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阪神カップ最終予想

全頭短評

タイセイビジョン 評価:D(能力:C、騎手:D、調教:B、枠:C、展開:D)

前走は幸騎手が4角の緩んだペースで外をうまく回し、中段くらいから外差しで競馬できた。正直勝ち馬とは力負けではあったが、騎乗でうまくもってくることができた。今回は外に出しづらい最内を引いた上に乗り替わりと厳しい要素が大きい。状態は前走並みにはできているようにみえるが、前走の競馬を見ると、今回も同様のことができるとは思えないし、明らかに相手関係が強い。ここでは厳しいだろう。

セイウンコウセイ 評価:D(能力:D、騎手:D、調教:C、枠:D、展開:C)

前走は外に出すこともせず、直線そのまま追ってそこまで伸びず敗退と騎乗の要素も大きい敗退だった。今回もこの枠でなんの工夫もなく乗ったら前走以上に負けることは間違いなく、それ以外の要素にプラスポイントがない。あえていうなら内がさらに悪くなっているので、最後全体的に内ラチから離れて直線勝負になるので、有力な差し馬がさらに外を回されるロスが発生しそうなところか。それでもこの要素だけでは買えない。

ホウオウアマゾン 評価:B(能力:B、騎手:C、調教:B、枠:C、展開:B)

前走はマイルG1のタフな流れかつ中の悪いところを通りながらもしぶとく伸びて掲示板を確保することができた。距離短縮は歓迎で、スワンSでも好成績を残しているので、ここでも前残りで粘れればなんとかやれるように見える。特に重馬場でも実績があることから馬場が渋ったらさらに積極的に買いたい。

ラウダシオン 評価:C(能力:C、騎手:B、調教:C、枠:B、展開:C)

1,400の鬼で、1,600だと伸びてこないし、1,200だと忙しいようにみえる。そこそこ流れるようなペースで抜け出す競馬が得意で、ドスローの末脚比べになるととたんに凡走する適鞍が少ない馬。ここも1,400ということでこの馬にとっては得意なレースにはなる。馬場が渋っても走れるのはプラスポイント。メンバーが揃った以上、調教での上積みがほぼ見られなかった今回はそこまで推せる要素はないが、デムーロ騎手が騎乗しにきていることとこの馬にとっての適正距離ということで紐では拾っておきたい。

デュープロセス 評価:D(能力:D、騎手:C、調教:D、枠:D、展開:D)

さすがに後方待機勢にとってはこの内枠で外差し馬場は厳しいか。直線勝負が中央より外目になることから馬群が横にそこまでばらけず内をさばける横山騎手でもさすがに厳しいか。あえて内をついて勝負を仕掛けることもできるが、さすがにG1級の相手にいくらダート経験ありとはいえ渋った馬場での末脚勝負は厳しい。

ファストフォース 評価:C(能力:D、騎手:D、調教:B、枠:B、展開:C)

前走は逃げて粘り込んで入着。馬場が渋っても戦えるし、高速決着でも問題ないが、1,400に伸びてどうなるか。二の足はあるし、内枠をとれたのでおそらくこの馬が逃げることになるのだが、逃げ馬が厳しい阪神カップで強い印を打つのは難しい。前走から上積みがある調教内容だったこともあるので、完全に切ることは難しいがあくまで紐までか。

ダノンファンタジー 評価:B(能力:B、騎手:C、調教:B、枠:C、展開:C)

前走はうまく直線中段から外に持ち出して横綱相撲で勝利と力強い競馬だった。気になるのが、馬場が渋ったとき直線全く伸びなくなることで明日の天気によっては抑え程度にしておいたほうが良さそう。阪神1,400は無類の強さだが、メンバーも揃っているし、トラックバイアスでケチがつくならできれば本命にはしないでおきたい。乗り替わりも多少の割引か。ただ状態は悪くないので、まっとうなコンディションで勝負できれば間違いなく勝ち負けできそう。

ベストアクター 評価:E(能力:E、騎手:D、調教:D、枠:C、展開:C)

長期休養明けから馬が直線走るのをやめている。ダートでも結果残せていないし、芝に戻しても走るとは到底思えない。

サウンドキアラ 評価:C(能力:C、騎手:C、調教:C、枠:C、展開:C)

牡馬混合のマイルだとさすがにスピードが足りなくて負けてしまうが、スピードの持続力の1,400や牝馬限定戦のマイルならまだまだ戦える高齢馬。タレントがそろったここでも折り合いもつくようになってきたので、頭まではいかないが馬券圏内も夢ではない。

シヴァージ 評価:C(能力:C、騎手:C、調教:C、枠:C、展開:C)

スプリンターズSでは馬券内に来ることができたが、最内枠を利用していいポジションから抜けられたという展開利も大きかった。前走は好位につけて伸びが足りなかったので、重賞だと展開を味方につけることが必要か。状態はまずまずなので、うまく外に出して伸びてくれれば。展開的には割り切った内枠か外枠がほしかったか。

グレナディアガーズ 評価:B(能力:B、騎手:C、調教:B、枠:B、展開:B)

前走は完全にかかってしまって折り合いを欠いて、直線では全く伸びずの大敗。調子は最高に良かったがパドックでテンションが上がってしまっていたあたり、まだ気性に問題がある。とはいえ、状態は良さそうなので、距離短縮の今回は前走よりはパフォーマンスを発揮してくれそう。先行する脚質もこのレースには合う。Cデムーロは先週の騎乗をみてもかなり馬場を気にした騎乗を行っており、直線で馬場に泣かされて伸びきれずといったことはなさそう。枠も外すぎず、内すぎずで馬込みで変にテンションが上がるようなこともなさそう。好走に期待。

アストラエンブレム 評価:E(能力:E、騎手:D、調教:C、枠:C、展開:B)

後ろからでも届いていないあたりスピードの絶対値が足りない。枠的には外差しがうまくできやすい位置で競馬はしやすそうだが、仮にうまく外に持ち出して競馬できたとしても勝てるとは思えない。

ダイメイフジ 評価:E(能力:E、騎手:D、調教:C、枠:C、展開:C)

今年はまったく結果を残せておらず、高齢馬ということもあり過度な期待はできないか。ここまで有力馬が揃った今回だとさすがに能力が足りないだろう。

ケイデンスコール 評価:C(能力:C、騎手:C、調教:B、枠:C、展開:C)

ここ数戦は全く結果を残せておらず、マイルでも展開についていけず、直線でのびてこない。岩田騎手によるとマイルも厳しいとのことで、今回距離短縮はこの馬にとっていいが、凡走続きだった馬が距離短縮でどこまで覚醒できるか。また前年も冬になって好走できていたので、今回距離短縮、季節が冬になってどうでるか。とはいえ、ある程度ペースが流れないといけないので、阪神は合わなそう。総合的に考えて紐以上の評価を与えるのは難しい。

ラヴィングアンサー 評価:C(能力:C、騎手:C、調教:C、枠:B、展開:C)

ここ数戦は、内枠からそのまま伸びて届かずに大敗するというなんの工夫もない競馬が続いている。直線勝負になるのは確かだが、馬場がいいところをつかえていないのもまた事実で、今回は騎乗に頼らなくても外に出しやすい外枠を引いた。そのため、ここ数戦よりは勝負ができる土台がととのったように感じる。あとは騎手の力でどこまで持っていけるか。重賞だといまひとつパンチが足りない騎乗をする鞍上なだけに過度な期待は禁物か。

ソングライン 評価:B(能力:B、騎手:C、調教:A、枠:D、展開:B)

持続力のある脚があり、東京マイルを使ってはいるが、阪神、中京や小回りコースとかのほうが合っているように見える。その点今回は1,400で切れ味より持続力を求められるラップ構成になるのは歓迎したいところ。ただ、今回は枠が外になってしまったことで、前走のようなうちでためて持ち出すことができないので、騎手の判断に勝敗が大きく委ねられるところがポイント。外差し馬場というメリットがあるので、一概に外枠は悪くないが、変なポジションで外を回され続けると厳しいところもある。実績、能力、状態すべてこの中だと上位なのは間違いないので、この枠でどこまでできるか。

ルークズネスト 能力:B(能力:B、騎手:A、調教:A、枠:D、展開:C)

前走は4角でポジションを下げてしまったので、届かずの4着で騎乗はともかく内容自体は悪くなかった。この馬も末脚一閃というよりかは持続力での勝負のほうが適しているタイプで1,400の今回は適鞍だろう。さらにルメール騎手が乗るということで鞍上強化となる。しかしながら、馬場が渋ってしまうのはよくない上に外差しとはいえ、大外枠ということでポジションをとりづらく、ロスが多い競馬をしてしまう位置に入ってしまった。うまくポジション取れる馬でもないので、軸にするのは少し怖い。

◎7 ダノンファンタジー
○17 ソングライン
▲12 グレナディアガーズ
☆18 ルークズネスト
△3 ホウオウアマゾン、4 ラウダシオン、15 ケイデンスコール、10サウンドキアラ

買い目

馬連:7, 17 - 7, 12, 17, 18
3連複:7 - 12, 17, 18 - 3, 4, 10, 12, 15, 17, 18



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