中山記念予想

特徴とか全頭診断とかいらねー 印がみたいんじゃ という方は
目次から印に飛んでください。

中山記念の特徴

  • 逃げ、先行馬が有利

  • 前走勝利馬が有利

  • 1人気がなぜか結果が出ていない(差し届かず)2, 3人気はなぜかよい

  • 距離短縮のほうが良さそう

  • 枠順は不問(どちらかというと並びか)

  • 前走は有馬、中山金杯がいい 逆にマイルの京都金杯、東京新聞杯は微妙  あとは白富士Sも多いがかなり微妙(レースレベルか)

  • 血統(Kingmanbo 系(キンカメなど)、Vice Regent 系(クロフネなど)Storm Cat持ち)

特徴的に良さそうな有力馬は、

  • ソーヴァリアント(先行馬で、前走重賞勝利)

  • ラーグルフ(ある程度先行でき、前走中山金杯で勝利)

  • ダノンザキッド(前走海外2,000mで、先行し2着)

逆にマイナスになりそうな有力馬が、

  • シュネルマイスター(前走マイルで9番手以下)

  • イルーシヴパンサー(前走勝利だが、マイルの京都金杯で9番手)

  • ドーブネ(前走白富士Sで最後粘りきれず 同型が多いのも厳しい)

全頭診断

イルーシヴパンサー

評価:C
能力:B
血統:A
展開:D

前走は前がごちゃついたがうまく空いた内をついて突き抜ける馬の力と好騎乗が光る結果の勝利であった。前に行ける馬ではないので開幕週の中山はよくない。また坂は大丈夫そうだが、右回りの小回りコースよりも左回りの広いコースが合っている。鞍上がこの重賞得意なため、不気味だが無欲の追い込みが届くほど甘くはない。さすがに乗り替わりや臨戦過程を見てもここがメイチとは思えないしそれでG1級のメンバーが揃った今回はそこまで来るとも思えない。

シュネルマイスター

評価:D
能力:B
血統:D
展開:D

前走は海外なので単純比較ができず、前前走のパフォーマンスをみると、直線は完全に前はソウルラッシュ、横はエアロロノアに蓋をされて動けなくなり、ようやく前が空いて動き出したらゴールだったので悲観することはない。脚色をみても直線スムーズなら勝ち負けはできる。ただ、この馬も後方からになるので前が止まりにくい馬場でどこまで猛追できるか。臨戦過程も同様にここは叩きではあるので、騎手配置も含めてここを取りに来る気合は感じられない。

ショウナンマグマ

評価:D
能力:D
血統:D
展開:C

前走は出が悪く、自分の競馬が全くできなかったので参考外。前前走は指しが届く馬場で直線すぐに逃げ馬を交わして粘りきったところをみるに、小回り1,800 が一番合う。ただ、今回はゲートの出がよいドーブネが逃げる可能性もあり、早めにソーヴァリアントがまくってくることを考えると、良くて抑えまでの評価か。

スカーフェイス

評価:D
能力:D
血統:A
展開:E

重賞でもきっちり脚を使うことはできるが、それで勝ちきれるかというと微妙。今回も同様の競馬なら変わらず掲示板外だろう。ただ、調教師が今月末までで引退するため、引退の花道をもたせるためのヤリも考えられるが、前残りの馬場も考えるとさすがに妄想がすぎるだろう。

スタニングローズ

評価:B
能力:B
血統:B
展開:A

エリ女は内が荒れていたのと秋華賞から間隔が空いてなかったので厳しい競馬となった。先行して抜け出す競馬が信条のこの馬にとって開幕週の中山小回りコースは適条件に合致する。枠次第では、本命候補の一頭。

ソーヴァリアント

評価:A
能力:A
血統:C
展開:A

前走はハイペースの逃げでペースが早くなったと思いきや、大逃げとそれについていく馬以外は平均より速いくらいのペースでその先頭で気分よく走れたことも好走の要因だろう。とは言え、ほぼ団子状態で後方グループが直線に突っ込んだが、この馬の脚色が圧倒的だったことからあのメンバーだと能力最上位だろう。もちろんメンバーレベルがさらに上がったココでも勝ち負けは期待できる。

ソロフレーズ

評価:E
能力:E
血統:D
展開:D

流石に盛岡芝コースの重賞で掲示板が精一杯の馬が中央で一線級のメンバーが揃ったここでは荷が重すぎる。

ダノンザキッド

評価:B
能力:B
血統:C
展開:B

暮れのマイルCSを伸びて2着に来ることからやはりパワーもあり、外枠発走の毎日王冠を先行して粘ったところを見てもスタミナも申し分ない。距離的に言えば適条件だが、唯一の不安要素が中山競馬場開催というところか。前年の中山記念は精神面でまともに競馬できていなかったので、やはり皐月賞の出来事が原因で中山ではパフォーマンスを下げてしまうのではという不安がある。ここでも十分勝てる能力は持っているが、中山という点で本命候補にするには不安要素が大きい。また、タフな馬場になるとさらに前進が可能。

トーラスジェミニ

評価:D
能力:E
血統:C
展開:B

さすがに去年の大敗ぶりをみるにG2でこのメンバーだと厳しい。展開だけは味方すると思うので、どこまで復調できているか。

ドーブネ

評価:C
能力:C
血統:C
展開:B

前走は粘りきれなかったが、前前走は阪神の開幕週で内の3番手から直線抜け出して快勝。このパフォーマンスが出せれば、展開が向くと思うので、ここでも一発ありそう。控えてもいいし、他の逃げ馬が出ないなら逃げてもいい。一発あり、前の展開次第では怖い一頭。

ナイママ

評価:E
能力:D
血統:D
展開:D

3年前に3勝クラスを勝ってから一度も勝利していない馬がここでくるとは思えない。主戦ではあるが、一度もこの馬と馬券内すら入ったことのない柴田大知騎手が鞍上というのもマイナスポイント。流石にこのメンバーでは回ってくるだけだろう。

ヒシイグアス

評価:B
能力:B
血統:A
展開:C

前走後に重い熱中症にかかり、秋全休してしまった。高齢なので、どこまでパフォーマンスを発揮できるかどうかわからないが、ただあまりレースを使っていない関係上そこまで気にする必要がないのかもしれない。宝塚ぐらい動ければここも勝ち負けはできる。

モズベッロ

評価:E
能力:D
血統:D
展開:E

前走後に骨折あり、長い休養を強いられてしまった。ここまでの休養明けということと脚質、馬場状態すべてが向かい風のようにマイナスポイントでいきなりの好走は難しいだろう。

ラーグルフ

評価:B
能力:B
血統:C
展開:B

中山金杯は、フェーングロッテンのスローのペースに恵まれた感もあったが、甲斐路Sではあっさり差し切ったパフォーマンスを見るに一瞬の切れ味はするどい脚をもっている。ここでも枠順とポジション次第で勝ち負けできそうだが、ただ不安なのは乗り替わりということだけ。

リューベック

評価:C
能力:C
血統:D
展開:B

前走はイン有利の馬場で、インの2番手につけたのが勝利の要因だったように思える。そう考えるとさすがにいきなりこの舞台はどうかと思えるが、枠次第なら3着は見直せるか。状態、枠で抑えるかどうか判断したい。

評価一覧

A(本命候補):ソーヴァリアント
B(相手候補):スタニングローズ、ダノンザキッド、ヒシイグアス、ラーグルフ
C(紐候補):イルーシヴパンサー、ドーブネ、リューベック

D以下(買わない):上記以外

枠による予想

隊列予想


向正面の隊列予想図

しっかり主張したい馬がいるので割りと縦長の展開と予想。8 トーラスジェミニが前に行くが、二の脚が使える4 ドーブネが逃げる可能性がある。9 ショウナンマグマはこの隊列ならハナを切るのは少し厳しいか。そこから1, 2馬身ほど空いて内に1 ダノンザキッド、外に6 ソーヴァリアント。さらにそこに12 スタニングローズ。そして外か後ろに14 リューベックか。中では3 イルーシヴパンサーが脚を溜められそう。7 ナイママは普段ならもう少し前だが、このメンバーと馬場なら後手を踏むか。最近出が悪い5 シュネルマイスターはこのあたりで内でためるか。11 ヒシイグアスがその外あたりで、13 ラーグルフはこのメンバーならなかなか内前をとるのは難しそう。そして10 モズベッロ、2 ソロフレーズが続く。
3角に入ると徐々に馬群が縮まって、6 ソーヴァリアントが早めに前を捉えて、直線ではすぐに先頭に。内からは1 ダノンザキッド、3 イルーシヴパンサーが、外からは12 スタニングローズ、11 ヒシイグアスがソーヴァリアントのまくりに乗じて上がってくるか。最後は早め先頭にたったソーヴァリアントが馬場を活かしてそのままゴールし、ソーヴァリアントのまくりに乗じて上がってきた。11 ヒシイグアス、中から上がってきた1 ダノンザキッド、3 イルーシヴパンサーとの勝負になりそう。

好枠:1 ダノンザキッド、3 イルーシヴパンサー、4 ドーブネ、6 ソーヴァリアント
マイナス枠:13 ラーグルフ、14 リューベック

最終評価

A:ソーヴァリアント
B:ダノンザキッド、イルーシヴパンサー、ドーブネ
C:スタニングローズ、ヒシイグアス

予想印

◎6 ソーヴァリアント
○1 ダノンザキッド
▲3 イルーシヴパンサー
☆4 ドーブネ
△11 ヒシイグアス、12 スタニングローズ

チャレンジカップと同様の隊列、展開になりそうで、それならソーヴァリアント筆頭か。それに対抗するなら早めに先行勢から抜け出したドーブネか。内で溜められたダノンかイルーシヴパンサーか。ヒシイグアスは状態良さそうだが、少し外目の枠で以前好走した中山記念のときよりポジションさげてしまいそうなので、ここに。スタニングローズも展開合いそうだが、枠と牡馬との能力比較でこの評価に。シュネルはもともと買う気はほぼなかったがやはり隊列を予想してもこの後ろから内を縫って差し切るのは至難の技だと思うしかといって外回すと届かないと思う。ラーグルフはかなり期待していたのだが、この枠はさすがに厳しい。外回して勝てるようなメンツではないのでここは静観か。堅めの配当にはなるが、イルーシヴパンサーの好走に期待して狙ってみる。

買い目

3連複F:6 - 1, 3, 4 - 1, 3, 4, 11, 12
3連単:6 - 1, 3, 4 - 1, 3, 4, 11, 12
1, 3 - 6 - 1, 3, 4, 11, 12


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