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【2024】中京記念(GⅢ)~全頭診断まとめ|小倉競馬 7/21(日) 11R JRA

ウマ娘のキングヘイローから入り、母父血統が入っているイクイノックスの活躍から馬券を買い、全頭診断までするようになった輩よ!

競馬歴は新人も一流の予想をしていくわ。

牝馬クラシック最初のGⅠ桜花賞は
◎ステレンボッシュ○アスコリピチェーノ☆ライトバックで
🎯単勝・馬単・3連単🎯

5月は
京王杯スプリングカップ
🎯2着レッドモンレーヴ、3着スズハローム🎯
3着穴も的中!

平安ステークス
🎯ハピ複勝🎯
オークス
🎯馬単・3連複的中!🎯

日本ダービー
穴推奨:シンエンペラー3着
大穴推奨:サンライズアース4着
目黒記念
🎯3連複的中!(10番人気入り)🎯

6月一発目は
鳴尾記念
ヨーホーレイク単勝🎯
三連複的中🎯
安田記念~全頭診断
S:ロマンチックウォリアー(1着)
A+:ソウルラッシュ(3着)
A:ナミュール(2着)

東京ダービー~全頭診断
🎯3連単的中🎯

6月末のマーメイドSは複勝に15馬人気ファユエンに賭けたわ。
惜しくも4着だったけど、目利きは間違っていなかったはず。

さきたま杯
3連単的中🎯🎯
宝塚記念
ソールオリエンス(7人気)複勝🎯

帝王賞
2着ウィルソンテソーロの複勝🎯
3着ディクテオン(9人気)の複勝🎯

6月ラストも
ラジオNIKKEI賞
2着シリウスコルト(4人気)の複勝🎯

7月頭は、
プロキオンステークス
全頭診断まとめ
S:スレイマン⇒2着
A+:ハピ、デシエルト
A:ヤマニンウルス⇒1着
B+:マリオロード⇒3着、ブラックアーメット

2週目は、
函館2歳S⇒1着サトノカルナバルをS評価
函館記念⇒2着グラナディア複勝🎯

的中率も回収率もバランスよく予想してこそ一流よ!

動画の方がいい方は、動画でもまとめているわ
(中の人は男性なので、注意してくださいw)

https://www.youtube.com/watch?v=xD0BO0bqggM

中京記念2024について

 今年は、小倉開催だから注意よ。まず、小倉1800mの情報をまとめるわね。

小倉1800m
・右回り、ホームストレッチ真ん中付近がスタート
・最初の直線は272mとやや短め
・スタート直後から1角にかけて緩やかな上り、
・2角がてっぺん、その後向こう正面はほぼ平坦
・3角付近から緩やかな下り、スパイラルカーブ採用
・最後の直線は291mと短い

 最初の直線は短いので積極的に位置を取りに行きたいけど、上り坂でもあるので、大きくペースを引き上げることはちょっと難しいかしら。2角を終えたところで、平坦になるので、このあたりでペースが緩むことが多い。ただ、最後の直線が短いので、後方脚質の馬は捲りをかける場合がある。

 3角あたりから下り勾配もあるので、自然にロングスパート合戦になるかしら。最後の直線は短いけど、スパイラルカーブになっているので、うまく加速出来た馬は差しが届く場合もある感じ。現状良馬場想定で、先週はかなり前残りの傾向があったので、現状その傾向が続くとみていいかもしれない。

 夏らしく、基本的には高速馬場になっている。タフなコースと言われるけど、1600mなどでハイペースで結果を出している馬を狙っていくのもありかもしれないわね。全頭まとめに行くけど、今回はかなり逃げ・先行馬が多いので、予想し甲斐がありそうよ。

全頭情報まとめ

アスクワイルドモア 牡馬5歳 56㎏ 小沢【差し】

父キズナ 母父ゼンノロブロイ

13戦2勝 2.3.0.8
前走、6月東京ダ2100mOP 16着16秒4 オシェア
・1年4か月ぶりレース
2走前、2月東京3400mダイヤモンドGⅢ 14着2.6秒 37秒8田中
・徐々に順位ダウン、馬体重+18㎏
3走前、12月中京2000m中日新聞杯GⅢ 18着1.5秒 36秒1岩田望
・4角3番手、馬体重ー20㎏
7走前、京都新聞杯2200mGⅡ 1着 35秒2
・中団から、上り2位 前崩れ展開

直前の情報
 1週前一杯に追ったが併せ遅れ

個人的診断:Bー
 22年京都新聞杯の勝ち馬ね。この時は、前総崩れ展開の中、ジリ脚を使って勝利を挙げている。今回ハイペース消耗戦なので、展開は向く可能性はある。ただ、京都新聞杯以降最高着順が9着なのよね…。前走が1年4か月ぶりレースダート戦を起用。その流れからの小倉1800m…。1走使った上積みはあるけど、どこまで通用するかかしら。

アナゴサン 牡馬6歳 56㎏ 松若【逃げ/先行】

父ミッキーアイル 母父キングカメハメハ

31戦4勝 4.7.4.16
前走、6月京都1600mL 3着0.3秒 33秒6松若
・2番手、前残り
松若騎手「考えていた形で進めることができました。渋太く脚を使うのがこの馬の持ち味ですが、それを生かして、最後まで頑張ってくれました。最近は堅実に走ってくれています」
2走前、5月京都1400mL 4着0.1秒 33秒3松若
・逃げ
騎手「思いのほか楽にハナへ行けました。ただ、もう少し流して行きたかったのですが、ハミを取りませんでした。それでも、久々のレースだったことを考えると頑張ってくれています」
3走前、2月京都1600mL 6着0.3秒 34秒8団野
・先行、外差し馬場の中粘ったかも

直前の情報
 前走の調教よりいい状態。
陣営「前走はもう少しのところでした。先行して粘り切る競馬がいい。小回りはいいと思うし、平坦も良さそう」

個人的診断:B+
 ここ最近リステッドで堅実なレースを見せている馬ね。今年は4戦して3着も2度ある。逃げ、もしくは番手競馬でこれだけ安定しているのはプラスと思っていいかもしれないわ。1800mのレースが久々にはなるけど、例年以上に高速前残り馬場なので、1600mの経験は活きるかもしれない。ただ、ハイペースはちょっと弱いかも。同型が多いので、どれだけマイペースで道中レースを進めることができるかになりそう。

アルナシーム 牡馬5歳 57㎏ 横山典【先行/差し】

父モーリス 母父ディープインパクト

19戦5勝 5.2.0.12
前走、6月東京1800mエプソムGⅢ 5着0.6秒 34秒6
・外枠、3番手から
・相手関係まずまず強い
橋口調教師「スタートも良く折り合いも完璧で、いい内容のレースでした。終いは思ったよりスッと動けなかった印象がありましたが、ジョッキーも『乗るたびに内容が良くなっている』と話していました。右回りに比べると左回りは少し苦手なところはありますが、それでもよく頑張ってくれたと思います」
2走前、5月京都1800mL 2着0.2秒 33秒2
・4角7番手より上がり2位
橋口調教師「スタートで上に跳びあがるような形になりました。それでポジションが思っていたより後ろになりました。そこから上手くリカバリーはできました。馬場も速く、先行馬も止まらないなか、よく詰めてくれました」
3走前、3月中山1600mダービー卿 9着1.0秒 33秒8
・4角16番手から上り2位
横山和騎手「鮫島克駿騎手から聞いていた通り、1600mの距離と緩い馬場はやはり合わなかったので、今日のところは仕方ないですね。ただ、いいビジョンは持てたので、今日のレースがいいきっかけになってくれればいいと思います」
4走前、2月小倉大賞典1800mGⅢ 4着 35秒2
・4角3番手より、逃げ以外差し台頭
騎手「輸送はクリアしてくれた。ペースが流れてカシオペアS(京都1800mL1着)で勝った時のような形で運べた。競馬はスムーズに運べたけど、前を捕まえに行った分、止まった。脚は使ってくれています」

直前の情報

個人的診断:A
 今回注目馬の一頭になってくるんじゃないかしら。4走前は同舞台の小倉大賞典1800mで、1番人気に指示されるも4着。積極的に前に行った分最後に脚が止まってしまった。前走のエプソムカップもハイペースの中3番手追走して粘っての5着。横山典さんになってから、成績が良くなっている気がするわ。陣営も右回りの方がいいと言っている点はプラス。逃げ先行が多いので、おそらく後ろからの競馬になるけど、後方から上り33秒台を繰り出すこともあるので、直線一気には期待ね。

エスコーラ 牡馬6歳 56㎏ 坂井【先行/差し】

父ディープインパクト 母父 Lomitas

8戦4勝 4.0.1.3
前走、6月京都1600mL 9着0.7秒 33秒4
2走前、2月京都1600mL 7着0.5秒 34秒7

・出遅れはあったが
3走前、12月阪神1600mL 3着0.3秒 33秒2
・1年4か月ぶり復帰レース
・その前は4連勝でオープン入りしたが…
西村騎手「スローペースでしたが、問題なく走れていました。休み明けでも仕上がりは良かったです。今日はペースが合いませんでした」
4走前、22年8月小倉1800m3勝C 1着
・中10か月

直前の情報
 調教では毎回動く

個人的診断:B+
 小倉1800mのレコードホルダー。3年前の未勝利戦でマークしたのは懐かしいわね。良血馬で、川田騎手や福永元騎手が鞍上で活躍。小倉で凄まじいパフォーマンスを見せて、4連勝であっという間にオープン馬になったのが22年8月。そこから長い故障期間を経て復帰したものの、勝ててない。オープンの壁なのか、怪我以降馬体が変わってしまったのか…。

 今回は、自身が最も得意とする条件なので、その試金石になるわね。ここで、期待の若手坂井騎手に変更となるのは面白い所。ここ3戦の1600mよりも1800mの方がいいと思うので、ここで素質馬の激変に期待したいところね。

エピファニー 牡馬5歳 58㎏ 杉原【追込/捲り】

父エピファネイア 母父ディープインパクト

15戦6勝 6.1.2.6
前走、3月阪神2000m大阪杯GⅠ 10着0.7秒 34秒6杉原
・スタート直後挟まれた、4角12番手で上り3位も
騎手「状態はすごく良かったですが、その分、気が入ってしまいゲートの中の姿勢が良くなかったです。スタートを出てから挟まれてしまい、後手に回ったのが最後まで響きました」
2走前、2月小倉1800m大賞典GⅢ 1着ー0.2秒 34秒6杉原
・捲り、4角4番手から上り2位
騎手「折り合いに苦労する馬だけどスムーズな競馬ができました。搭載エンジンはすごいものがありますし、今日みたいな(速い)展開と状態がマッチしましたね」
3走前、1月中山2000m金杯GⅢ 11着0.6秒 35秒1ピーヒュ
・1番人気も、出遅れ、終始掛かっていた
騎手「ペースが緩くて力みながら走っていました。展開の助けが必要な馬だと思います」
4走前、12月阪神2000mチャレンジGⅢ 4着ルメール
・ベラジオオペラなど相手関係が強い
騎手「落ち着いてリラックスして、いい感じで3角~4角でポジションを上げて手応えは良かった。ただ、ラスト150mくらいで疲れたね。距離はギリギリという感じ。1800mがベストだと思います」

直前の情報
 調教では鋭い末脚連発、折り合い難も比較的ついている

個人的診断:A+
 今回の出走馬の中では、かなり実績があるんじゃないかしら。2走前、小倉大賞典、つまり同じ舞台での勝者になる。4走前のチャレンジカップも、後の大阪杯王者ベラジオオペラらとも競っているわ。素質はありつつも、折り合いに課題がある馬だけれども、今回は逃げ先行馬も多く、夏らしく高速馬場の状態が保たれているので、条件面は非常に合っていると思う。大阪杯から中4か月だけれども、休み明けも走っているので大丈夫。唯一、小倉大賞典の時より斤量が1㎏重くなっているところ、他の馬もじっくりみていくのが良さそう。

エルトンバローズ 牡馬4歳 59㎏ 西村淳【差し】

父ディープブリランテ 母父ブライアンズタイム

12戦4勝 4.3.0.5
前走、6月東京1600m安田記念GⅠ 8着0.6秒 33秒6
・大外枠から出遅れ
騎手「ここまでよく立て直してくださり、厩舎の方々に感謝しています。馬もタイトな過程の中でよく頑張ってくれました」
2走前、4月香港マイル1600mGⅠ 8着
騎手「初めての遠征でしたが、環境に戸惑うことなく頑張ってくれましたし、この経験が将来役に立つと思います」
3走前、2月中山1800m記念GⅡ 7着0.9秒 重馬場38秒0
・タフ馬場合ってない?
騎手「今日はこの子にとってしんどかったと思います。終始ノメっていました。それでも頑張ってくれていましたが、こんなに負ける馬ではありません」

直前の情報
 昨年のいいころの動きに戻ってきている?

個人的診断:B+
 昨年の毎日王冠GⅡの勝者。実績としては、おそらく一番ある馬になるわね。ただ、現時点では私はB+までの評価。まずローテーションの面。2連続GⅠを走っているけど、おそらくピークはGⅠに合わせているはず。そして秋のマイルCSをピークにする。なので、夏のこのレースは叩きとみる。そして、ハンデ59㎏はかなり背負ったなという印象があります。高速馬場の方がいいタイプかなと思うので、そこはプラスだけど、馬券内にくるかどうかは何とも言えないんじゃないかしら。

カテドラル 牡馬8歳 58㎏ 幸【追込】

父ハーツクライ 母父ロックオブジブラルタル

35戦4勝 4.6.1.24
前走、6月東京1600m安田記念GⅠ 16着1.3秒 34秒0斎藤
騎手「この馬のリズムで運んで流れについていき、最後はこの馬の脚を使ってくれていると思います」
2走前、3月阪神2000m大阪杯GⅠ 9着0.7秒 34秒2藤岡康
・最後方から内側に入れて、上り2位
騎手「この枠でしたから、スタートの出方次第でとは思っていましたが、一歩目が速くなく、内々に切り替えました。できれば内枠でもう少し位置が欲しかったです」
3走前、2月小倉1800m大賞典GⅢ 7着0.8秒 34秒3齋藤
・4角13番手から浮上、上り1位
・斤量58.5㎏
騎手「内枠だったので内でジッとして直線は内を行くのが理想だったけど、ゴチャついたので外へ。ラストは脚を使っているけど、最後は脚色が一緒になった」

直前の情報
 良い結果が出ていた頃はCWハード調教。今回は坂路で軽め

個人的診断:B
 ベテラン小倉巧者ね。21年22年小倉開催の中京記念で2年連続2着、23年の小倉大賞典の2着があるわ。とはいえ、ここ最近はちょっと力不足かなという成績が続いている。得意コースでの直線一気激走を期待したいところだけど、8歳高齢馬、今の高速馬場だと厳しいんじゃないかしら。重馬場になったら評価を上げる感じ。

セオ 牡馬4歳 57㎏ 岩田康【逃げ/先行】

父スピルバーグ 母父Oasis Dream

15戦5勝 5.3.2.5
前走、5月京都1800mL 1着ー0.2秒 33秒5岩田望
・番手逃げ、2着馬アルナシーム
・比較的差しが台頭した中粘った
「スタートからハナに行くつもりで出していって、そこからいい感じで、番手でレースも作れました。馬のリズムも良くて馬場も良かったので早めに動かしていって、最後は直線の入りで内にもたれるところがありましたが、手前を替えてからはいい感じで伸びてくれました」
2走前、4月阪神1600m3勝C 1着0.0秒 34秒1岩田康
・2番手
「力はありますが、物見をしたりと集中し切れないところがあります」
3走前、2月京都1600m3勝C 3着0.5秒 34秒8坂井
・2番手
「状態は良かったです。しっかりと自分の分は、走ってくれました。上位2頭は強かったです」

直前の情報
 調教、前走くらいの動き

個人的診断:B+
 ここにきて調子を上げてきている馬ね。2走前3勝Cを勝ち上がりオープン馬になり、前走リステッドでも1着。番手逃げで、比較的差しが台頭してきている中勝利。今回人気するだろうアルナシームをも抑えているのはポイントね。同型が多い、そしてしばらく大回りをずっと走っているのが気になるところだけど、上がり馬としては押さえておきたいところね。
 

セルバーグ 牡馬5歳 57㎏ 和田竜【逃げ/先行】

父エピファネイア 母父キンシャサノキセキ

20戦5勝 5.0.4.11
前走、6月東京1800mエプソムGⅢ 7着0.7秒 35秒3丸山
・逃げ
・大外8枠18番、切り込んで強引に1番手に立った
・斤量58㎏で、前半5F58秒3
・外差し馬場、3着とは0.1秒差
丸山騎手「外枠は良かったですね。最後まで頑張ってくれました」
2走前、5月新潟2000m大賞典GⅢ 12着1.1秒 35秒3丸山
・出遅れ、3角までに捲ったが
3走前、2月小倉1800m大賞典GⅢ 3着0.3秒 36秒8今村
・単騎逃げ
今村騎手「馬場が乾いてきて意外に内がいいと思っていた。気合をつけた分、ハイペースになったけど、ハイペースでも粘れるのがこの馬の持ち味。あそこまでいったら勝ちたかった」

直前の情報
 1週前CW3F36秒0、3走前の小倉大賞典より動きいい

個人的診断:A+
 気持ちよく逃げていると怖い存在よ。3走前の小倉大賞典では、単騎逃げであわや逃げ切るかというところで3着。前走は、大外枠から強引にハナを奪い取る消耗する競馬ながら、3着とは0.1秒差の7着。負けて強しの内容。同型の馬が多いけど、前半5F58秒台で突っ込んでいって粘れるのがこの馬の強み。現状、前残りの傾向が強いことを考えると、十分そのまま逃げ切るポテンシャルはあるんじゃないかしら。鞍上が今回また変わるというところがちょっとだけ気になるところ。

ソレイユヴィータ 牝馬4歳 50㎏【先行】

父スクリーンヒーロー 母父カーネギー

12戦3勝 3.1.0.8
前走、6月小倉1800m3勝C 7着0.9秒 37秒6松若
・斤量53㎏
2走前、5月京都1600m3勝C 7着0.5秒 34秒8北村
・斤量53㎏
3走前、3月中京1600m3勝C 6着0.6秒 34秒2西村
・斤量56㎏

直前の情報
  中2週なので軽く

個人的診断:B
 非常に軽ハンデをもらった牝馬ね。現状3勝クラスで掲示板には入れていないので、やや力不足ではあるけど、50㎏はかなり軽い。先行する馬の中に紛れていければ、馬券内のチャンスは僅かに出てくるかしら。気になるのが、あまり早い上がりを使えていないことかしら。勝ち上がった時も、上り35秒台で上り1位になるような展開。馬場がもっと重くなったら面白い印象ね。

タガノパッション 牝馬6歳 53㎏ Mデムーロ【捲り】

父キングカメハメハ 母父シンボリクリスエス

25戦2勝 2.2.8.13
前走、6月京都2000mマーメイドGⅢ 15着2.2秒 36秒4
・中団でレースを進めるも
騎手「この馬は気分で走るところがありますが、きょうは走る気分では無かったようです。右にモタれていました」
2走前、4月福島1800m牝馬GⅢ 6着0.5秒 35秒2
・前残り展開、伸びない内を突いた
3走前、3月中山1800m牝馬GⅢ 6着0.3秒 35秒5大野
・前残り展開、伸びない内を突いた
騎手「内々を回りましたが、馬場の悪いところもこなしてくれました。最後までしっかり走ってくれています」
4走前、1月小倉2000m愛知杯GⅢ 2着0.1秒 35秒4
・ハイペース消耗戦
菱田騎手「枠(3枠3番)が良かったのでスムーズにレースできた。4角は抜群のタイミングで上がって行けて差し切れると思ったけど、勝った馬が強かったですね」

直前の情報
 調教はあまり動かないタイプ

個人的診断:B-
 今年の牝馬限定の重賞戦線を沸かせてきている馬ね。現状3勝Cを勝ててないのだけど、愛知杯の2着があるように、小倉で馬券内に入ったことが多いように小倉巧者ではある。ただ、基本的に上りがかかるような展開に強く、高速馬場で前が止まらない展開だと届かないことが多い。またしばらく牡馬混合レースの経験がないというのもちょっと気になるので、私的には今回は買いづらいわね…。

テーオーシリウス 牡馬6歳 55㎏ 西塚【逃げ/先行】

父ジャスタウェイ 母父シンボリクリスエス

27戦4勝 4.1.2.20
前走、4月福島2000mL 13着1.0秒 36秒7城戸
・逃げ
2走前、2月中山記念1800mGⅡ 14着2.1秒 39秒2永野
・先行
3走前、12月阪神2000mチャレンジGⅢ 12着1.3秒 36秒4齋藤
・逃げ
5走前、8月小倉記念GⅢ 2着0.4秒西村
・逃げ
騎手「勝った馬がすごく強かったです。一瞬で抜かれました。でも、今日はこの馬も褒めてあげたいです。いい感じでした」

直前の情報
 1週前にCW6F自己ベスト更新、昨年も夏に自己ベスト更新

個人的診断:B-
 この馬も小倉巧者ね。条件戦時代は小倉で勝ち上がってきて、昨年の小倉記念2着に食い込んでいる。ただ、その後は4戦連続二けた着順と精彩を欠くレースが続いてしまっている。どうも、同型の馬がいるとあまりいい競馬ができていない感じ。今回もセルバーグ他、主張が強い馬も多いのでどういう競馬ならいいか…。前残り馬場なので、中山3勝Cを勝ち上がった時に見たいに大逃げ一発するのも良さそう?

ニホンピロキーフ 馬場4歳 56.5㎏ 田口【先行】

父キタサンブラック 母父スウェプトオーヴァーボード

14戦4勝 4.3.3.4
前走、6月京都2000m鳴尾記念GⅢ 12着1.8秒 35秒7田口
騎手「スタートで出して行った分、力んでしまいました。4角では反応がなかったです。また次に頑張ってくれると思います」
2走前、4月京都1600mマイラーズGⅡ 3着0.4秒 稍重35秒0田口
・ハイペース、開幕週も稍重
騎手「いつも通りスタートも良く、重賞初出走でペースが流れても折り合いを苦にせずに、しまいも伸びてきていました。徐々に力をつけてくれていると思います」
3走前、3月小倉2000m3勝C 1着ー0.4秒 稍重34秒9田口
・スムーズも着差付ける
騎手「スタートが良く、道中は力みなく走ることができました。先頭に立つのは少し早かったのですが、最後までしぶとく脚を使ってくれました。余裕のある勝ち方だったと思います」

直前の情報
 終い11秒台連発、元々動くが状態はいい

個人的診断:B
 小倉では全勝をキープしている小倉巧者ね。人気若手騎手田口騎手が3勝Cを勝ち上がり、初重賞の読売マイラーズでは3着に食い込んで沸かせたわ。ただ、気になるのは、時計の掛かるコンディションの時に非常に強いというところかしら。2勝C3勝C読売マイラーズといずれも稍重の馬場で好走が続いている。今回の高速馬場でどれだけ通用するかね。

ボーデン セ6歳 54㎏ 団野【追込】

父ハービンジャー 母父キングカメハメハ

19戦4勝 4.4.1.10
前走、5月京都1600m3勝C 1着0.0秒 33秒3
・去勢明け初戦
・斤量55㎏、4角11番手から上がり最速
・インを付けた
騎手「流れも速くなって展開も向きそうだと思いました。直線はこちらが思った以上にしっかりと反応してくれました。空馬がいた分スムーズさを欠いた部分はありましたが結果を出せて良かったです」
2走前、1月東京1600m3勝C 8着0.8秒 33秒7
・斤量58㎏、4角12番手
3走前、11月東京1800m3勝C 6着0.5秒 33秒1
・斤量58㎏、4角7番手から上り3位

直前の情報

個人的診断:B+
 素質馬の激変あるかどうか。元々、21年スプリングS1番人気になるほどの馬(結果は3着)。2勝Cまではある程度好成績だったけど、3勝Cで1年半足踏みしたわ。前走ようやく勝ち上がったけど、斤量55㎏と軽く、イン突きの差しが大成功したもの。通常は軽視するところだけど、一つポイントになるところがあって、実は前走は去勢明け初戦。去勢明け2戦目で上積みがあれば、かなり面白いんじゃないか。前の馬も強いけど、ペースが流れれば本馬もチャンスあり。直近小回りの経験がないのだけれど、ハンデ54㎏で、思い切った捲りもあるかも?

ロングラン セ6歳 57㎏ 松山【追込】

父ヴィクトワールピサ 母父Kendargent

21戦5勝 5.1.0.15
前走、4月福島2000mL 8着0.4秒 34秒5
・出遅れ、4角11番手、上り2位
2走前、2月小倉1800m大賞典GⅢ 2着0.2秒 34秒3丹内
・4角9番手、上がり1位
騎手「この馬の競馬はできました。悔しいです」
3走前、12月中山1800mL 1着ー0.1秒 34秒4丹内
・4角12番手、上がり1位
・内前決着から上がってきた
騎手「前半はじっくり構えていきました。今日はこういう良い馬場でも本当に良い脚を使ってくれました。馬も大人になっています。これからが楽しみです」

直前の情報
 調教は動くほう、2走前よりはタイムが良くない?

個人的診断:B+
 この馬も実力ある馬よ。3走前、中山1800mLでは、前半3F37秒0の超スロー、前残り決着だった中、4日阿戸12番手から差してくる強い競馬をした。2走前小倉大賞典も、後方から差してきて2着と重賞初制覇あと一歩。前走8着も着差は0.4秒差以下ついていない。また、2000m以上の好走歴が少ないので距離が長かった可能性もある。小倉1800mなら、得意条件に戻るわね。また、乗り代わりの松山騎手が7月に入ってから本当に調子がいいのでどういう競馬をするか。前残り傾向が強い馬場というのだけ気がかりかしら。

ワールドリバイバル 牡馬6歳 55㎏ 小牧太【逃げ】

父エピファネイア 母父アグネスタキオン

17戦2勝 2.3.1.11
前走、6月函館1800mOP 14着1.3秒 36秒2鮫島克
・4角2番手、前残り決着だったが…
2走前、5月京都ダ1800mOP 15着3.6秒 40秒1西村
・中7か月
・ダート度外視可能
3走前、10月阪神1600mL 7着0.4秒 34秒0松若
・逃げ
4走前、8月小倉日経OP 2着0.0秒 36秒0松若
・番手逃げ

直前の情報
 重賞で好走していた時は調教から動いていた 間隔が詰まっているがそこまで目立ってないか

個人的診断:B-
 切るに切れないわね…。過去の走りを見ると夏に非常に強い。21年7月ラジオNIKKEI賞GⅢ2着、22年7月函館1800mOP2着、23年8月小倉1800mOP2着…。前走が前残り決着だったけど、やや力負けしているのが気になるけれど、得意な暑い時期にはなってくるのよね。また、中央重賞ではもしかすると最後の騎乗になるかもしれない小牧騎手が思い切って勝負に行くことも考えられる。同系の馬が多いけど、現状でどこまでやれるかしら。

まとめ

A+:エピファニー、セルバーグ
A:アルナシーム
B+:アナゴサン、エスコーラ、エルトンバローズ、セオ、ボーデン、ロングラン

 ハイペースの逃げにも強そうなセルバーグに、強そうな差し馬エピファニーとアルナシームに高評価を出したけど、Sはちょっと出せなかった。OP・リステッドで勝ち負けという馬も多く、実力は似ている。

 実績ではエルトンバローズが抜けていると思うけど、トップハンデだし、マイルGⅠに出場できる馬なので、夏競馬に合わせてくるわけではないと思うので予想が難しい。あとは、ある程度高速決着に対応できそうな馬をあげていく形になった。枠順が出てから、もう少し精査したいわね。

枠順・予想

1枠1番テーオーシリウス 牡馬6歳 55㎏ 西塚【逃げ】
・夏競馬○、小倉○
・斤量55㎏は魅力
・ここにきて気性が収まりつつある?
2枠2番アルナシーム 牡馬5歳 57㎏ 横山典【先行/差し】
・今年の小倉大賞典4着
・右回り○、良馬場○
・ノリさん継続騎乗なら
3枠3番セルバーグ 牡馬5歳 57㎏ 和田竜【逃げ】
・今年の小倉大賞典3着
・ハイペース逃げでも粘れる、逃げで一番いい枠
・前走がトラックバイアスに逆らいまくっている
3枠4番ワールドリバイバル 牡馬6歳 55㎏ 小牧太【逃げ】
・21年7月ラジオNIKKEI2着
・22年23年も夏に2着あり
・夏競馬◎、小牧騎手中央重賞ラスト?
4枠5番カテドラル 牡馬8歳 58㎏ 幸【追込】
・ベテラン小倉巧者
・21年22年小倉の中京記念勝者
・開幕後半の馬場は有利に働くか
4枠6番エピファニー 牡馬5歳 58㎏ 杉原【追込/捲り】
・小倉大賞典勝者
・斤量は当時より1㎏増加
・掛かり癖はハイペースなら
5枠7番エルトンバローズ 牡馬4歳 59㎏ 西村淳【差し】
・GⅡ勝利、GⅠ掲示板、納得のトップハンデ
・海外帰り4か月、調子が上がる頃
・ここに合わせる必要はないが、それでも
5枠8番タガノパッション 牝馬6歳 53㎏ Mデムーロ【捲り】
・愛知杯2着
・牝馬限定重賞を連続善戦中
・ハイペース消耗戦なら
6枠9番ボーデン セ6歳 54㎏ 団野【追込】
・21年スプリングS1番人気
・前走3勝Cようやく勝ち上がり
・前走は去勢明け初戦、斤量も軽く
6枠10番ソレイユヴィータ 牝馬4歳 50㎏【先行】
・断トツ軽ハンデ
・上り35秒台最速の馬場なら
7枠11番アナゴサン 牡馬6歳 56㎏ 松若【逃げ/先行】
・番手逃げ可能
・オープン&リステッドで安定
7枠12番セオ 牡馬4歳 57㎏ 岩田康【逃げ/先行】
・3勝C&リステッド連勝中
・番手逃げ可能
・小倉は初
8枠13番ニホンピロキーフ 牡馬4歳 56.5㎏ 田口【先行】
・小倉3戦3勝、小倉の鬼
・GⅡ3着の実績もあり
・稍重&冬のタフ馬場での好走が目立つが
8枠14番ロングラン セ6歳 57㎏ 松山【追込】
・良馬場○、小回り○
・開幕後半がプラスになるか
・松山騎手7月調子いい

◎3枠3番セルバーグ

 小倉大賞典3着は前半5F58秒台大逃げ。私はフロックではないとみるわ。末脚はないものの、前半早くても残れる粘り腰が魅力の馬。開幕後半だけど、小倉大賞典の冬のタフ馬場よりは前が止まらない条件。前走、エプソムカップはトラックバイアスに逆らいまくりながら、3着と0.1秒差。得意舞台の今回こそだと思う。

○4枠6番エピファニー
 搭載されているエンジンは一番いい。スローペースになると掛かってしまうものの、距離短縮ローテでペースが流れうる今回こそ真価を発揮する。今年の小倉大賞典1着は十分に再現可能とみる。

▲8枠13番ニホンピロキーフ
 小倉で3戦3勝の小倉の鬼。稍重&冬のタフ馬場の実績しかないので、やや軽視していたけど、斤量が56.5㎏と軽いですし、田口騎手も徐々に重賞に慣れてきているかなという面も考慮して評価浮上。走る前に雨が降ればさらに評価上昇。

△5枠7番エルトンバローズ
 実績は一番ね。トップハンデが1.0.0.16だけど、毎日王冠GⅡ制覇、マイルCSのGⅠ4着と、重賞の実績は抜けているので納得のトップハンデ。海外帰り4か月ほどで調子が上がってくる頃。このレースに特別合わせる必要はないものの、それでも来ると思う。

△8枠14番ロングラン
 今年の小倉大賞典2着馬ね。小回りと良馬場適性は非常にいいし、後方から安定して上がり最速の脚を繰り出すこともできる。前走福島2000mは外したものの、この馬は2000m以上の好走経験が少なく度外視可能。得意舞台で巻き返しは十分。松山騎手の調子の良さもポイントね。

☆6枠9番ボーデン
 大穴を一頭上げるとなると、私はボーデンをあげる。3勝Cで苦戦が続いて、前走ようやく勝ち上がり。斤量55㎏と軽くイン突きが成功したので、着順以上の評価は出来ない。ただ、実は前走は去勢明け初戦、馬が変わっているなら、さらに軽い斤量の今回は勝負できる。基本的には中京記念はハンデが重い馬が苦戦する競馬。ペースが流れうる今回は十分勝負できるわ。

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