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想定税込み額から外税価格を算出する方法

リーランスの場合、税込み9,000円などで受注することがある。
この場合、8,182円で外税価格を設定すればよい。

これは、以下の計算で簡単に導ける。

_ブロック_01開始

 外税価格 = floor(N * 0.9090...)

_ブロック_01終了

※ floorは切り上げ関数
※ Nは税込み価格、小数点第一で四捨五入される
※ 循環小数において、繰り返す必要のある最小桁数は、floor(log(N)+2)。


算式で考えると面倒なので、電卓で以下のように計算する。

まず今回は請求額が4桁なので、小数点以下は「90」を1回多い「5回目まで」繰り返す。

したがって、「9,000 * 0.90909」を解き、小数点部は切り上げて請求額とする。この例では「8,181.81」となるため、切り上げて「8,182」円が外税価格となる。


えば税込み9,980円にしたいなら、外税9,073円で請求すればよいことが即座にわかる。

ただし、最終金額を四捨五入とせずに切り上げる場合や切り下げる場合には、この計算は1~2円程度の誤差が出る。とはいえその場合は請求額を切り上げないことが必要(今回の計算からfloorする工程を除けば良い)。

とは言え最近はクラウドソーシングサイトなどを用いて契約をすることが常であるため、システム利用手数料などがあり、結局この計算は当てはまらないことが多い。


たがって、サービス側が用意している計算ツールを使う方が、結局は楽だろう。とりあえず、小ネタということで。覚えておいても損は無いということで紹介した。


↓ Lancersの契約金計算ツール

https://www.lancers.jp/tool/reward_calculation


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