凱旋門賞 予想

全頭診断

枠番:1 馬番:6 ウェストオーバー 評価:A

前前走のサンクルー大賞は直線早めに先頭に立つと追撃してくるザグレイを振り切って直線半ばでさらに伸びてのレコード勝利。前走は大外に振られる不利があり、さらに自分から動いて直線早めに先頭に上がったが最後フクムの決め手に屈しての2着。前走は勝ち馬が直線までじっと内でためれたこともあり、内容はこちらの方が上。今回良馬場で施行されるので、馬場も合いそう。この枠なら逃げ馬を見ながらためることができる。

枠番:2 馬番:12 フィードザフレーム 評価:C

前前走の仏ダービーは伸びきれず4着。その4頭が出走しないパリ大賞では、先行押し切りを狙っていたアデレードリバーを差し切っての完勝。ただ、前走はゆるい流れで早めに逃げ出したファンタスティックムーンを捕まえられずの2着。今回凱旋門賞はおそらくミスターハリウッドが先手を取ってそこまで早くならないので、逃げ馬が早めにまくられるなどの展開利がないと、瞬発力がある馬ではないので直線だけで差し切るのは難しそう。

枠番:3 馬番:10 フリーウィンド 評価:D

ジリ脚で持続力のある脚はあるが、キレがなく、前走は前が壁になり、何度か進路を切り替えてようやく勝ち馬に迫ったときにはもう手遅れ。前前走は牡馬混合でパイルドライバー他3頭にキレ負け。このレースも最後は4着は呑み込んでいたので本当にずぶい馬だと思う。今回は良馬場である程度の瞬発力も求められるので、厳しいのでは。

枠番:4 馬番:2 アヤザーク 評価:E

馬柱見ても分かる通り、良馬場だと全く来ない。前前走もシムカミルに大差をつけられて負けていた。今回は馬場が合わないだろう。

枠番:5 馬番:9 スルーセブンシーズ 評価:E

洋芝の適正はありそうだが、ただ58 という斤量と2,400 への距離延長というマイナスポイントを巻き返すくらいの適性とは思えないし、血統的にも母系から2,400 は明らかに長い。唯一の日本馬ということでオッズもつかないし、応援以外での馬券購入は見送りが妥当かな。

枠番:6 馬番:5 ベイブリッジ 評価:D

前前走直線で内に切り替えて伸びていたが、さすがに一線級の馬たち(モスターダフ、アダイヤー、ルクセンブルグ)には完全においていかれ、マイプロスペロには差し返される始末。末脚の持続力に不安あり、ルクセンブルグと同等の馬が多数出走するここだと、レースの結果を物差しにすると少し足りないか。

枠番:7 馬番:15 コンティニュアス 評価:D

前走は内でためて前が空いたら一気に抜け出し後続を封じての勝利。仏ダービーで抜け出せず全く伸びなかったときからの成長がみえる。とはいえ、フランスダービーからセントレジャーまで前走含めて3戦戦っている上に中一週のローテはさすがに厳しいのでは。ハーツクライ産駒ということで応援したいが、ローテの面を考えるとさすがに厳しいと言わざるを得ない。

枠番:8 馬番:13 エースインパクト 評価:B

前前走は最後方から大外に持ち出してから一気の瞬発力で差し切り、レコード勝ち。時計が出る馬場といえどあの切れ味は相当なもの。前走も僚馬がペースを作った中で、仏ダービーと同様の競馬をしての勝利。距離は2,100 までしか経験がないが、脚質的に距離伸びてどうこうではないので、比較的問題なさそう。それよりも不安なのが、多頭数で内を突いて差し切る経験の無さ。いかに抜けている馬といえど、大外に持ち出すロスを一線級相手に行ってどうなるのか。また、確実にマークされる立場で8 番だと蓋をされる可能性も十分あり。そういった意味では本命はこの馬を出し抜ける先行力のある馬を選びたい。

枠番:9 馬番:3 オネスト 評価:B

ジャパンカップからの長期休養明けのマイルはそもそも距離が長かったのとスタートで遅れてしまったこともあり、直線外に持ち出すのに時間がかかり伸び負け。前走は早々に垂れた馬が前を塞いで満足に追うこともできず、不完全燃焼。この馬はジャパンカップでもそこそこ結果を出せていたように良馬場のほうが力を出せるタイプ。前年のパリ大賞でも勝っていたように、このコースは問題ない。不完全燃焼なレースが続いて人気を落としているが、力を出し切れればここでも戦える。

枠番:10 馬番:11 ミスターハリウッド 評価:D

前走は緩いペースで逃げたところ内からザグレイの急襲にあい、敗北。時計限界はありそうだが、このくらいのペースなら垂れることがない馬。前前走は内から抜け出して外のいい馬場に寄せながら追っていったが、はじめから外ラチ沿いに直線走らせていたファンタスティックムーンに敗北。早めに単走になったこと外のいい馬場を走らせるために内ラチを頼れなかったことが終いの伸び負けに繋がったか。それでもこのくらいの時計、馬場なら問題なく走ってくれるタイプで後はロンシャンのドイツより時計が出る馬場でどうなるか。先行するとしぶといので、この馬が逃げるのではないか。

枠番:11 馬番:8 プラスデュキャルゼル 評価:C

前走は外に持ち出して抜け出して勝ったかと思ったら外から2着馬の急襲にあい、一時は差されるかと思ったが直線さらにひと伸びして快勝。イレジンはガネー賞でシムカミル、ベイブリッジに同様の競馬で勝っていることからそれだけを物差しにしたらこの馬をシムカミル、ベイブリッジの上に取りたい。(その時この馬は5着だったが、直線前が壁になり途中まで追えず、やっと内から抜け出したら馬が緩んでしまってそこで伸び負けてしまったので情状酌量できるか。)

枠番:12 馬番:14 ファンタスティックムーン 評価:D

3走前は最後方から大外のラチ沿いに持ち出しきれいな馬場を追っての勝利。前走は緩いペースを早め抜け出してフィードザフレームを完封勝利。
展開利が見込める勝利が続いているので、字面だけだと評価は難しいが、競馬センスがあり、ポジションが自在。今回はこの外枠だと先頭集団に取り付くのが難しいので、中団から脚を伸ばす形か。そうなると、どうしても展開的にこの馬にとって無垢とは思えないし、そもそも時計的にも未知の領域を走ることになる。評価しづらい点が多く、現状の人気を考えると狙いづらい。追加登録料を払ってきたということは狙えるつもりではあるが、枠、馬場を加味すると総合的に考えて難しいと判断しました。

枠番:13 馬番:1 シスファハン 評価:E

前走は最後方から伸び負け。最内をザグレイが伸びていたので、伸びない馬場ではないはず。前前走は最後シムカミルに食らいついていたが、あれはさすがにシムカミルが先に動いた故のものかな。最後方からの競馬であの伸びだと信頼しづらい。前走、前前走負けた相手も出走するし、タフな競馬で前が潰れればワンチャンスだが、それも叶いそうもなく。

枠番:14 馬番:7 フクム 評価:B

前走ではウェストオーバーを差し切って勝利。去年に入ってから本格化し、負けたのはドバイシーマクラシックだけ。ロンシャンの芝ならこなせるし、良馬場でも問題ない。ただ、ロンシャン未経験という点と外枠に入ってしまったのは明確にマイナス。それでも本格化した今ならやれると思うので、強めの印をつけたい。

枠番:15 馬番:4 シムカミル 評価:B

前走は悲願のG1制覇。早めに抜け出して押し切るスタイルはここでも通用しそうで。ガネー賞は重馬場故に止まってしまったのが原因か。そう考えると競馬のスタイル的にも今回の展開に合致するし、ロンシャンのコースは経験済み。ただ、大外枠だけが非常に残念。

◎6 ウェストオーバー
◯4 シムカミル
▲7 フクム
☆3 オネスト
△12 フィードザフレーム、8 プラスデュキャルゼル、13 エースインパクト

買い目

馬連一頭軸流し:6 - 3, 4, 7, 8, 12
3連複F:6 - 3, 4, 7 - 3, 4, 7, 8, 12, 13
3連単F:4, 6 - 3, 4, 6, 7 - 3, 4, 6, 7


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