ネトゲ嫁はクソアニメじゃないと思った?

この記事は「クソじゃないアニメ Advent Calendar 2020」21日目の記事です。

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』(通称:ネトゲ嫁)というアニメの話をしたいと思います。語感重視で記事のタイトルを決めてしまいましたが、ネトゲ嫁はクソアニメではありません

ネトゲ嫁とは?

PVを見てお分かりの通り、ネトゲ嫁は『ネトゲ内で結婚した女の子が現実でも本当に(残念)美少女だった~!』から始まる2016年春放映のラブコメアニメ作品です。

タイトルにもあるように『ネトゲ(MMORPG)』が題材となっているため、その手のオンラインゲームに触れたことのあるようなオタクにとっては非常にフレンドリーな内容の作品になっております。

作品の醍醐味

アニメ『ネトゲ嫁』のストーリーは剣と魔法のMMORPG『レジェンダリー・エイジ』で主人公のルシアン(西村 英騎)がヒロインのアコ(玉置 亜子)から求婚を受けるシーンからスタートします。10分後、この求婚を受けて二人がネトゲ内結婚をしたことが語られます。

この作品は主人公以外の主要キャラクターが全員女の子です。が、ネトゲ嫁はハーレム作品ではありません。なぜなら、第一話の時点でアコちゃん√が確定するからです。

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そう、ネトゲ嫁は一見「よくあるハーレム物ラノベ原作アニメ」に見えますが、その実ストーリー展開としては「既にネトゲ上では両想いの主人公とアコちゃんが、いかにしてリアルでの愛を育んでいくか」というところに焦点が当てられています。

つまり、ラブコメによくある「ヒロイン同士が主人公を巡って争うシーン」や「それぞれのヒロインが主人公とイイ感じの雰囲気になるシーン」は一切存在しません。ひたすら主人公とアコちゃんがイチャイチャします。

そういう意味で、この作品は『既に確定しているアコ√のイチャイチャをひたすら眺めてニヤニヤする』という楽しみ方をするのが最も適切と言えるでしょう。

MMORPGを介した男女のくんずほぐれずが見たい方は『ネト充のススメ』とか見るといいと思います。こっちもオススメです。

アコちゃんがかわいい

上述の理由から、ひたすらアコちゃんがかわいいです。
リアルでは引きこもり気味の陰キャ......とは名ばかりに、感情豊かで画面内をピョコピョコ動き回るので、見ていて微笑ましいです。

あと劇中で何度も指摘があるのですが、アコちゃんは基本的に引き籠りの癖にお胸がとても豊かなので動くたびユサユサと揺れ動くので目に優しいです。嬉しいですね。

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というよりこの作品、全体的にお色気要素が強め(原作イラスト担当が"あの"Hisasi先生なので当然と言えば当然ですが......)でお胸の主張が激しいです。嬉しいですね。(大事な事なので2回言いました)

そうは言っても辛いポイント

このアニメ、第一話がしんどいです。

ルシアン・アコ以外の主要キャラクターであるシュヴァイン(瀬川 茜)アプリコット(御聖院 杏)は、第一話冒頭時点ではネトゲ内のアバターとリアルの人格が紐づいていない......具体的に言うと、中身が美少女だと判明するまでネトゲ内では『♂』のアバターとして登場します。CVはもちろん男性声優だし、アプリコットのネトゲ内アバターは上半身ほぼ全裸です。何が悲しくて男の半裸を見なくてはいけないのか。

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▲このシーン、いる?

なお、第3話以降♂アバターは一切登場しないので安心です。アプリコットちゃんの半裸衣装も♀アバター化後は画面に映るたびにサービスカットへと変貌します。

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あとCV付きでネットスラングを連呼されるシーンがちょくちょく出てくるので、人によっては共感性羞恥でキツいかもしれません。僕もそうでした。

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▲第6話より、どうしてこうなったダンスのシーン

『ヲタクに恋は難しい』を原作から推している知人のオタクが「アニメが見れなくて......」と嘆いていましたが、たぶんそれと同じ現象です。CV付きでネットスラングを連呼していいのは『STEINS;GATE』のダルだけだと痛感しました。

おわりに

この記事を書くにあたって久しぶりにアニメ・ネトゲ嫁の全12話を見返しましたが、やはりいい作品でしたね。

それはそれとしてぜひ原作小説を読んでください。

アニメではネトゲ内のアクションシーンが存分に描かれていた分、原作小説ではアコとルシアンのイチャイチャシーンがアニメの5割増しで描かれています。嘘じゃないです。

アニメでは放課後にルシアンとアコちゃんが二人で下校する夕暮れシーンが何度か差し込まれるのですが、ネトゲ嫁はコレがメインシーンです。アニメでは尺の都合上あっさり描かれる傾向が強めでしたが、アニメを見て少しでも気になった方がいればぜひ原作小説の方でこのクソ甘ったるいイチャイチャシーンを堪能してもらえればと思います。

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既刊21巻(2020年12月現在)で、おそらく次の第22巻が最終巻となります。この機会にぜひ!





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