【学級通信】活動をかぶせる①

活動をかぶせることで、「待たない」でよくなります。

それについて書いた通信です。(1年生)





職員朝会を終えて、1年3組の教室へ向かう。
教室に入るとほとんどの子はお知らせを書き終わって読書をしている。

「おはようございます!」
「今、座ってた人?」
そう聞くと、元気よく手が挙がる。
その子たちを褒める。

さらに続ける。
「今読書をして待っていた人?」
これも手が挙がった子を盛大に褒める。



普段の朝のルーティンだ。
現在は、提出物を出し、お知らせを書き終えてから、読書をして待つようになっている。
教卓の上には、(各種書類)、ご家庭からの手紙が提出されている。

その間に、子どもたちは列をなして並んでいる。
お知らせチェックを受けるためだ。
字の大きさや濃さを確認しながら、ハンコを押していく。(花丸の時もある)

「よし!」「ていねいだ」「昨日より上手に書けている」「定規をつかえてる」
短い褒め言葉でどんどん押していく。

行列をなるべく作らないためだ。
行列ができると遊ぶ子が出てくる。
そうすると、騒がしくなったりケンカが起きたりする。
なので、どんどんさばいていく。

ハンコが押された子から、アサガオの水やりに行く。
最近は雨が多いので省略されることも多々ある。

次に、宿題のチェック。
持ってきた子から順に○つけをしていく。
間違いはすぐに訂正させる。

宿題チェックが終わった子から、百人一首の準備。
対戦相手を見つけ、札を広げ始める。
この時、昨日の教室は次のような様子だ。

百人一首を並べ終わった子・・・1割
百人一首を並べている子・・・4割
宿題チェックを受けている子・・・3割
宿題を探している子・・・1割
お知らせを書いている子・・・1割

(アサガオの水やりが入ると若干変動する。)

こう見ると一見雑然としているように見えるが、子どもの動きは実にスムーズだ。
次に何をするかがはっきりしているからだ。
このように活動を「かぶせる」概念は子どもたちが伸び伸びと動くうえで極めて大切だと考えている。



教室では常に時間差が生まれる。
お知らせを書く、プリントを出す、水やりをする。
すべてに時間差が生じる。
テキパキする子がいれば、じっくりやる子もいる。
その時間差は、活動を「かぶせる」ことで解消する。





明日は、この続きを投稿します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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