年始の蕎麦会。
私の心の師匠であるWさんの蕎麦を、今年もいただくことができた。
お米作りの研修中にお世話になった農家さんでもある。
ありがたいことにもう14年目のお付き合いで、Wさんが栽培し、
製粉して、自ら打った十割蕎麦を、毎年ご馳走になっている。
やっちゃんももう数回Wさんの蕎麦を食べていて、大好物。
3人でお邪魔して蕎麦をいただきながら、数時間楽しいおしゃべりを。
Wさんがすごいのは、百姓として”食べ物(=生活)を作り出す”活動を続けているところ。蕎麦はその起源とも言える、Wさんを象徴する食べものだと僕は思っている。
Wさんが作っているものは枚挙にいとまがないのだが、僕が感銘を受けて、すぐに真似をしたものは、小麦だ(蕎麦も)。長野県さんの小麦を栽培し、製粉し、その粉でパンを作っている。
移住した当初、この蕎麦とパンの味を知ってひどく感動したものだ。
蕎麦や小麦の強烈な香りは衝撃を受けた。
”こんな味だったんだ!!”という感想。
当時の僕はまだ時間もたくさんあって、蕎麦も小麦もすぐにWさんの真似をして栽培して、製粉機も購入して、蕎麦打ちやパン焼きもやってみたものだ。でも、あの実践があるので今も小麦の栽培ができている。
自ら栽培をして、製粉をして、料理としてパンや蕎麦を作る。
Wさんは日常的に食卓に並ぶほとんどのものを自分で生産している。
そしてそこにクリエイティビティが加わるところに尊敬すべきところがある。
例えば、今日は”柿酢”を食前のドリンクとしていただいた。
柿酢は、柿で作られた酢である。
柿といえば、年によって当たりはずれはあるものの、秋になるとご近所から山ほどいただく。渋柿の場合、干し柿にするのがよくある加工方法。
しかし、Wさんは余った柿から柿酢を作った。そしてその柿酢とこれまた自分で採蜜したハチミツで割って、なんとも爽やかなドリンクを作ってしまったのだ。感動したなー。
そして話はいろいろ飛び回り、Youtubeの話に。
Wさんは昔からブログを更新し続けているが、最近は動画で発信しているとのこと。飽くなき探究心に触発され、僕もYoutubeを再開しようと心に決めた。
Wさんのブログ。
http://norafarm2405.livedoor.blog/
というわけで、今日たまたま撮っていたあんこを炊く様子をひとまずアップしてみた。これからは動画での発信も頭に入れながら更新していこうと思う。
年始恒例の蕎麦会。
また来年もよろしくお願いします!
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