セントウルS予想

コース概要

向こう正面からスタートし、カーブを下りながら約400 mの最終直線に臨む。最終直線では中山のような急坂が待ち受けており、最終直線での消耗戦を戦えるかどうかが重要。

脚質的には、逃げ・先行馬の勝率が高い。枠としては、外枠は明確に不利。血統的には、やはり短距離ということで、ロードカナロア、キンシャサノキセキ産駒の成績がよい。騎手としては、福永騎手が圧倒的で、次いで川田騎手あたりか。

レース概要

今回は中京開催で、データがなく、省略。

全頭短評

※今回、ラップ適性を測れないので、それ以外の要素（能力や展開、追い切りでの状態）で判断します

ボンボヤージ　評価：C（能力：C、状態：C、展開：B）

前走は勝ち馬と同じく外からの差しを目指したが、追い出し遅れて脚を余してのゴールだったので、最終直線でのロスがひびいたか。とはいえ、勝ち馬とはポジション、脚がともに負けてしまっていたが。今回は最内ではあるが、開幕週ということもあり、内からでも伸びてこれるのである程度先行して勝負できれば可能性はある。

シャインガーネット　評価：D（能力：C、状態：C、展開：D）

前走は最後方から鋭い脚を使ってぎりぎり掲示板外と見せ場は作れたが、激流についていけず。1,200 未経験ということで、開幕週の高速ラップだとさすがに内枠で追走に苦労しそう。また、先行してするどい脚があるわけでもないので、強調できる材料がない。主戦の田辺騎手が乗っていないこともあり、ここは買える要素がない。

ラウダシオン　評価：B（能力：B、状態：B、展開：B）

前走はグランアレグリアに不利を受けてこともあるが、最終直線垂れてしまって勝負になっていなかった。1,600 だと距離が長くて、1,200 だと激流に飲み込まれるので、好走できるラップのレンジとトラックバイアスが狭い馬にみえる。とはいえ、内枠にはいり、この馬のいつもの好位で競馬するには絶好の枠だと思うので、ここでも最終直線までは見せ場は作れると思われる。

レッドアンシェル　評価：C（能力：B、状態：C、展開：C）

高松宮記念や去年の京成杯をみると、だいぶ直線の伸びがなくなって能力が衰えてきたのかと思ったが、前走は外を回って勝ち馬と上がりタイムがほぼ変わらないくらいで回ってこれたので、復調気配。とはいえ、あの末脚だと特に開幕週の今回は中団から勝ちきれるまでは難しいので紐までか。

タイセイビジョン　評価：D（能力：C、状態：C、展開：D）

CBC賞は初の1,200 でレコードも出た高速ラップではあったが、問題なく追走でき、早い上がりも繰り出すことができた。とはいえ、3枠で少し窮屈なところに石橋騎手という追い出しや馬群をさばく能力が少し劣る騎手が乗ることは厳しく、能力自体はあるのだが、前が開くなどの展開まちになってしまうか。

シャンデリアムーン　評価：D（能力：D、状態：C、展開：D）

ハナを切りたい馬のわりには、ゲートの出があまりよくない。そこそこのラップにはついていけるが、終いの脚はないので、できれば好位につけないといけない。斎藤騎手に手が戻ってのこのレースだが、やはり不安要素は強い上に明らかに今回のほうが相手関係は強くなる。その上、内枠にも先行力が強い馬が多いとなると、ゲートの出に失敗してそのままということも可能性としては高い。

ベストアクター　評価：D（能力：C、状態：D、展開：D）

復帰後、G3を続けてブービー負けと見せ場がない。最後方からいくことが多いこの馬にとって、開幕週で高速ラップになり、未経験の1,200 となると激流に飲み込まれてそのままという可能性が高い。

レシステンシア　評価：B（能力：B、状態：B、展開：C）

前走はこの馬に出せるパフォーマンスは出せていたが、完全にキレ負け。直線が長いコースだとやはり、末脚が物足りない。中京では高松宮記念で2着となっているが、それは重馬場で脚が止まってしまう消耗戦を制したということで、開幕週良馬場の中京とは全くトラックバイアスが異なる。能力は間違いなく最上位だが、ここでも勝ちきれるかは疑問符。

ジャスティン　評価：D（能力：C、状態：C、展開：C）

展開や能力以前に、この斤量で函館SSで惨敗した馬が巻き返せる要素がない。追走はできるが、勝ちまで見るのは無謀だろう。

ジャンダルム　評価：C（能力：C、状態：B、展開：C）

前走はゲートがすべての原因であとは回ってくるだけのレースということで度外視。巻き返せる要素はあるが、ゲートセンスやポジションセンスがない馬のため、どれだけいいところに入って競馬できるかの展開待ち。頭までもあるし逆に前回同様惨敗まで考えられる予想しづらい馬。

カレンモエ　評価：B（能力：B、状態：B、展開：C）

安定した先行力を持ち最終直線までは間違いなく先頭集団につくことができるが、終いがゆるくG3を連続で2着と勝ちきれていない。今回は相手関係が強化される上に、直線が長くなる中京ということで明らかに前走より厳しい展開が予想される。

メイショウチタン　評価：D（能力：C、状態：C、展開：C）

終いの脚が足りなく、馬柱をみても1,400 で好走できる馬。特に高速ラップだと追走で苦労しているので、ここで見返すことは難しい。

ナランフレグ　評価：C（能力：C、状態：C、展開：C）

安定した末脚をもっているが、ゲートの出が悪く、毎回後方からとなってしまっている。中団につけられれば中京でも好走できているので、一発は期待できる。

クリノガウディー　評価：B（能力：C、状態：B、展開：C）

前走、前前走2連勝の上がり馬。どちらも中京開催で適正も申し分ない。状態もよく、前進気勢があるので、変に斜行しなければ問題なく戦えそう。

ピクシーナイト　評価：B（能力：C、状態：B、展開：C）

前走のパフォーマンスは福永騎手の好騎乗もあるが、中団から早い上がりを使って2着を確保できた。今回も状態は上向きなので外枠を活かしていいポジションに入れれば。福永騎手は中京1,200 では優れたパフォーマンスを発揮しているので、ここでも期待したい。

ラヴィングアンサー　評価：C（能力：C、状態：C、展開：C）

ここ最近はすべてほぼ最後方からのマクリで、OPレベルまでなら届くこともあるが、重賞では短距離だといくらなんでも後方すぎて届いていない。岩田騎手に乗り替わりということでそこまで道中だせる騎手じゃないということで、前が止まる展開でないと勝てないが開幕中京だとそれも難しい。紐まで。

シゲルピンクルビー　評価：D（能力：C、状態：C、展開：D）

前走は惜しくも4着であったが、出が早い馬でないので大外だと外回すしかなくなり厳しいレースを強いられると思われる。また、他の外枠の馬が末脚があるが、この馬はそこまでないので出負けして後ろからになるとほぼ上がってくるのは難しい。ここは適条件じゃないとして馬券は見送ったほうがよい。

評価一覧

評価A：なし
評価B：ラウダシオン、レシステンシア、カレンモエ、クリノガウディー、ピクシーナイト
評価C：ボンボヤージ、レッドアンシェル、ジャンダルム、ナランフレグ、ラヴィングアンサー

評価Bで固く決まる可能性は高い。紐で評価Cをひろう形で問題なさそう。

展開予想

この中だとハナを明確に主張したいのが、6 シャンデリアムーン、そこに先行していけるのが、3 ラウダシオンと11 カレンモエ、そこに追走するのが9 ジャスティン、10 ジャンダルム あたりか。8 レシステンシアはそれらの馬を見ながらの展開になりそう。外では、14 クリノガウディー、15 ピクシーナイト が中団で競馬できそうで、それいがいの外枠は後方からの競馬となるか。比較的馬群はしまった状態でカーブを迎えそう。

直線迎えて早めに先行している3 ラウダシオン、11 カレンモエが抜け出すか。そこを1 ボンボヤージ、10 ジャンダルム あたりが追走する。外からは14 クリノガウディー、15 ピクシーナイト が末脚をみせるか。8 レシステンシアは中団から馬群をさばくことになり厳しそう。

展開からみる最終印

◎14 クリノガウディー
○11 カレンモエ
▲3 ラウダシオン
☆15 ピクシーナイト
△10 ジャンダルム、1 ボンボヤージ、8 レシステンシア、4 レッドアンシェル

買い目

馬連　BOX：3, 11, 14, 15（6点）
３連複：11-3, 14, 15-1, 3, 4, 8, 10, 14, 15（15点）