自然な二重瞼(ふたえ)作成のポイント

経皮膚眼瞼下垂手術で行われる二重瞼(ふたえ)作成は、まぶたの機能面や整容面の良し悪しに関わる重要な工程の一つです。様々ある眼形成手技のなかで基本的なテクニックといえますが、自然な二重瞼を作成することは決して簡単なことではありません。ここでは、二重瞼作成における整容面のポイントについて解説したいと思います。埋没法による二重瞼作成とは異なりますのでご承知おき下さい。

自然な二重瞼を作るために必要なことは何か、これに答えるためには、反対に自然ではない二重瞼を想像してみると解りやすいかも知れません。”いかにも手術を受けました”といった感じのまぶたでは、二重瞼部位の皮膚面の陥凹が強すぎるケースがほとんどです。特に目を閉じたときに目立ちやすく、これがあるとどうしても人工的な二重瞼にみえてしまいます。

そこで皮膚面の陥凹が強くなりすぎる原因について考えてみます。主に①二重瞼縫合の部位が深すぎる場合、②軟部組織を切除しすぎた場合、③皮膚切除をしすぎた場合の3つが挙げられるかと思います。自然な二重瞼作成のためにはこれらに対する十分な理解が不可欠といえます。

症例写真をご覧いただくと、目を閉じた際の二重瞼部位の陥凹は自然なレベルにとどまっていることがお分かり頂けます。当院は保険診療を主としたクリニックですが、自然な仕上がりへのこだわりを常に心掛けております。まぶたでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

想定される合併症:眼異物感、皮膚のたるみ、再発
費用(保険適応の場合):片側 1割負担 7200円 3割負担 21600円

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