」と言ってくれる。これがいわゆる、「やりがい」や「生きがい」に繋がるのだろう。
誰かからの承認が必要になってくるのである。アドラーは承認欲求を否定しているが。
少なくとも、「誰かの役に立っている」という感覚は必要なのだろうと思う。
好きなことで誰かの役に立つ。これが一番いいのだろう。
ここでまた情報がカオス化する。僕の頭の中はいつもこうだ。それがストレスで結局何もしない。
自分にとって一番大事なことは何か。
人生は一回きりだし、体も一つしかない。
人間はそんなに多くのことはできないだろう。
様々な情報に煽られると、徐々に自分が見えなくなっていく。
たしかに、知識は経験は大事だ。超大事だ。
しかし、それよりも大事なことは「自分のことを知る」ことだと思う。
少しずつ、自分のことを受け入れながら、自分の欲求を知っていく。
今の情報化社会及び、現代に生きる私たちに必要なことは「情報収集」ではなく「散らばってしまったアイデンティティの収集」なのかも知れない。
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