【質問箱186】男性が女性の家事を「あたりまえ」と思ってしまう理由

女性は男性に”家事”を、「手伝ってほしい」というより、「ねぎらって(感謝)」ほしいと思っています。

女性脳は、「共感とねぎらい」で、ストレス信号を減衰させることにつながります。
だから、家事を手伝ってくれることもたしかに嬉しいけど、家事をねぎらって(感謝)くれることのほうがずっと大事なのです。

男性が「コーヒー」とパートナー(妻)に言うと
日本では、パートナー(妻)が「お願いします」のねぎらいの言葉がなくても、コーヒーを持ってきてくれます。
イタリアでは、女性から「ありがとう」か「いらない」の返事が返ってくるそうです(笑)。

家事は
日本では、敬意や感謝の対象にあまりなっていないので、専業主婦の女性は「”ただの”主婦です」
海外では、敬意や感謝のたいしょうになっているので、専業主婦の女性は堂々と「主婦です」
と大きな違いがあります。
海外では、”家事”が大変で重要な仕事と捉えられているからです。

男性脳は、自分の身体の一部のように捉える“身体拡張感覚”が強いと言われています。
なので、自分の心臓や手に
「毎日、ちゃんと動いてくれてありがとう」
と言わないように、パートナー(妻)に対して、自分の一部と捉えていて、
褒めることも、感謝することもあまり思いつきません。

だから、感謝もねぎらいもないのは、愛がないわけではなく、逆に、強い愛着があると言えます。
なので、パートナー(妻)に先立たれると、がっくりと弱ってしまう人が多いのは、自分の一部を失った喪失感が女性より強いからと言われています。

でも、この状況は日本女性にも要因があります。
「気がきく女性」「良妻」と見られたくて、最初につくしすぎる傾向があります。
甲斐甲斐しく面倒をみてしまうので、自分の身体の一部のようにおもわれてしまいますので、女性側もつくしすぎないことも大事です。

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【参考、引用】
1)黒川 伊保子,夫に手伝ってほしいのでなくねぎらってほしい,東洋経済ONLINE,2021/05/26
2)河内瞬,日経xWOMAN,就職した妻、会社を辞めた夫。役割を交代して、夫が気付いたことは?,2019.12.10
3)8760by postseven,妻に感謝やねぎらいの言葉をかけない夫たち,2021.10.28

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