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農作業記 #31「ポンプの始動点検 」

田植えまであと半月ほどとなった。
今日は雨予報だったので、自分の農作業の予定は入れず、
肥料まきでくたびれていた体を一旦休めることとした。

腰とか肩とかものすごい疲労感で、肥料まきが本格稼働してからは、毎日ストレッチポールでゴリゴリやったり、腰回りとか肩甲骨の辺りとかストレッチもやってるし、これは通年のことだけど、毎朝のテレビ体操も欠かさずやってる。おかげで今のところは不具合はない。

そうそう、今日は田んぼに水を入れるために使用しているポンプの指導点検ということで、ポンプ小屋に朝集合ということに。

田んぼごとに水を入れ方はさまざまで、今朝集まったのは、溜池から水を入れる田んぼだった。溜池には上流の川から水を引き込めるようになっているのだけども、この川の水は下流の田んぼでも使用している。そのため、溜池に入れるための水が足りなくなることもあるので、千曲川からポンプアップして溜池に水を入れているのだ。

かなりでかいポンプなので、動かすのもそれなりに準備が必要で、1人だとちょっと大変。というわけで集まれる人、数人で始動しているのだ。
集まったのは朝7:00。ちょうど土砂降りの時間帯。
千曲川もどんどん増水中。

ポンプにオイルを差してから、空気を抜くためにひたすらポンプに水を注入していく。これがけっこうな水の量を必要としていて、別の人が持参した小型ポンプでこれまた千曲川からポンプアップして水を注入。

空気が抜けて、いざ始動!
と言っても、水を上げる先は数百mも先の溜池。
そこまで水が到達するのにこれまた10分以上かかる。

そろそろ出たかなーというところで、1人が溜池の方に軽トラで向かい、ちゃんと水が出ているか確認に。

出てるよー!とLINEで連絡があり、今日は一件落着である。
このポンプは電気で動いているのだけども、電気代はなんと4ヶ月ほどで10万円もかかる。まさに水=お金なので、無駄に使わないようにねー!と釘を刺される笑 どの田んぼにおける水も多かれ少なかれお金がかかっているのは間違いない事実なのだけど、これほどダイレクトに水を入れるのにお金がかかると、シビアな話になってくる。
それだけ、水で苦労してきた田んぼなのである。

この田んぼは耕作者も年々減るし、田んぼの上にはソーラーパネルができるしで、大変な状況なのだけども、できる限り耕作していこうと思う。
それがここにいてお米作りしている意味なのかなと。

がん!がん!がん!

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