見出し画像

上田でのできごと

ふと気づいたらライオンのように髪がボサボサに伸びてしまった。
3月末あたりからお米作りの作業は段々と忙しくなってくる。
そのピークはちょうど今くらいから1週間。

3月は種まきや肥料まきなど田植えまでの段取りから始まって、実際の作業が次々と。それでも作業ごとに少し一息つけるタイミングがあったりするのだけど、GWあたりからはギアが一段上がる。

田んぼに水を入れて代かきをスタートするのだ。

すると、代かきをするためにちょうどいい水位を維持しつつ、代かき作業を進めなくてはならない。代かきの作業はある程度時間が読めるが、水の管理だけは用水に水が来ているかどうかで作業の時間がだいぶ変わる。
今年は雨がどかっと降ってくれたのでだいぶ楽になった。
ありがたい限り。

水管理が大事なので、水が入っているとなればとにかくいい状態で代かきを進めたい。そんなわけで時間さえあれば代かきをすすめておくよ、と。
数日は早朝から夕方まで時間の許す限り代かきである。

一通り、代かきをしてしまえばあとは田植えに向けてもう一回ざっと代かきをするのだけど、代かき後の田んぼは水持ちがよくなるし、作業スピードも早いし。とにかく1回目の代かきを終えるまではけっこう大変である。

そんな中、GW最終日に髪を切りに行くことにした。
この日も午前中は代かきをして、午後からはちょっと土鍋作りをしている作家の方の話を聞きに行ったり、、、その後、髪を切りにいざ上田へ。

夜に差し掛かる、ぎりぎり夕方の時間。
予約までに1時間時間があったので、ジャイプールで夕飯を済ませることにした。冬場はお休みだったジャイプール。久しぶりだったので、チャイまで頼んでしまった。チャイは大好きなので、メニューにチャイと見るととりあえず頼んでしまう。

お客さんも少なくて、僕以外に2組。
そのうち1組は、僕より若い20代の男女2人。
たまたま僕の目の前に座ったので、なんとなく会話が耳に入ってくる。

「グリーンサラダ、頼みたいよねぇ。オリジナルドレッシングで。」

ほぉ。それがうまいんだ、、、などと聞きながら、さきちゃんとは違う、リードするタイプの女性に関心してしまう。

「お願いしまーす!〇〇と〇〇と、これはシェアします!」

へぇー。うちは僕が店員さんを呼んでるなぁ。おもしろいなぁ。

僕はちょっと豪勢にカレーにつけるナンをチーズナンにした。
1人でモサモサと食べ終えて。いざ髪切りに。

と、公衆トイレに立ち寄ったら、がん!がん!がん!という騒音が。
何かと思って立ち止まって見回したら、多目的トイレの引き戸を繰り返し開けようとする音。びっくりしたのは、その引き戸にチェーンと南京錠で外から鍵がかかっているという。。。

よく見たら中におじさんが、、、

「わりぃけど、管理事務所に行って開けてもらうように言ってもらえる?」

いいですよ!と言ってはみたものの、なぜこんな状況が起こったのだろうか、と頭にハテナが。どうやら多目的トイレでゆっくり過ごしている間に、利用時間の17時を過ぎてしまい、中にいるのに気づかれずに閉められたらしい。管理事務所は既にもぬけのからだったので、商店街の方に伝えて助けてもらった。

色々なことがあるもんだ。

がん!がん!がん!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?