小倉記念・関屋記念予想

小倉記念

コース形態

小倉 芝2,000m  典型的な小回りの平坦なので、前残り傾向が強い。内枠で逃げ・先行馬を重視したい。

全頭短評

ファルコニア 評価:B(能力:B、状態:B、展開:B)

前走は展開利が大きく、内をうまく回って最後ギリギリ3着に来ることができた。今回も鞍上が川田Jということで前走よりは前目につけて勝負するのではないか。不安要素は、この馬は割と出遅れるので出遅れて後ろからだと明日の馬場傾向だと勝負にならない可能性もある。

グランスピード 評価:B(能力:C、状態:B、展開:A)

小倉で2-1-0-1 と小倉巧者であり、今回の馬場傾向だと前目につけられる馬が有利なことから、展開は向いている。他に逃げそうな馬もいなそうなことから楽逃げで勝つことも可能性としてはありえる。重馬場も一回こなしていることから問題はなさそう。初の2,000 だが自分のペースでレースができそうなので、その点については大きな問題にはならなそう。

テーオーエナジー 評価:E(能力:C、状態:B、展開:C)

能力自体は悪くないが、向こう正面からずるずる下げてしまっており、近走レースをやめてしまっている。これでは勝てない上にダートから芝への転向となるとさらに厳しい。馬場状態は少し利があるかもしれないが、これだけでは買う要素にはならない。これで60倍のオッズなら単勝をあえて勝っておく必要もない。

ショウナンバルディ 評価:A(能力:B、状態:B、展開:B)

前走控えてもレースできており、強い競馬だった。今年はじめは中団からの競馬で、全くレースに参戦できていなかったが、好位につけるようになってから覚醒している。今回、逃げることもできるので自分のペースでレースができそう。ただ、注意したいのは馬場的には良馬場が好ましいので、直前の馬場状態をみてかなり悪そうなら評価を下げることも視野に入れる必要がある。

ダブルシャープ 評価:A(能力:B、状態:B、展開:B)

前走は、小倉でゲートが悪く、後ろからだが、早めにポジションを上げたので、好位から直線伸びることができた。この馬が苦手としているペースが流れての展開には馬場状態からするとならなそうなので、問題なく競馬ができそう。また、10頭立てでうちに包まれる可能性もほぼないのも評価できる。ヴェロックスやモズナガレボシを見ながら競馬できれば。

ヒュミドール 評価:C(能力:C、状態:A、展開:C)

前走も惜しくも掲示板外と重賞でも勝ちきれない競馬が続いている。能力的には、勝てても不思議ではないが、やはり後方からの競馬ということでうまくポジション上げないと小倉では厳しいのではないか。ダート経験なので、不良馬場まで悪くなるなら厚めに買ってもいいが、重馬場までなら軽視で。

ヴェロックス 評価:C(能力:B、状態:C、展開:C)

クラシック時期は世代最上位レベルだったが、古馬になってから伸びがなく典型的な早熟型にみえる。馬場状態もこなせるようにもあまり見えず、前回から乗り変わられているところをみるとあまり買える要素はない。ただ、この小倉2,000は浜中Jの成績がかなりいいので、好騎乗を期待して紐には必ずいれておきたい。

モズナガレボシ 評価:C(能力:C、状態:C、展開:C)

ダートから芝に転向して3勝クラスまで上がってきた。3勝クラスでは少しもたついており、前走もロスなく来て、3着だったのでここでは、お試し程度か。小倉2,000の松山Jの成績がいいので、外からうまく差してこれれば。馬場状態は苦にしないだろう。

スーパーフェザー 評価:D(能力:C、状態:C、展開:C)

クラシック時からそこそこのポジションからそこそこの末脚でしか勝負できないため、なかなか重賞クラスへの参戦ができなかった。前走も末脚は出せたがポジションがうまく取れていなかったので、思い切った乗り方が必要にみえる。全く勝負ができないわけではないが、積極的に買える要素もないため、この評価。

評価一覧

評価A:ショウナンバルディ、ダブルシャープ
評価B:グランスピード、ファルコニア
評価C:ヒュミドール、ヴェロックス、モズナガレボシ

レース展開

グランかバルディのどちらかがハナを切って、ペース的にはかなり緩い形で進む。外の馬がテンが早い馬がいないので、特にダブルシャープがいつもより前目でショウナンバルディあたりをみつつの競馬ができそう。ショウナンバルディが4角抜けたあたりで外に出しつつ早めに抜け出して勝負か。グランが粘り込んで勝ち負けできる可能性も大いにある。

買い目

馬連 フォーメ:5, 6-2, 3, 5, 6(6点)

今回、大雨により輸送が手間取り、関西馬の輸送に大きく時間がかかっています。そのため、ヒュミドールを除く、他の馬すべての状態をパドックでチェックし評価する必要があります。(ヒュミドール自身もかなり気性が荒いので、この馬も結局チェックするべきだとは思いますが、、、)現段階での買い目は予想を出している身からするとあれなのですが、そこまで確証のとれたものではないです。状態次第でいくらでも変化すると思います。正直このレースは、少頭数でそこまで儲からない上に不安定要素ばかりあるので、あまりおすすめできないレースです。(正直こんな状態ならレース自体やめてもいいのではと思っているくらいです。)

関谷記念

コース形態

新潟 芝1,600 スタートしての直線が長く、テンのスピードは早くなりがち、コーナーに少し上りがありそこで一旦息をいれてから、東京よりも長い最終直線に臨む。そのため、差しも十分届きやすく、特に外差しがハマりやすいので、6~8枠の差し馬には要注意。

全頭短評

グランデマーレ 評価:C(能力:B、状態:B、展開:C)

昨年の長期休養から今年は2, 3 勝クラスを問題なく勝ち上がっている。ストークSの相手関係がそれなりに強く、能力は上位。しかしながら、最内でそこまで末脚があるわけではないので、新潟ではどうなるか。好位につけて抜け出す競馬が新潟でも発揮できるかは評価が難しい。

ベストアクター 評価:D(能力:C、状態:C、展開:C)

長期休養明けの阪急杯では全くペースについていけず、さすがに能力が衰えたか。1,400 メインでやってきてここでの1,600 だとペースにさらについていけずもつかどうか微妙。これまでの実績から馬場が渋ると走らないので、その点を踏まえても勝ち負けは難しい。

シャドウディーヴァ 評価:C(能力:B、状態:C、展開:B)

能力上位ではあるが、少し内枠からの勝負になるのと、追いきりの状態があまり良くなかったので、軽視したい。ただ、重馬場でも走るので展開次第では、勝ち切る可能性は大いにある。

ラセット 評価:D(能力:C、状態:B、展開:C)

能力が全く足りていないわけではないが、重賞だと最後方からの競馬で末脚はそこそこなので勝負にならないことが多い。状態はいいが、枠的にも後ろから競馬しづらい位置にあるので、勝負になるとはあまり思えない。

アトミックフォース 評価:C(能力:C、状態:B、展開:B)

エプソムカップではペースが流れて先行勢はかなり厳しい競馬を強いられたにもかかわらず、掲示板確保できたので、結果以上に強い競馬ができたのではと思われる。今回は馬場が渋って、ペースがそこまで流れないので、この馬にとっては有利か。逃げ切りも可能性としては考えられる。

ロータスランド 評価:B(能力:B、状態:A、展開:C)

前走はディアンドルが外によれてしまい、ディアンドルからかなり不利を受けてしまったにも関わらず、掲示板確保をしてかなり強かった。新潟も経験あり、さらに重馬場もこなるので、好位から抜け出して勝つことも十分考えられる。

ハッピーアワー 評価:D(能力:C、状態:C、展開:B)

まず中一週というローテが微妙なのと前走まったく勝負できていなかったことから、ここで相手関係が強くなり、勝てるビジョンが見えない。

アンドラステ 評価:C(能力:B、状態:C、展開:C)

前走はディアンドルの動きでかなり展開利を受けて勝利することができた。能力自体は最上位で、出遅れなければここでも勝負することができるだろう。重馬場も血統的にも実績的にも問題なさそう。鞍上が弱体化するが、もともとのお手馬なので大敗することはなさそう。しかしながら追いきりをみると、併せ馬に遅れてしまっており状態は良くない。鞍上が弱体化することも含めて、紐程度か。

ソッサスブレイ 評価:D(能力:C、状態:C、展開:B)

前走は良く、状態も上向きではあるが、さすがにまだ成長途中の状態でこの重賞を勝ち抜くのは難しい。

ブランノワール 評価:C(能力:C、状態:C、展開:B)

重賞で全く勝てていないわけではないが、足りずに届かないことが多い。新潟だと距離が長いので、届く可能性は十分ある。

ソングライン 評価:B(能力:B、状態:A、展開:B)

能力、状態ともに最上位だが、末脚が抜群に優れているわけでもないので、新潟で馬場が渋ったときにどこまでのパフォーマンスを発揮できるか。いつもよりポジションを上げて対応することが求められる。とはいいつつも能力最上位でこの斤量は暴力的で、圧倒的に勝ってしまうことも可能性としてはありえる。

サトノアーサー 評価:D(能力:B、状態:C、展開:C)

去年は勝ったが、完全に乱ペースで前が止まる展開だったので、今年も同様の競馬で勝てるかというと微妙。また、ローテも微妙で、状態も前年よりは良くないことを考えるとさすがに厳しいか。

カラテ 評価:D(能力:C、状態:C、展開:B)

東京新聞杯以降の怪我からの復調がまだ万全のようには見えず、重馬場も走れるようには見えないので、直線の長い新潟は厳しい。

クリスティ 評価:B(能力:B、状態:B、展開:C)

前に行きそうな馬が、アトミックフォースくらいなので、遅めのラップを刻めるのはこの馬にとって好都合。重馬場も問題なくこなせるので、パフォーマンスは発揮できそう。デムーロJへの乗り替わりも新潟1,600だとプラスポイント。

ミラアイトーン 評価:D(能力:C、状態:C、展開:B)

出遅れぐせもあり、そこまでの脚もない。長い直線も得意ではない。重馬場で走るわけでもないとさすがに買いたい要素がない。

マイスタイル 評価:D(能力:C、状態:C、展開:C)

前に行っても直線全く伸びずに垂れるし、後ろからでも勝てていない。正直直線が長い新潟で使う意味がよくわからない。小回りのほうが適正がありそう。ここでは軽視。

パクスアメリカーナ 評価:C(能力:B、状態:C、展開:B)

2年休養していて、正直どこまでレースで走れるかわからないが、追いきりがそこそこだったのと陣営がここで使ってくる意味を考えて紐では勝っておきたい。

評価一覧

評価A:なし
評価B:ロータスランド、ソングライン、クリスティ
評価C:グランデマーレ、シャドウディーヴァ、アトミックフォース、
アンドラステ、ブランノワール、パクスアメリカーナ

レース展開

アトミックフォース、クリスティがでてそこに、グランデマーレ、ロータスランドが追走、アンドレステはその後方でソングラインはその横かそれをみつつ動く形か。ソングラインは直線早めに抜け出せるか。アンドラステはどこで勝負をかけるかが重要なポイント。

買い目

馬連 BOX:6, 11, 14(3点)
3連複:11-6, 14- 1, 3, 5, 6, 8, 10, 14, 18(13点)

個人的にかなり評価している2頭、ソングラインとロータスランドが出てきてかなり楽しみなレース。両頭にはここは軽く切り抜けてほしい。

今週もなかなか楽しみなレースですが、皆さんは来週の札幌記念、北九州記念もかなり待ち遠しいことかと思われます。今週きちんと勝って来週ほくほくで臨みたいところです。


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