ローズステークス【2024】GⅡ~全頭診断&情報まとめ|中京競馬 8/15(日) 11R JRA

ウマ娘のキングヘイローから入り、母父血統が入っているイクイノックスの活躍から馬券を買い、全頭診断までするようになった輩よ!

競馬歴は新人も一流の予想をしていくわ。

今年のGⅠ(JpnⅠに関しては)
◎ステレンボッシュ○アスコリピチェーノ☆ライトバックで
🎯単勝・馬単・3連単🎯

オークス
🎯馬単・3連複的中!🎯

日本ダービー
穴推奨:シンエンペラー3着
大穴推奨:サンライズアース4着
目黒記念
🎯3連複的中!(10番人気入り)🎯

安田記念~全頭診断
S:ロマンチックウォリアー(1着)
A+:ソウルラッシュ(3着)
A:ナミュール(2着)

東京ダービー~全頭診断
🎯3連単的中🎯
さきたま杯
3連単的中🎯🎯

宝塚記念
ソールオリエンス(7人気)複勝🎯

帝王賞
2着ウィルソンテソーロの複勝🎯
3着ディクテオン(9人気)の複勝🎯


サマー競馬に関しては、
小倉記念:リフレーミング単勝🎯
関屋記念:トゥードジボン複勝🎯
CBC賞:スズハローム・グランテストW複勝🎯

さらに秋競馬も
紫苑ステークス:クリスマスパレード単勝&3連複🎯

やってきたことが、積み重なった

的中率も回収率もバランスよく予想してこそ一流よ!

ローズS・GⅡ~中京2000m

今年は中京競馬場で行われる、3歳牝馬限定戦よ!
上位3頭には、秋華賞の優先出走権が与えられるわ!

中京2000m
・右回り、4コーナー
・上り坂の途中からスタート、
・1角まで350m、1角2角比較的鋭角
・向こう正面は400m、中間程で上り坂頂上
・そこから3角以降しばらく下り坂
・3角4角はスパイラルカーブも出口が急
・最後の直線は412m、高低差2m上り坂あり
・上り坂が終わった後、200mほどあり

 序盤は上り坂や、コーナーが急ということもあり、比較的スローペースになりやすい。ここで好位を取れた逃げ・先行は比較的有利になりやすいわね。その代わり3角付近から下り坂があり、ペースアップも始まってくる。4角のコーナーが急だけど、差しが届く場合もあるというところね。

 先週の時点では、やはり台風の影響で内側がだいぶ掘れてきている。そのため、強かったら差しも届くかというところ。ただ、Bコース代わりなので、イン突きが成功した馬もかなり強いでしょう。今回は、ついにあの追込馬が牝馬限定戦に出てくるので、大いに注目よ!!

全頭診断&情報まとめ

 それぞれ勝ち上がり、もしくは桜花賞・オークスと戦ってきている馬が中心。ここでの活躍は秋華賞に直結すると言われていますが、レベルは高いと思います。

オーロラエックス 松山【先行/差し】

父サトノダイヤモンド 母父Galileo

2戦2勝 2.0.0.0
前走、6月京都1800m1勝C 1着ー0.1秒 33秒6
・出遅れ、捲って3角では3番手
・小頭数、2番手から上がり最速
2走前、12月阪神2000m新馬 1着ー0.1秒 34秒7
・14頭立て、出遅れ、捲って4角4番手から
・上がり最速で前残り展開を差した

直前の情報
1週前:CW6F84.1-11.9
松山騎手「リズム重視で気分よく走らせました。しまいも鋭く反応してくれましたね」
杉山調教師「秋華賞を目標にするなら、夏に使うと無理が生じる。逆算して、チャンスは1回かな、と」「今回の方がいい調整ができています。1走目より2走目、2走目より3走目の方が雰囲気は出てきています」
野坂助手「ポテンシャルは秘めています。一線級とは初対戦になりますが、引けは取らないと思っていますよ」「大事に使って、トモ(後肢)のふらつきもなくなり、しっかりしてきた。けがの功名ではないですが、休みを挟んだことで成長しています」「坂路は、エスカレーターで上っているみたいにスムーズ」

個人的診断:B+
 キャリアが浅い馬の中では、ポテンシャルが高いと思うわ。体質が弱いということで、慎重に使ってきて2戦2勝。いずれも出遅れてしまった中、徐々に捲っていき、上がり最速の末脚で勝ち切っている。着順以上の評価でいいと思う。出遅れ癖は相変わらず心配とはいえ、外差しがきく馬場状態になってきているので、十分差し込みはあり得る。

カニキュル 戸崎圭【先行/差し】

父エピファネイア 母父ゼンノロブロイ

5戦2勝 2.1.1.1
前走、6月東京1800m1勝C 1着ー0.2秒 33秒3戸崎
・3番手追走、内側からうまく抜け出す、上がり最速
「中山で乗った時より、凄く良くなっていました。テンションが高い馬ですが、レースでは冷静に走ってくれました」
2走前、4月東京2000mフローラGⅡ 3着0.3秒 34秒0北村
・8枠13番、4角11番手から上がり1位
「スタートは出ましたが、枠なりで中団の後ろくらいになりました。本当はもう少し前に馬を置きたかったのですが、外に張り出されるような形になって、ペースも上がらなかったですし、その分力んでいました。4コーナーから坂下の反応が良くてこれならと思いましたが、坂を上がってから脚色が同じになりました。」
3走前、3月中山1800mフラワーGⅢ 6着0.3秒 35秒6戸崎
「どっしりしたタフな馬という印象がありましたが、少しテンションが高かったですね。いい形で上がってきたのですが、伸び切れませんでした。もう少しキレイな馬場、広いコースが合うかもしれません」

直前の情報
菊沢調教師「牧場から帰厩後は気持ちの余裕が出ているし、いい形で夏を過ごせた。東京でのパフォーマンスがいいし、ゆったりとした舞台の左回りのほうが力を出しやすい。あとは、いかに自分が冷静に走れるかがポイントになると思います」

個人的診断:A
 クラシック参戦にあと一歩だった馬ね。特に2走前のフローラSは、後方から上がり最速で追い込んで3着。オークスの出場権にあと一歩だった。その後、東京1勝Cは内枠からスムーズに競馬できたとはいえ、しっかりと完勝している。中山と東京のみの出走経験だが、東京の方が成績が良いので、中京代わりは良い。少し馬場が荒れてきているので、枠はどこからでも十分に勝負できそう。今度こそ勝ち抜けるか。

クイーンズウォーク 川田【先行/差し】

父キズナ 母父Harlington

5戦2勝 2.1.0.2
前走、5月東京2400mオークスGⅠ 4着0.4秒 34秒7
・好位、終盤で一旦先頭に立つも、差し展開
「桜花賞とは違い、しっかり走れました。素晴らしい走りができました」
2走前、4月阪神1600m桜花賞GⅠ 8着0.6秒 34秒1
・4角8番手もイン突き詰まる
「これをいい経験にして、次に向かっていくための準備ですね」
3走前、2月東京1600mクイーンGⅢ 1着ー0.1秒 33秒4
・上がり1位、4角11位からスムーズ
「返し馬も良い雰囲気で終える事が出来たので、成長も感じましたし、自信を持ってこの競馬をして来ました。1600mを走りたいわけではなく、タイミング的にここが良いのかなというところで1600mを使う事になっていますので、先々のためにも、先に繋がる競馬を、という思いでのこの競馬です。」

直前の情報
1週前:CW7F98.1-81.1-36.1-11.1
福永助手「春よりもうひとつ成長した姿を見せてくれることを期待しています」

個人的診断:A+
 桜花賞・オークスと、クラシック路線で戦ってきた馬の始動戦になるわね。早くから陣営がオークス向きと話ていた通り、桜花賞8着から、オークスで4着と着順を上げてきた。そのオークスは、1枠2番からスムーズに好位につけると、最後の直線で一旦先頭に立つ展開。最終的に、差しが台頭する流れになった中でスピード負けしたものの、まずまずの結果。

 スタミナは比較的あると思うので、少しタフになってきた中京の馬場は歓迎。また、川田騎手が、中京2000mは滅法得意。今年も、金鯱賞でのプログノーシス、小倉記念でのリフレーミングとしっかり勝ってきている。調教を見る限り、前哨戦ながら仕上げてきている可能性もあるので、頭も十分あるわ。

サフィラ 北村友【先行/差し】

父ハーツクライ 母父Lomitas

6戦1勝 1.1.1.3
前走、5月東京2400mオークスGⅠ 13着1.3秒 35秒5松山
・7枠15番、枠なりに外、4角6番手も
「枠(15番枠)が厳しかったですね。馬は体が回復(プラス16㎏)して、しっかり走れる状態でした。ただ、外枠が厳しくて、なかなか馬の後ろに入れることができませんでした。その分、この馬の瞬発力を生かせませんでした。申し訳ないです」
2走前、2月東京1600mクイーンC 9着1.0秒 34秒9松山
・4角5番手追走も
・馬体重ー10㎏
「スタートが良く、2列目で競馬をする形になったのですが、4コーナーで先に手応えがなくなってしまいました」
3走前、12月阪神1600mJF・GⅠ 4着0.7秒 34秒2松山
・4角10番手から、4番手
「道中壁があって折り合いがつき、最後もいい脚を使っている。まだまだ成長してくれる馬だと思います」
4走前、10月東京1600mアルテミスGⅢ 2着0.3秒 33秒4松山
・4角6番手、上り2位

直前の情報
1週前:CW6F83.4-11.4
池添調教師「奥手の血統でまだ良くなる。ためる競馬ができれば距離ももつと思う」

個人的診断:B+
 非常に良血統で、2歳の頃から騒がれていたわね。ただ、3走前の阪神JFからちょっとずつ足りない結果。先頭とも少し着差がついているのが気になるところ。馬体重の変動もあって、少し調子を整えるのに苦労している感じにも見える。オークスに関しては、枠なりに外をずっと回る厳しい結果なので、度外視できる面もある。近親に晩成馬もいるので、夏からの上りがどのくらいあるかね。

ザブライド 和田竜【先行/差し】

父ドゥラメンテ 母父Victory Note

3戦1勝 1.0.0.2
前走、5月新潟1800m未勝利 1着ー0.1秒 34秒8佐々木
・4角10番手から、外差し馬場の外を突いた
2走前、11月京都1800m未勝利 4着0.4秒 35秒8川田
・4角4番手から
・1着サンセットビュー(オークス7着)
3走前、10月京都2000m新馬 4着1.2秒 36秒0川田
・1着馬サンライズアース(ダービー4着)
・4角で不利があった

直前の情報
1週前:CW6F85.0-37.4-10.9 馬なり 内側

個人的診断:B
 3戦目で未勝利戦を勝利して、それ以来のレースとなるわね。元々紫苑ステークスにもエントリーしていたけど、小回りの中山よりは、中京の方が良さそうに見える。また、後にGⅠにまでコマを進める馬とも戦ってきている点はいい。とはいえ、かなりメンバーレベルが上がる中で、どこまでやれるかになりそう。

サンセットビュー 鮫島駿【差し】

父ドゥラメンテ 母父Tapit

8戦1勝 1.2.0.5
前走、8月中京2200m1勝C 2着0.1秒 34秒6
・上がり2位
・タガノデュードとの追い比べを制するも、外の馬が強かった
「積極的に乗りましたが、勝ち馬の決め手が上でした。力を出し切ってくれたと思います。惜しいレースでした」
2走前、8月新潟2200m1勝C 2着0.2秒 34秒7三浦
・徐々に捲り、上がり2位
・1着ランスオブクイーンがオークス4着
3走前、5月東京2400mオークスGⅠ 7着0.8秒 34秒4三浦
・4角16番手から上がり3位
三浦騎手「前が引っ張ってくれてイメージ通りの競馬でした。4コーナーから勢いをつけて最後まで脚を使い、よく頑張ってくれました」

直前の情報

個人的診断:B
 オークス7着馬ね。後方から追い込んで上がり3位。とはいえ、差しに展開が向いたので着順以上の評価は出来ない形。8月に1勝Cを2戦戦ったものの、惜しい所で勝利を逃してしまった。これで通算で8戦1勝と、中々2勝目を挙げられずにいるというところ、キレなど少し足りないか。メンバーレベルが上がる中、どこまで戦えるかね。

セキトバイースト 藤岡佑【逃げ/先行】

父デクラレーションオブウォー 母父Footstepsinthesand

7戦1勝 1.4.0.2
前走、4月阪神1600m桜花賞GⅠ 7着0.6秒 34秒4
・4角3番手、差し有利展開
「すごく落ち着いていて、いい精神状態でレースに向かえました。ラストもしっかりとした脚で、力を出すことができました」
2走前、3月阪神1600mチューリップ賞GⅡ 2着0.2秒 35秒6
・単騎逃げ、差し展開
「1400mを使った後なので、馬のリズムを崩さないように気をつけました。勝ち馬にかわされてからも粘りをみせて、いい競馬ができたと思います」
3走前、1月京都1400mL 2着0.2秒 34秒6岩田望
「ゲートであおってしまい、ポジションが後になりました。直線はよく伸びていますが、ポジション取りがよくありませんでした」

直前の情報
1週前:ラスト1F11.1
最終:坂路4F56.0-12.5
四位調教師「背はだいぶ大きくなった。体重も少しプラスで、精神面が穏やかになっている。春は使い詰めでピリッとしていたけど、今はゆったりと調教できている。春とは中身が全然違う。楽しみです」
「元々、桜花賞が終わってから休養させて、秋には長い距離を使ってみたかった。2000メートルもこなせると思う。持つようなら今後のレース選択の幅も出る」

個人的診断:B+
 粘り強い逃げ馬。2走前のチューリップ賞は、稍重の中思い切って逃げて、2着で桜花賞優先権を獲得。桜花賞では、同型の馬がいたので3番手からの競馬。珍しく差し台頭レースになった中で、7着の0.6秒差はそれほど負けていない。中京の長い直線は、逃げにはあまり向かないものの、今週はBコース代わり。他に同型の馬が少ないので、この馬にとってはプラスね。あとは、陣営がいうように距離が持つのであれば、穴馬候補になる。

タガノエルピーダ 団野【先行】

父キズナ 母父キングカメハメハ

5戦2勝 2.0.1.2
前走、5月東京2400mオークスGⅠ 16着1.8秒 36秒1Mデムーロ
・8枠17番、4角4番手も
「一番いい位置で競馬が出来ましたが、全然走っていきませんでした。直線で反応がありませんでした」
2走前、4月阪神2000mL 1着ー0.4秒 35秒3川田
・比較的安全運転
「変な展開になりましたが、自分のリズムで、ひとつひとつ練習しながら、いい経験になったと思います」
3走前、3月阪神1600mチューリップGⅡ 4着0.5秒 35秒6団野
・8枠16番、枠なりに外で入れず
「トレセンでの雰囲気も良かったので、自信はあったんですが…。結果を出さないといけないレースだったので申し訳ないです」
4走前、12月阪神1600m朝日FC・GⅠ 3着0.2秒 35秒2団野
・比較的ハイペース、3番手で粘った
「馬は頑張ってくれました。2戦目でしたが、内容はすごく良かったと思います。ただ、勝ち馬がいた位置を取れたと思いますし、スムーズでしたが、もっと勝負できたのではないかと思います」

直前の情報
1週前:CW6F83.0-11.5
斎藤調教師「ひと追いごとに良化。10キロほどだけど、体も少し増えた。ゴール前でハミを取っていたし、動きは良かった。(オークスは)ごちゃついた展開で気持ちが入れ込みすぎたかな。これだけ負けるような馬ではないと思っている。この距離でも勝っているし、仕切り直しです」

個人的診断:B+
 牝馬だけど、朝日杯FCに参加して、しかも3着に食い込んだ馬ね。今思うとジャンタルマンタルに0.2秒差はかなりの能力が高いとみる。ただ、桜花賞の出走権を取りに行ったチューリップ賞で、枠なりに外を回って4着。ハイペース前目だったのも響いてしまった。その後、オークスも外目の枠で、最後の直線は内上がってしまい、見直せるレース。ただ、強いのはマイルと言うイメージもあり、積極的に馬券に買いに行くかは慎重にというところね。
 

チェレスタ 西村淳【先行/差し】

父ハービンジャー 母父ルーラーシップ

4戦2勝 2.1.1.0
前走、7月小倉2000m1勝C 1着ー0.2秒 稍重35秒9西村
・やや出遅れも、好位追走から上がり最速
2走前、6月京都2200m1勝C 2着0.1秒 33秒5西村
・4角5番手から上がり2位、外目を回った
3走前、4月阪神2000m未勝利 1着0.0秒 34秒2ムルザバエフ
・捲り
・2着馬ランスオブクイーンが後にオークス5着

直前の情報
「馬場が渋っても苦にしない」

個人的診断:B+
 このあたりは慎重に見ていく必要があるわね。3走前、未勝利戦で、後にオークス5着となるランスオブクイーンに先着して勝利。そしてオークス4着が、今回人気するだろうクイーンズウォーク…。素質と言う点では、かなり高いものがあるのは確か。馬場が渋った方が力は発揮できるので、Bコース代わりと今週ずっと晴れなのは、ちょっと気になる点か。メンバーレベルがあがり、3着に届くかどうかか。

パレハ ?【逃げ?】

父サトノクラウン 母父ディープインパクト

5戦1勝 1.0.0.4
前走、7月小倉2000m1勝C 4着0.5秒 稍重36秒1和田
・逃げれず
2走前、5月東京2400mオークスGⅠ 15着1.3秒 34秒9田辺
・敢えて逃げは選択せずも、徐々に順位ダウン
「1コーナーで接触があって欲しかったポジションより下がってしまった。それでも道中は力まず走ってくれましたし、今後につながれば」
3走前、4月阪神2000mL 6着1.6秒 37秒0
・逃げ争いで消耗

直前の情報

個人的診断:B
 オークスに出場している馬。その前の2走が逃げていたものの、控える競馬を選択。ただ、それほど見せ場なく15着となってしまった。その後、小倉で1レースをしたものの、4着。早い上がりを出したこともなく、現状足りないような気がするかしら。Bコース代わりなので、うまくスロー逃げに持ち込めば、爆穴枠になってくるか。

ハワイアンティアレ 池添【追込】

父ロードカナロア 母父マンハッタンカフェ

6戦2勝 2.0.1.3
前走、8月中京1600m1勝C 1着ー0.1秒 33秒6Mデムーロ
・4角11番手から上がり1位、上がり2位に0.4秒差
・7枠14番、比較的差し展開も外差し届いた
松永幹師は「強かったですね。元々(調教で)動いていて期待していた馬。(2走前は連戦で)苦しがっていたんだと思います」
2走前、4月東京1800mL 8着1.0秒 34秒5佐々木
・差し展開も…連戦響いたか
3走前、4月阪神1600m桜花賞GⅠ 10着0.7秒 33秒7池添
・4角15番手から
池添騎手「もともと前に行ける馬ではないけど、最後はじりじりと脚を使ってくれた。これからの成長が楽しみな馬ですよ」
4走前、3月阪神1600mチューリップ賞GⅡ 3着0.3秒 34秒7西村淳
・4角11番手から上がり2位
「期待を持っていました。2着は欲しい内容でしたが、よく頑張ってくれました。まだキャリア3戦目だったので上積みも見込めそうです」

直前の情報
松永調教師「在厩のまま、そこまで負荷をかけずにやっています。追い切りもサッとやる予定です」「マイルから2F距離が延びるので道中うまく脚をためられれば。試してみます」と

個人的診断:B
 チューリップ賞の3着馬ね。稍重ハイペースとなったので、後方競馬の本馬に展開が向いたが、確かな末脚はある。ただ、桜花賞は少し進路どりに苦労した様子はあるも、上位馬の切れ味からはちょっと離されてしまったところもあるわね。差し展開になれば、少し面白いけれど、現状そこまでハイペースは考えられないか。また血統的にやや距離が長い可能性があるというところで静観予定ね。

フレミングフープ Mデムーロ【先行/差し】

父ハーツクライ 母父Tale of the Cat

5戦2勝 2.1.0.2
前走、8月中京2000m1勝C 1着ー0.3秒 33秒5川田
・4角8番手から、外差しで上がり1位
・上がり2位に0.9秒差
「前回は渋った馬場での結果で、今日の馬場ならと思っていましたが、返し馬からだいぶ暑さにやられているようだったので、最後だけ走ってくれるように、そういう競馬をしました。だいぶ暑さがこたえていますね」
2走前、6月京都2000m1勝C 5着0.6秒 重馬場34秒3川田
・上がり3位
「馬場の分ですね、雰囲気良く走れたのですが。終わってからはぐったりしていました。それぐらい頑張っています」
3走前、6月京都1600m未勝利 1着ー0.1秒 稍重34秒0Mデムーロ
・4角9番手から上がり1位

直前の情報
1週前:CW6F77.9
友道師「体がだいぶしっかりしてきた。3走前を勝つ前にノドの手術をして、それが効果てきめんだった。前々回は馬場が悪かったが、前回はああいう勝ち方ができた。今回も同じ舞台だし、良馬場でやれればチャンスはあると思う。相手は強くなりますが、末脚はいいものを持っている。期待しています」

個人的診断:B+
 切れ味鋭い馬。前走は、今回と同舞台の中京2000mで1勝Cを戦い、夏負け気味だった中で、川田騎手が最後の直線だけの競馬で、早い上がりで差し切りました。このあたりは川田騎手の腕も凄いですね。デムーロ騎手も、今年やや不調とはいえ、中京2000mは比較的得意舞台。重賞経験している馬が並びますが、キレでどこまで持ってこれるかですね。

ラヴァンダ 岩田望【先行/差し】

父シルバーステート 母父ベーカバド

7戦1勝 1.1.3.2
前走、5月東京2400mオークスGⅠ 11着1.1秒 35秒2
・6番手追走も
「やりたい競馬はできました。直線に向くまでいい雰囲気でしたが、距離が長いと明らかに分かる競馬でした」
2走前、4月東京2000mフローラGⅡ 2着0.1秒 34秒6
・3枠3番、好位追走
「内枠を生かして、道中は内々を通れました。直線狭い所に入った時に一瞬ひるむ格好を見せましたが、抜けてからは良い脚で来てくれました。改めて力がある所を示してくれました」
3走前、3月阪神1600mチューリップGⅡ 7着0.7秒 稍重35秒2松若
・7枠14番手から、4角11番手
「道中はいいところにハマったんですが、直線で窮屈になるところも。能力のある馬です」

直前の情報
1週前:CW6F80.9-11.6-11.2 馬なり 外回り
最終:坂路4F51.0-11.7-12.1
中村調教師「いつも調教は動ける馬。レースで走ってみないと分かりませんが、ひと段階、成長していてくれれば」

個人的診断:B+
 フローラステークスで2着に食い込み、オークスの出走権を得た馬。比較的差し展開だった中、内枠で経済コースを活かして粘り込んだ。オークスも同じく好位追走したものの、最後はやや疲れたような感じだった。休み明け仕切り直しで、調子は戻していると思う。Bコース代わりなので、内枠が取れれば、評価を上げる馬になってくる。

ラビットアイ 横山典【逃げ?差し?】

父エピファネイア 母父New Approach

6戦1勝 1.0.0.5
前走、3月中山1800mフラワーGⅢ 4着0.2秒 35秒0
・4角11番手から上がり最速
・比較的外差し馬場でイン突き
鈴木調教師「だいぶペースが速くて、後ろの位置取りになりました。終いはしっかりと伸びていて、悪い競馬ではありませんでした」
2走前、2月京都1800m1勝C 4着0.3秒 33秒6
・5番手から
「良く走っています。休み明けのぶんだと思います」
3走前、12月阪神1800m未勝利 1着ー0.8秒 稍重35秒3
・逃げ、上がり最速

直前の情報
外傷で半年休み明け
1週前:6F80.1-11.9 
「乗った調教助手も『そんなに(時計が)速いのか』と。楽に速い時計を出せる」

個人的診断:B+
 横山典さんがずっと継続騎乗しているということだけでもかなり怖い。そして、約半年前のフラワーカップも強い競馬を見せていた。4角11番手からインを突いて、あともう少しでクラシック出場権利を取れるところまで浮上。蹄の怪我があって、それ以来のレースとなるところが怖いものの、切れ味はやはり鋭い。あっと言わせるところはあるか。

レガレイラ ルメール【差し】

父スワーヴリチャード 母父 ハービンジャー

5戦2勝 2.0.1.2
前走、5月東京2400m日本ダービーGⅠ 5着0.7秒 33秒2
・1枠2番、やや出遅れ、囲まれて動けず
・4角13番手から、上がり最速も…
「いつも通りスタートが遅かったので、後ろからになりました。こういうペースで後ろからでは厳しいです。それでも、よく伸びてくれました」
2走前、14月中山2000m皐月賞GⅠ 6着0.5秒 33秒9
・スタート直後に挟まれる不利、一列後ろに
・レコード高速馬場、後ろノーチャンス
「どうしても一歩目が速くないので、前に入られる感じになった。3角から押し上げていって、4角ではもたれる面がありながら伸び始めたんですが、思ったより苦しい伸びになって捕らえ切るまでにはいきませんでした」
3走前、2月中山2000mホープフルGⅠ 1着ー0.1秒 35秒0
・4角10番手から、上がり最速
「スタートのタイミングが合わずに後ろからになりましたが、道中は冷静に運べました。3、4コーナーの手応えが良く、大外に出してからはいい反応でしたね。初戦から能力を感じていました。来年も楽しみです」

直前の情報
最終:5F67.9-38.0-11.3 オープン馬2頭と併せ馬 馬なり
「夏を越して体も大きく…気持ちも穏やかにお姉さんになった」
「態勢整ったと、とらえています。もちろん、まだ全然万全というところではないですけど、これでも結果を出さなきゃならないというところにはある」
「この先のことを考えたら位置取りは課題。一線級とのことを考えたらゲートは鍵。今回もレースぶりが良くなってほしい」

個人的診断:S
 皐月賞と日本ダービーに挑戦して、前残り展開に泣いたものの、上がり最速で戦ってきた牝馬。というか、キャリア6戦目にして、初の牝馬限定戦。普通に考えたら、突き抜けてもおかしくない。評価を難しくさせるのが、スタートの一歩目が遅いのでどうしても、脚質が追込になってしまうこと。今回も比較的スロー気味の推移が予想される。ルメール騎手が、どこかで勝負を仕掛ける必要はありそうか。

 もう一つは、やはり休み明け感が否めないかなぁというところ。やはりほとんどの馬が秋華賞の権利取りで仕上げている中、叩きの立場ではあると思う。最後に仕上がっていれば、十分勝ち負けまで伸びてくるはず。内前残りは要注意も、牝馬限定重賞なら十分のはず。

レディーヴァリュー 永島【逃げ】

父ジャスタウェイ 母父コロナドズクエスト

4戦1勝 1.1.0.2
前走、8月中京2000m未勝利 1着ー0.4秒 35秒7永島
・逃げ、開幕間もない馬場
・1分58秒6、3勝Cの勝時計を0.1秒上回る
「2番手の馬がずっとついてきたので、ペースを落とすことができず、しんどかったですが、振り切ってくれました。テンションが高いところがあるので、その辺が落ち着いてくれたら」
2走前、2月京都2000m未勝利 2着0.0秒 35秒2
・番手逃げ捉えられず
3走前、1月京都1600m未勝利 4着0.9秒 36秒8角田大
・4角5番手から

直前の情報
小林師「骨折明けを1回使ってすごく良くなっています」「ある程度、前で競馬をしてくれれば」
「前走後は放牧を挟んで順調に来ています。控えても競馬ができますし、逃げなくてもいい」

個人的診断:B+
 要注意馬ね。前走、4戦目にしてようやく初調理。夏競馬での勝ち上がりは、あまりレベルが高くないことが多いけど、中京開幕週だったとはいえタイムは優秀。同じ舞台の重賞で、秋華賞を狙う。調教師は、脚質自在とはいうものの、前目のほうがパフォーマンスが良い馬なのは確かなので、やはり逃げでくるか。メンバーレベルが上がってくるものの、Bコース代わり、すっと前に出ると怖い可能性はあり。

まとめ

S:レガレイラ
A+:クイーンズウォーク
A:カニキュル
B+:オーロラエックス、サフィラ、セキトバイースト、タガノエルピーダ、チェレスタ、フレミングフープ、ラヴァンダ

 私は、重賞で戦っている・揉まれているというのを、重視する傾向はあると思う。実際、紫苑ステークスは、重賞で強い競馬を見せていた馬たちが意地を見せてトップ3に入ってきた。

 だとしたら、ローズステークスだってそう。というより、実績自体はレガレイラとクイーンズウォークが抜けているように見える。調整としては、今のところクイーンズウォークが非常に良さそうな状態ね。

 ただ、この時期怖いのは、やはり120%で挑んで秋華賞の切符を取りに来る馬。切れ味がある馬もいれば、逃げで好タイムを出した馬もいる。Bコース代わりで、イン突きの成功もあると思うので、枠順や馬場コンディションを見ながら最後、慎重に判断したい。

枠順・最終予想

1枠1番カニキュル 戸崎圭【先行/差し】
・フローラGⅡ後方から脚を伸ばし3位
・東京でパフォーマンスが高いのはいい
2枠2番クイーンズウォーク 川田【先行/差し】
・オークス4着は差し展開で先行
・長い距離は強い、川田騎手の中京2000mも期待
2枠3番オーロラエックス 松山【先行/差し】
・体質弱いも2戦2勝素質ある
・どちらも出遅れている
3枠4番チェレスタ 西村淳【先行/差し】
・3走前、オークス5着ランスオブクイーンに勝利
・7月小倉2000m勝利 ハービンジャー産駒らしく道悪○
3枠5番タガノエルピーダ 団野【先行】
・朝日杯FC3着、チューリップ賞4着善戦
・オークス16着は、大外枠から先行した
4枠6番レディーヴァリュー 永島【逃げ】
・中京2000m未勝利勝利、逃げ
・道悪で同じように逃げられるか
4枠7番サンセットビュー 鮫島駿【差し】
・オークス7着、4角16番手から上がり3位
・その後8月のレースでは勝ち切れず、消耗戦がいいか
5枠8番ラビットアイ 横山典【逃げ?差し?】
・フラワーGⅢ4着、外差し馬場でイン突き
・典さん継続騎乗と言うだけで怖い
5枠9番ラヴァンダ 岩田望【先行/差し】
・フローラGⅡ、外差し展開も、経済コース2着
・シルバーステート産駒なので道悪○?
6枠10番セキトバイースト 藤岡佑【逃げ/先行】
・チューリップ賞で単騎逃げ2着
・道悪での消耗戦は得意、距離はどうか
6枠11番フレミングフープ Mデムーロ【先行/差し】
・前走、中京2000m、上がり2位に0.9秒差で先頭
・2走前に道悪で沈んだが…
7枠12番ザブライド 和田竜【先行/差し】
・サンライズアースやサンセットビューなどと未勝利時代にあたる
・新潟1800m未勝利で勝利、外差し馬場展開は向いた
7枠13番ハワイアンティアレ 池添【追込】
・チューリップ賞3着、消耗戦上がってきた
・8月中京1600m1勝C、上がり最速で勝利
8枠14番サフィラ 北村友【先行/差し】
・アルテミスGⅢでチェルヴィニアの2着
・オークス13着は枠なりの外回し、見直せる
8枠15番レガレイラ ルメール【差し】
・皐月賞6着、日本ダービー5着、前残り展開で健闘
・大外枠不利も、ダービーは囲まれたので好枠?

体調が悪くてギリギリになってしまったけど予想よ!

◎8枠15番レガレイラ
 突き抜けると思う。やっぱりずっと牡馬混合GⅠで善戦、それも展開が向かない中で食らいついているのは、レベル自体は高いと思う。大外枠の中京はあまり良くないけれど、ダービーでは内枠で包まれてしまって、外に出すのが遅れてしまった。どちみち最後方からの追込になるので、ある意味ポジションは取りやすいはず。道悪は分からないけれど、冬のタフ馬場の実績はあるので突き抜けることができれば。

○3枠4番チェレスタ
 少し道悪になっていることで、やはりハービンジャー産駒はあげておくべきと思う。小倉2000m稍重で好位追走から勝利、道悪での消耗戦の強さは、チェレスタも受け継いでいると思う。メンバーレベルは上がるけど、好位追走するタイプの馬なので内枠はよし。内はやはり伸びるので、イン突きできれば。

▲8枠14番サフィラ
 期待されながらも、春シーズンは不本意な競馬に終わっていた良血馬ね。オークス1着のチェルヴィニアとも勝ち負けを争っているので、素質は十分。クイーン賞は明らかに調整ミス、オークスはずっと外を回る厳しいレースになったので、見直せるレース。休養を経て、素質馬が開花できるか。

△2枠2番クイーンズウォーク
 オークス4着は、外有利の展開で先行する厳しい展開なので、非常に強いと見直している。また、川田騎手の継続騎乗、川田騎手の中京2000mの成績の良さということで、買う要素はかなり多い。ただ、桜花賞で囲まれて、敗れた時のように、ちょっとリスクのある枠に入ったところもあり、最終直線で抜け出せれば、突き抜けるかもだけど。

△2枠3番オーロラエックス
 キャリアが浅い馬からも一頭。2戦2勝のオーロラエックス。体質が弱くじっくり育成してきているので、上がり目と言う点は非常に大きい。また、条件戦ながら2000m以上をこなしてきているのは牝馬限定戦なら○。やはり牝馬はマイルを中心に鍛えることが多く、やや長めの2000m対応できる馬と見ます。

☆4枠7番サンセットビュー
 道悪になったら浮上してくる可能性がある馬。唯一の勝利が道悪、その後は切れ負けしていることもあって、中々勝ち切れないレースが続いているものの、消耗戦など時計がかかるコンディションになると上位に浮上してくる。今回が消耗戦になると読めば、穴になると思われます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?