回避依存症の種類(独裁者、搾取者、ナルシスト、脱走者)

人と壁を作る方法(親密な関係を避ける)はいろいろあって、私がここに書いた回避依存症は脱走者タイプですが、他に独裁者、搾取者、ナルシストがあります。

心理学者によっては分け方が違ってて、この4つを回避依存症と呼んだり、脱走者だけを回避依存症と呼んだりします。

また、恋愛依存症を共依存症と呼ぶこともあり
なかには、回避依存症と恋愛依存症全部全部を恋愛依存症と呼んだりします。

私も逃亡者はかなり心の壁が厚いので回避依存症と言ったらこのタイプかなと思ってます。

(独裁者)

支配服従の関係、自分が上相手が下

常に相手を支配したがる。

無意識に相手の自己否定感をつのらせていく。

・何でも自分の思い通りにいかないと気がすまない
・「ああしろ、こうしろ」命令口調
・何をするにも「許可」が必要
・何でも自分が正しい
・人格否定するような事を言う
・何か新しい事を始めようとすると、「やめたほうがいい」「だめだ」と言う
・常に監視の目
・意見や行動を少しでも否定するような事を言うと急に怒ったり黙ったり
・「お前はダメな人間だ」というような発言が多い

「生活費はもう渡さないぞ!」
「何だ、お前はそんな事もできないのか!」

精神的と身体的暴力もある

独裁者の音信不通は支配の為(こんな事しても自分から離れないか)

原因

父親が独裁者でモデリング

「懲罰的行動」
守ってくれなかったり、夫、恋人の代わりにした母親に対する怒りから女性にひどい扱い

父親(独裁者)にひどい仕打ちされてた母親を助けてあげられなかったと思った場合(母親の愚痴を聞いてあげたり頼られたり)→共依存症になることもある

(搾取者)

罪悪感に訴えて相手を利用する。

損得の利害関係。

・人に要求するくせに、こちらからの要求には耳を貸そうとしない
・物を頼んでくる時だけ急にやさしい
・要求をのんだ時のやさしさと要求を拒否した時の怒りや不機嫌さのギャップが驚くほど大きい
・こちらが要求を受け入れるまで、しつこくねちねち
・子供っぽいわがまま

「俺の事を愛しているのなら〜してくれるはずだ」       
          ↓

裏では、「〜してくれないなら、こっちから見捨てるぞ」

原因

過保護=何でも自分の思い通り、女の人は何でも自分の言う事を聞いてくれる

(ナルシスト)

自分の理想を押し付ける

相手を物として扱う関係

賞賛される事への過剰な欲求

・少年っぽい
・ちょっとしたきっかけで手のひらを返したように冷たくなる
・平気で人の気持ちを傷つけるような事を言う
・理想へのこだわり
・ナイーブ
・人の話を聞く事より、自分の話をする事を好む
・自分は特別な人間だ
・彼好みから少しでもはずれた事をすると不平を言ったり機嫌悪くなる
・自分を褒めてくれる人には甘いが、少しでも欠点を指摘する人は徹底的に攻撃

「その服似合わないよ俺の趣味でないなー」

原因

過保護で育ち、幼児期から不満を知らず自己愛が過剰で、相手は自分より下、共感性欠如

人の気持ちが分からないので、恋人に傷つけるような事を平気でいう(自己愛性人格障害)

(脱走者)

愛が深まるほど、別れたくなる

他人としての関係のみ、パートナーと結び付く事ができる

・「束縛」を過剰に嫌がる
・「自由でいたい」という意味の発言をよくする
・何かを要求すると「要求多すぎ」「わがまま」と言う
・普段何をしてるかを教えるのを嫌がる
・1人でいるのが好き
・近づけば近づくほど遠くに離れていく
・本心をなかなか明かそうとしない
・悩みや深刻な問題について話そうとすると、話題を変えたり「面倒だ」いう素振りを見せたり嫌な顔をする
・誰でも自由でいたいし、束縛されるのは嫌だが「脱走者」は求め方が過剰
・束縛されたら全て終わりだ(強迫観念)

愛が深まった途端に「別れてくれ」や音信不通など

※自分に原因がわかっていれば「またやってしまった」そうでないと「相手のせい」

原因

過干渉などの親が生活領域にずけずけと足を踏み入れる。
私の母は私が中学生になっても学生鞄の中をチェックふるほどの干渉ぶりでした。

○回避依存症の人達のこのような行動は、実は根っこにある見捨てられる恐れが恐怖過ぎて、
過剰な行動に出てしまった結果です。
見捨てられないように支配して手元に置いといたり、見捨てられる前に逃げたり、弱い犬ほど吠えたり逃げたりと同じだと思います。

でも、過剰な防衛行為で相手を傷つけるのはどうなのかと思いますが・・。

○人はやっぱり環境や性格も違うので、複雑でこの人はこのタイプとはなかなか分かりづらい
です。また、依存を組み合わせて持ってたりするので(脱走者と独裁者両方持ち合わせてたり
傾向が弱かったり強かったり)どの傾向が強いか分かったら、原因探しの迷路にはまらず、対応策を考えて前向きに進むのみです。

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