『機動戦士ガンダムF91 完全版』を あらためて視聴した感想

むかし観たはずなのに、何故か あまり記憶に残っていなかった理由が今回よく分かった。
ダメだこりゃ!

制作の経緯とか小説版を読めば…とか、そんなのは言い訳でしかない。

こんなにも不完全な作品は なかなか見当たらないぞ。

シーブックとセシリーについて

・冒頭の他人行儀な感じからの、2人の距離感の縮まり方が急すぎ

・シーブックがフロンティアⅣへセシリーを探しに行くくだりが唐突。そして「迎賓館 近くに引っ越した」という情報を得たとはいえ、セシリーの部屋まで辿り着けちゃうのは さすがに都合よすぎ

ドレル・ロナについて

・フロンティアⅠで勇み足をした後、退くタイミングが よく分からん。あそこまでガッツリ交戦したなら、もうトコトンやっちゃえ〜になるような気が…

・カロッゾとの絡みが全く描かれていない為、関係性が分からず

ザビーネ・シャルについて

・"ぼうはん"したセシリーに対し、何もせずザムス・ガルに戻るの よく分からん

・ラフレシアを撃破したF91に対して何もしないのも意味不明。そして、いくら鉄仮面を快く思っていないとはいえ、軍事部門の指導者が死んだのに「凱旋するぞ」は さすがにどうだろう

セシリーの養父シオと、実母ナディアについて

・2人とも心情が とても分かりにくい。人は変わるものだ、と言われればそれまでだが…

・2人がどうやって再会したのかも重要なシーンだと思うのだが、描写なし

・最後(最期?)の描き方が ぞんざいすぎ

その他 脇役について

・シーブックの父レズリー。再会してから死亡するまでの流れが雑すぎ

・アンナマリーも、寝返りまでの過程を省略しすぎ。あっという間に死んじゃうし

・ビルギット戦死の報を聞いた直後に親バカ言って微笑むシーブックの母モニカと、それに普通に応答するレアリー艦長代行

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