【事業者向け】宮城県仙台市の新型コロナウィルス支援策まとめ
こんにちは、株式会社フォーバル東北支店の高橋了です。東北地域の中小零細企業にとってなくてはならない存在になることを目標に経営コンサルタントとして活動をしています。中小中堅企業の利益に必ず貢献するために、少しでも有益な情報をお届けできるよう配信していきます。
本内容は4月25日時点の公開情報をもとに記載しております。日々情報がアップデートされておりますので、最新情報は宮城県や仙台市のホームページをご確認ください。
本内容はこんな方におすすめ
➢宮城県内及び仙台市内に本店を置く企業経営者の方
➢宮城県内及び仙台市内に本店を置く小規模事業者の方
➢宮城県内及び仙台市内に本店を置く個人事業主の方
➢仙台市内に休業要請対象施設を保有している事業者の方
➢そして、上記の方ですでに資金繰りに影響が出ている、もしくは今後影響が出る可能性がある方
さて、本題に入る前に冒頭記載いたしましたが、本内容は4月25日時点の情報です。日本全体の情報については、下記リンクよりまとまっている情報を記載しておりますので、そちらもご確認ください。
4月25日深夜1時過ぎの仙台市内の様子
国分町通りもクリスロードも人は歩いていません。車もタクシーが走っている程度で、肌感覚としてはタクシーも6割から7割程度減っているように感じます。週末金曜日ですが、緊急事態宣言が出ており、出歩いている人はほとんどおりませんでした。ちなみに、私は用があってこの時間の帰宅になっただけで不要不急の外出をしていたわけではありません。
1.緊急事態宣言による休業要請事業者の協力金
宮城県の要請や協力に応じて施設の使用停止や営業時間の短縮に協力いただける事業者に対して県内一律30万円の協力金を支給する制度です。仙台市の場合は県内一律30万円に加え、市独自で10万円、さらに2施設以上保有している場合は上乗せ額を50万円に拡充します。
期間は本日4月25日から5月6日までとなります。対象事業者は宮城県のサイトよりご確認ください。
仙台市版のパンフレットも掲載しておきます。
申請方法等は随時仙台市のホームページに掲載されるようです。対象の方は忘れず申請するようにしてください。
エステサロンやまつエクサロンは対象なのに、理美容は対象ではない。その両方を備えている店舗はどうなんだろうか。。このようなケースもあると思います。直接宮城県もしくは仙台市に早い段階で問い合わせをされるようにしてください。
2.資金繰りに関する宮城県の支援策
➢セーフティネット資金4号
売上が前年同月で20%以上減少しており、その先2か月も20%以上減少する見込みの事業所
➢セーフティネット資金5号
売上が前年同月で5%以上減少しており、その先2か月も5%以上減少する見込みの事業所
➢危機関連対策資金
資金繰りが悪化しており、売上が前年同月で15%以上減少しており、その先2か月以降も15%以上減少する見込みの事業所
➢災害復旧対策資金
売上が前年同月で10%以上減少しており、県知事、市町村長、商工会議所会頭または商工会会長による認定のある事業所
乱暴な言い方かもしれませんが、前年同月比で売上が下がっていれば何かしら該当します。気を付けたいポイントは、皆さんご存じの通り政府系金融機関から順次制度が適用されており、申し込みが殺到しています。通常の申し込みから実行までの期間より大幅に時間を有しております。そのため、手元の現預金と固定費を照らし合わせ、早い段階で資金調達をされるようおすすめいたします。
3.資金繰りに関する商工会議所の支援策
小規模事業者の方で日本政策金融公庫国民生活事業の融資対象業種の方は仙台商工会議所の小規模事業者経営改善資金(マル経融資)という選択もご検討ください。マル経融資の新型コロナウイルス対策特別枠では仙台商工会議所の会員企業である場合、1年分の利子補給を行ってもらうことができます。
4.仙台市の市税、水道料金等の支払いに関する相談
市税等の支払いを期限までに行うことが困難な事業者や各種水道料金等の支払いに関する相談窓口が設置されております。免除ではありませんので、計画的に使用をご検討ください。
➢対象者
前年同月比で売上が20%以上減少しており、一時的に自然の納入が困難である方
➢概要
1年間の市税納入猶予期間を受けることができ、延滞金も発生しない
➢対象科目
市県民税、法人市民税、固定資産税などほぼすべての科目が対象
5.ご配慮いただきたいこと
仙台市ではセーフティネットの認定について申し込み殺到により申請窓口が変更となっております。仙台商工会議所も同様に会議所内の特設会場を設けているようです。日本政策金融公庫仙台支店も大変混雑しており、申し込みから実行まで通常よりも時間がかかっています。
企業にとってお金は血液と同じです。企業は人の体と同じで血液の循環が止まると死んでしまうのです。今の状況は輸血措置を講じてくれる金融機関の皆様が医療現場同様奮闘されております。
正しい情報と冷静な判断をもって行動されるようお願いいたします。
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