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農作業記 #30「肥料まき ~まっさいちゅう~ 」

田おこしが終わって、次なる作業は肥料まき。
今年は6パターンくらいの肥料設計(まき方)があって、圃場ごとに違うので、肥料の種類とか量を間違えないように確認しながら作業している。

最初は発酵鶏糞の散布。

こちらは量が結構多いので、機械でまくことにした。
トラクターの後ろに装着する”ライムソワー”という機械でまく。
ライムソワーには、1袋15kgの発酵鶏糞が8袋くらい一気に入る。大きな田んぼだと20袋くらいまく。それでも15-20分くらいで1つの圃場の作業を終えることができる。ものすごい優れた機械である。

ただ、デメリットとしては田んぼが乾いていないと作業ができないところ。
雨の後でぬかっていたりすると、トラクタに泥がたくさんついてしまって、ひどい時にはハマって抜け出せなくなってしまう。

今のくらいの時期になると、田んぼに水を入れる人も増えてくるので、自分の田んぼに水を入れていなくても、上の人が水を入れているだけで、水が滲み出てきてしまう。トラクタで作業する場合は、段々とやりづらくなってくるのである。

うちの場合は、トラクタで散布する発酵鶏糞については、先週のうちに作業を終わらせることができた。ホッと一安心である。

続いては、”アミノシャープ”という魚粕を原料とした肥料である。
こちらはまく量が少ないので、トラクタでまくには少なすぎて難しいし、トラクタの移動などで余計に時間がかかってしまうので、自分で”動力散布機”という機械を背負って散布している。この機械のいいところは、機動力があるところ。田んぼがぬかっていても、畦から強い風で肥料を飛ばすので、田んぼの中に入る必要がない。それに、軽トラに機械と肥料を載せて動き回れるので移動が早く、まき始めるのもすぐにスタートできる。

ただ、デメリットももちろんあって、1袋20kgのアミノシャープを1袋ずつしか機械に入れられないのだ。もちろん機械自体が20kg近くあるので、肥料と併せて約40kgを背負い、畦を歩くのは結構しんどい。これ以上肥料を入れることができても、歩けなくなっちゃうよね笑

なので、大体8袋まくのでも30-40分はかかってしまう。

色々機械によって良し悪しはあるけども、うちではこんな感じで使い分けている。昨日今日とアミノシャープを散布して、三割くらいは完了した。
明日作業すれば半分終わるかな。そんな感じでおおむね順調に作業は進行中。

それにしても、一日動力散布機で作業すると、体がくたくたである。
ストレッチして早く寝る!

がん!がん!がん!

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